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2013年10月14日 (月)

■1014 クロアチア旅行記・4■

モスクワで一泊、クロアチアの首都ザグレブで二泊、貿易都市リエカで一泊し、いよいよ旅の最終目的地であるロヴィニへ移動します。

昨夜のリエカの町の、はち切れんばかりの元気さが忘れられず、朝食後に、ホテル近辺を散歩。
Cimg0109(←貿易港なので、こういう渋い船や倉庫もある。)
月曜日の朝8時なので、通勤途中のお姉ちゃんが、チラホラいる。市場も開いていた。

10時に、ホテルに頼んでおいたタクシーが到着。いかついオッチャンが運転手だったが、「バス・ターミナルから、どこまで行くんだ? ロヴィニ? それなら、5番乗り場だ。あそこに見えるだろ」と、本当に親切。
まだ一時間ぐらい時間があるので、バス・ターミナル近くの待合室で、サーモンとチーズ入りのパンを買って、食す。さすが海に近いので、ソーセージやサラミではなく、サーモン。

バスは、プーラという大きな観光地を経由して、ロヴィニへ向かう。
Cimg0111(←リエカの長距離バス・ターミナル。奥に、いかにも港町らしいクレーンが見える。リエカ→ロヴィニのバス代は、106クーナ。2,000円もしない。)
バスの車内は閑散としていたが、僕の後ろの席では高校生ぐらいの女の子が3人、席から身を乗り出しておしゃべりしていた。その子たちもプーラで下車し、ロヴィニへの車内は、僕をふくめて3人きりとなった。


ロヴィニのバス・ターミナルは拍子抜けするぐらい、小さい。到着してすぐ、明後日、ザグレブに帰るためのバス・チケットを買っておく。とにかく、まずは足を確保する。(ロヴィニ→ザグレブ間は、152クーナ。遠距離なのに、本当に安い。)
午前便のチケットが買えたので、安心してホテルへ向かう。重たい荷物を押して歩くのは、さすがに懲りたので、タクシーに乗る。運転手はオジイサンと言ってもいいぐらいの年齢だったが、「チャオ」と笑顔で別れた。クロアチアの、オッチャンたちのキュートさは女子高生に勝る。

ホテルは旧市街の入り口、チトー広場に面した素晴らしい場所に建っている。
荷物をおろして、雨がやんでいる間に、キキのフィギュアを持って旧市街へ向かう。
Cimg0115
ここからは、写真おおきめで行きます。ホテルから歩いて2分ぐらいの桟橋。やはり、まだ雨がポツポツと降っている。
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反対側の港から、旧市街を望む。こちら側には大きな駐車場がある。中央に見える丘の上のエウフェミヤ教会が、いい目印となっている。旧市街そのものは、一時間もあれば回りきれてしまう。
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このように、入り組んだ街路から、いきなり海へ降りられてしまう場所が、いくつかある。このブツギリ感が魅力。しかし、たいていは可愛い感じのお店に改装されてしまっている。
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ほら、こんな具合に。「なんという俗物」と思った。デザインの上に、デザインを重ねているだけというか、店のオーナーの「してやったり」感が嫌味かな、と。
旧市街を離れるとすぐ、港の周りに、ギトギトに毒々しいカフェの看板が、競い合うように並んでいます。
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夏には海水浴もできるようなので、トロピカルな南国ムードに爆走してしまっている。この頭の悪さこそ、むしろクリエイティブだ。この通りには「3D PHOTO CRYSTAL」という看板も出ていて、もう何の店だが分からんでしょ? この優美な古都に「3D」って、アンタ。
だけど、これらのケバい看板や「3D」の破壊力は、町の景観に便乗して何か創った気になっているアーティストに対して、圧倒的に勝っていると思うのです。
Cimg0161
こうやって、カフェの店頭で音楽を流すと、お客さんが踊りだしてしまったり。「何とでも、どうとでも楽しんでくれ」と言わんばかりの投げっぱなしの気軽さが、町全体から漂っている。
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ザグレブまでのバス・チケットも買えたし、残金を計算して「多少は贅沢してもいいかな」と思い、レストランへ。ラム肉とピザ、ビールもひっくるめて、111クーナという安さ。高いお店だと、一皿で250クーナとか書いてあるので、安そうな店を慎重に選んだ。
この店は、ボーイの太っちょのお兄ちゃんが通りかかるたび、満面の笑みでウインクしながら「GOOD?」「OK?」と親指を立ててくる。そのバカっぽさが、かわいくて仕方ない。チップ多めに渡してしまった。
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西の空が、なかなか暮れてくれない。夕陽を見逃す手はないので、また教会のある丘へ向けて歩き出す。教会の中は、ステンドグラスからの光が、聖人の像を見事に照らすように配置されている(写真は禁止なので、撮っていない)。
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この時間になると、旧市街に観光客はおらず、映画に出てきそうな暗い石畳を歩くのは、市街に自宅のある人ぐらいだ。
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教会がライトアップされる時間まで、待ってみた。近くのトイレは、5クーナ(クロアチアの公衆トイレは有料のところが多いが、5クーナは高い)。そのトイレも、営業終了だ。
この鐘楼のてっぺんには、エウフェミヤという15歳の少女の像が、町を見下ろしている。雨の日も、荒らしの夜も、彼女は悠然と天空に立ちつづけている。世界最強のフィギュアだ。
僕は、町のどこからでも見ることの出来る彼女の雄々しい姿に、すっかり惚れこんでしまった。

翌日、僕は15クーナ払って、この鐘楼に登ってみた。入り口のところで、屈強なオジサンが黙って仲間の帰りを待っていた。なぜなら、木の階段の下が丸見えで、むちゃくちゃ怖いからである。

とりあえず、町を二周したところで、初日はダウン。20時に就寝。とうとう、クロアチアの西の果てまで来た。

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