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2014年1月 5日 (日)

■0105■

スーパーフェスティバル64()開催まで、一週間となりました。
今回も「Hard Pop Cafe」として、出店します。ブースはD-18です。たぶん、新作フィギュアを未塗装状態で展示します。モチーフは『タイムボカン』のヒロイン、淳子です。


つまらなかった映画は、一晩でタイトルごと忘却するようにしているのだが、あまりのつまらなさにメイキングまで見てしまった映画が『星の旅人たち』。Yahoo!の映画レビューなど普段は決して読まないのだが、『星の旅人たち』に関しては、評価の低いものだけを選んで読んでしまった。
20120306006fl00006viewrsz150xマーティン・シーン演じる老医者が、息子を亡くす。息子はスペインで巡礼の旅に出ていたのだが、嵐かなにかで死んでしまったらしい。マーティン・シーンは発作的に「息子の遺灰とともに、巡礼の旅をつづけよう」と思いつき、旅の途中で男女3人と知り合う。

登場人物がみんな、偶然をよそおって、印象的な登場の仕方をする。出るなり議論をふっかけてくる。出るなりトラブルを起こす。出るなり奇行に走る。とにかく観客の印象に残ろうと必死。旅の仲間に加わろうと必死。
退屈してくると、素っ頓狂な人物を出して、無理やり盛り上げようとする。人に頼る。役者に頼る。間がもたなくなると、人に振る。監督の生きざまが、そのまま表れたような映画だ。そう思って見ると、あちこちに苦労のあとが丸出しに投げおかれていて、けっこう面白い。

退屈な映画には、「スランプに陥った小説家」がつきもの。この映画にも、もちろん登場する。もちろん自分の人生を語るし、「小説のネタにする」名目で、人に質問しまくる。
この苦しまぎれな小説家は最後に何を言うんだろう?と思って見ていると、なんと「最後のフレーズが思いつかない」と苦笑して立ち去るのだから、けっこう面白い映画だ。


なぜこんな映画になったのか、メイキングを見るとハッキリする。
マーティン・シーンが、息子に監督させた映画なのだ。そんな身内のナアナアで、まず面白くなるわけがない。しかも、この監督は息子役で映画に出てしまっている。顔がバレている。もう逃げられない。さらに、アイデアの発端は「マーティン・シーンが孫と旅に出たこと」で、チョイ役でマーティンの娘まで出演している。
マーティン一家が、次々と駄作のできた理由を自白していくメイキングは、かなりエキサイティングだ。駄作ができるのには、ちゃんと理由があるわけだ。親子三代、映画一本に甘えすぎ。

原題は「The Way」というミもフタもないものだが、かえって味わいぶかい気がしてくる。
国内配給は、これまた期待を裏切らずにアルバトロス・フィルム。『ロズウェル 星の恋人たち』をパクったような邦題も、「ゲテモノ専門のアルバトロス配給だから」と考えると納得せざるを得ない。
つまり、100のうち99まで失敗しつづけた映画なのだが、日本配給がアルバトロスに決まったことによって、ひとつだけ勝てたというか。映画の存在する意味が、パタッとひっくり返ったわけだな。

(C) The Way Productions LLC 2010

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