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2014年2月26日 (水)

■0226■

私はハゲているが、清潔感を保ちたいので、週に一度ぐらい床屋へ行く。
先日、開店時間に床屋へ行ったら、腰の90度ぐらい曲がったおじいさんが、細長い階段を昇るところであった。すぐ横に、50歳ぐらいの女性がいたので、てっきり老人が階段を昇るのを手伝うのであろうと思っていた。
ところが、その女性は老人をほったらかしにしたまま、階段の下で「スーパーでお弁当を買ってこようかな……」とひとりごとを言っていた。老人は、ひとりでヨロヨロと階段を昇っている。「おいちゃん、落っこちないでよ!」と、女性は笑いながら言った。

三鷹駅構内の立ち食いそば屋。20代だと思うけど、キリッとした顔だちの美人が空になったどんぶりを前に、携帯電話で話している。「いいから、駅の改札の中に来てよ!」と、イライラしている。「だから、改札の中にいるの!」
しばらくすると、彼女の母親らしい女性が、そば屋の中に入ってきた。「お前、何を食べたの?」と、娘に聞く。母親は、自販機で食券を買って、何か注文しようとしている。娘は、呆れたように黙っている。母親はカウンターに並んだ樹脂製のハシが嫌なようで、割り箸はないかと、しつこく店員に聞いている。

何がどう、というわけではない。どちらも、異様な光景だった。それぞれ、血のつながりのある家族だと思うのだが、そこにはコミュニケーションが不在だった。


『アフリカ中部ウガンダのムセベニ大統領は24日、一部の同性愛行為に終身刑を科す「反同性愛法案」に署名した。』(
ウガンダ国会は、2013年12月に「反ポルノ法案」を可決している。女性がひざより上を露出して歩くと、逮捕されるのだという。平たく言えば、生殖目的以外のセックスを禁ずる――よって、性欲そのものを制限する政策らしい。

ウガンダには、国策によってHIVを劇的に減らした過去がある。反同性愛法案は、その歴史の上に成り立ったのだろう。同性愛者の実名リストを、顔写真入りで掲載する新聞さえある。
この国を覆いつづけた貧困と暴力の前に、欧米的な人権意識は通用しない。

児童ポルノ規正法も、我が国固有の歴史から議論されねばならない。平沢勝栄議員のように「諸外国が禁じているから」で法律を決めていては、むしろ諸外国に笑われる。


『リベラル勢力が触れない“田母神60万票”の理由』(
いい記事だとは思うが、「脱原発による電気料金の値上げはどうカバーするのか」、これは勉強不足。現在、すべての原発が停まっているのは原子力規制委員会と電力会社の都合でしかなく、電気料金の値上げなど、電力会社の経営上の問題にすぎない。

3年前、福島第一原発事故の直後、まっさきに原発維持を口にしたのは、僕のまわりでは、基本的に性格の悪い人。自己愛が強く、他人に厳しいタイプの人。規律を重んじる朴念仁タイプの人。

一方で、「だいたい、左翼なんて、みんな社会のエリートじゃないですか」という在特会広報局長の言葉(講談社『ネットと愛国』より)が、胸にひっかかる。
エリートでないが、ライターだの文筆業だの名乗って、「原稿料だけで生計を立てている」と豪語してきた僕が、脱原発文化人を嫌悪できるのか。ハンパな業界人ヅラをしておいて、今さら中立派ぶるな、とも思う。


自分のミスを低く見積もるものは、しょせん低い理想しか抱いていない。
リスクを過小評価するものは、最初から高い目標など設定していない。

こういう気分のときは、たいてい人と話すと回復するのだが、今日はダメだった。

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