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2013年11月15日 (金)

■1115■

明後日、日曜日、開催! トークイベント『オッサンになったから、美少女フィギュアでも作ろうぜ!』
Ca0o2v19 日時:11月17日(日) 15時~17時 ※延長あり
場所:模型塾(
出演:廣田恵介、べっちん、東海村原八
備考:入場無料
ネット配信:こちら

奇しくも、今月発売の「モデルグラフィックス」誌に掲載されるネタが、美少女モノのキットです。もしかしたら、この手の話題で語れるのは、今がひとくぎりなのかも? そんな思いもあり、カッコつけをやめて「40歳をすぎて、わざわざ美少女のフィギュアを作る心境」を語ります。

あと、僕らオッサン世代の価値観が、若いオタク(という人々がいるのかどうか?)に通じなくなってきたので、そういう意味でも、今がラスト・チャンスなのかも。チャンスというか、「やっぱり、若者たちには通じないのか」と実感できたら、成仏できるじゃないですか。「オジサンたちは『ヤマト2199』見て、森雪のフィギュアでも買ってるんでしょ?」と誤解されてるなら、なおさら、言い返しておきたいじゃないですか。

……そういう意地の持ち方自体が、もうすでに古いんだよね。だけど、僕らの歳じゃないと、フィギュアの話題でないと、言えないことがあるからね。
日曜日の東京は、18℃と暖かいので、ぜひ来てください。


取材で知ったんだけど、ギリシャのサントリーニ島に行きたい。今から調べて、来年6月ぐらいに。その頃までは、航空券が安いから。

フィギュアの件もそうだけど、自分にとって何が幸せなのか、考えはじめるのが遅すぎたね。あるいは、自分にそれほど期待できない年齢になったから、やや背伸びしたところに幸せがあると気がついたのかも知れない。


今はイベントのことだけ考えたいんだけど、秘密保護法の審議がガタガタで、自民党という組織の気持ち悪さが、つぎつぎと露呈している。こんな人たちが政権を握りつづけていて、大丈夫なんだろうか。秘密保護法以前の問題だよ。

たとえば、山本太郎議員に右翼団体からナイフと脅迫状が送られてきたけど、鴻池祥肇という自民党議員が「犯人は私ではない。私は近くに寄って、すぱっといくから。間接的な殺人はしない」と発言したそうで。
鴻池という人は、72歳。この年齢の老人は、自分を強く見せたい願望から、暴力自慢するんです。「暴力老人」で検索すれば、山ほど事例が出てきます。
僕の母を刺殺した犯人も、よく「俺の歳でも、お前の腕をへし折るぐらい、ワケないんだぞ!」と息巻いてましたっけ。犯人が出所してきたら、私も腕をへし折られるんでしょうか?

だけど、「間接的な殺人はしない」という言い方は、ものすごいよね。殺人自体は否定してないわけだよね。これが国会議員だよ? 与党の議員なんだよ?

福井県警の警部が、会社役員を恐喝して、100万円を脅しとったでしょ? 毎月必ず、警察官が恐喝事件を起こしている。今もう、日本はそういう国。
税金を払うとき、嫌悪感で、鳥肌が立つんですよ。「いい国だから、喜んで税金を払いますよ」なんて人、いるんですか? 自民党に心酔し、「お巡りさん、左翼のヤツラを皆殺しにしちゃって」という人たちは、高所得者なんでしょうかね。


今月は取材が多くて、いろんなところで、若い人とも話したんだよね。
そうしたら、若者はまず人口が少ない。そのうえでアニメやゲームばかりしている人は、もっと少ないから、マイナー意識を持っている。少数派だから、強いものに憧れ、決して戦おうとはしないんですよ、と……20代前半の人が、そう言っていた。

どこか、人気のない場所で、ひっそりと暮らしている分には、幸せなのかも知れないね。インターネットで仲間は見つかるだろうし、わざわざ、外に出ていかなくても、孤独は癒せるだろう。
人口が減るにしたがって、結婚という価値観も、絶対的なものではなくなってきている。何十年か後には、沈黙におおわれた滅びの道だけが、ひっそりと残されるのだろうか? 言葉にすると、甘美ではあるけれどもね。

――自分にとって、何が幸せなのかをつきつめたとき、ようやく「敵」というものが現われるんです。自分の幸せにとっての敵。のらりくらりと生きていてるくせに「俺には、敵なんかいないよ」というのは、そりゃ本当の幸せを知らないってだけのことです。

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