■1011 クロアチア旅行記・1■
10月3日~11日、クロアチア共和国を一人で旅してきました。今回は、子細にメモをとったので、それを元に旅行記を書きたいと思います。
クロアチアは「く」の字型をした国なのですが、今回は首都ザグレブから西へ、長距離バスを乗り継いでの旅です。貿易都市であるリエカで一泊し、最終目的地は、小さな古都ロヴィニです。
ロヴィニは、ネットの記事で少し有名になったのに、世界遺産もないし、観光ルートからは、なんとなく外されてしまうようですが……。
こんな風情なので、「ジブリアニメっぽい」とか言われています。「『魔女の宅急便』に出てくる都市は、クロアチアではないかという噂がある」などと、旅行の本にまで書かれる始末です。
実際には、『魔女宅』で取材されたのは、スウェーデンです。
だけど、「せっかくキキのフィギュア(■)作ったんだし、本当に“海の見える街”で撮影してくれば?」と友人に薦められ、キキと一緒に、クロアチア最西端のロヴィニまで行ってきました。
この日は雨模様だったんですが、ロヴィニに着いてから1~2時間だけ、ちょっと日が出たんです。その隙に、旧市街の三ヶ所ぐらいで、撮ってきました。←こういう場所とかで。普通に観光客が通りすぎつつ、チラチラ見ていきます。またポツポツ降ってきたので、人目なんか構っていられない。
だけど、背景が良くてもピタッと平面に置ける場所がなかったり、町全体が雨で濡れていたので、いろいろ苦労。
意外と、オタク的なものに出会えた旅だったので、今後の更新をお楽しみに。
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まず、番外編として、飛行機の乗り換えの都合で立ち寄った、モスクワの話でも。(東京でビザ取るのが、面倒でした。)モスクワのホテルで一泊するため、シェレメーチエヴォ国際空港で降りて、ホテルに向かいます。
(←青と銀をベースにした建物はSF風でカッコいいのに、いろいろ問題ある空港として知られる。ユーロは使えず。)
送迎バスが見当たらないので、タクシーの運転手に「ユーロ、OK?」と聞く。だが、「ユーロ? ユーロって何? そういう名前の都市に行きたいのか?」と、まるで通じない。
印刷物に刷られたEUROという文字を見せると、「ああ、ュイェロか。使えるよ」。まったく発音が違う。
ホテルのフロントのお姉ちゃんは、ブロンドのショートヘアに白いスーツで、本当に70年代SFというか、アンドロイドっぽい。翌朝、「チェックアウト」とルームキーを差し出したときも、パソコン画面を凝視したまま「んーふ」としか言わない。そういう人造美女が好きな人には、たまらんホテルなんだろうけど、併営のレストランではユーロ使用不可。
ホテルの周りには、SUBWAYがあるだけ。どうせユーロは使えないだろうから、通りすぎる。翌朝の朝食サービスまで、水で我慢。その近くにあった花屋が、80年代スピルバーク製作総指揮というか、裏庭から冒険がはじまりそうな、いい雰囲気だった。
翌朝は、ホテル前からの送迎バスで空港へ(バスというか、ワゴン車だけど)。ターミナルF、E、Dに停車するんだけど、Fで停まると、一緒に乗っているオッチャンたちが口々に「F!」「F!」「F!」 後ろの乗客に伝えるためなんだけど、その掛け声がまた、SFっぽくてカッコよかった。
ちなみに、モスクワまで飛行機で7時間ぐらい。モスクワから、クロアチアの首都ザグレブまでは、さらに3時間近くかかります。
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