■0929■
エルドランシリーズ グレートメモリアルブック 絶対無敵ライジンオー 10/1発売
●内田健二プロデューサー、インタビュー構成
聞き手は編集の方で、記事の構成・執筆のみ行いました。
『ライジンオー』当時、内田さんはプロデューサーでした。私がサンライズに雇われた時は、企画推進室長。今は、社長です。
サンライズを辞めた後、内田さんからは「何か面白い漫画や小説、ない?」「こんな企画進めているんだけど、手伝ってくれない?」と相談されることがあり、そのうちいくつかは、実現しました。
……その頃の僕は、「自分が中心になって、企画を回すべきだ」という野心が燃えつきて、まだ「冷め切ってはない」温度だったので、ほどよい距離感が保てたのだと思う。
内田さんも、「元・部下」ではなく「飽くまで、本や雑誌に書いている人」と扱ってくださったので、それが良かったんではないかな。
■
スーパーフェスティバル63、ご来店いただいた方、誠にありがとうございました。うちのキキ(■)も、何人かの方に写真を撮ってもらったり、「可愛い!」と言ってもらった上、パッケージデザイナーのべっちん氏に、箱絵まで作成していただきました。
(タミヤMM風に処理したセンス、さすがです。)
会場では、女性の意見を聞けたのが、非常に有意義でした。
フィギュアは、あと4~5体は作ります。
ただ、3月に旅行したときのように、「模型どころではない」という気分になったら、どうなるのか分かりませんが……。
旅行のあとは、3ヶ月、模型に触りませんでした。「ヨーロッパの風景や建物をモチーフにしたものなら、何か作りたいな」と思いはじめ、ジブリ関連の仕事が舞い込んできたのがキッカケとなり、フィギュア制作にいたりました。
イベントで熱く語ったようなパンチラ(■)ではなく、風景というか空気感を作りたかった。
いずれは、40数年分の煩悩を武器に、強烈なエロ香をはなつ悩殺フィギュアも作ってみたい……渋いオッサンを作るのも、美少女を作るのも、この歳になると大差ないというか。ずっと人間を見てきた分だけ、武器の種類は増えている。フィギュアを作っていると、よく分かる。
スーフェスでは、出品したプラモデルがほとんど売れてくれて、旅先では、すこし贅沢ができそうです。
■
『ガッチャマン クラウズ』最終回。「クラウズ」は群集という意味なのだが、「小さな混乱を、より大きな混乱をもって無効化する」見事な収束ならぬ拡散のおかげで、やっとタイトルの意味が分かった気がする。
「ガッチャマン=クラウズ」ではなく、「ガッチャマン+クラウズ」なのね。どちちが主でも従でもなく。
「目的」を捨てた時点で、累はカッツェに勝ったんだよね。
「あなたがリーダーだけど、あなただけがリーダーではない」というラスト、あっぱれ。
Xは、「あなたの○○としてのスキルが必要とされています」と言うけど、「逃げたいときは、全力で逃げてもいい」。あらゆる過程が、それぞれ結論となっている。素晴らしい。
「心の中で、いったん、自分の役職を辞めてみる」というセリフも、生きていくヒントになっているし、すごい。
制作状況の苦しさは、あらゆる場所で耳にした。だけど、最終回は作画もよかったし、こんなスケールの大きな作品をありがとう、とスタッフさんには言いたい。
旅行前に最後まで見られて、本当に良かった。『クラウズ』については、次号の「Febri」でもたくさん書かせてもらったので、よろしくね。
(C)タツノコプロ/ガッチャマンクラウズ製作委員会
| 固定リンク
コメント