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2013年8月21日 (水)

■0821■

レンタルしてきたものの、ぐっすり眠ってしまった映画、2本。

『ネバーランド PART1 ピーターパンと魔法の石』。劇場未公開のDVDオリジナル。アルバトロス発売なので、まあ、察してください。
一見、スキンヘアに見える、全身銀色のティンカー・ベルに、びっくり仰天(しつつ、寝た)。

『トータル・リコール』(2012版)。とにかく、CG満載の映画が見たかったので。
Total10美術が『ブレードランナー』リスペクトで、雨の降りしきるアジアめいた未来都市は、なかなか良い雰囲気だった。
ミニチュアのような雑然とした街並みの、はるか奥のほうに、小さく薄紅色に染まった空が、かすかに見えている。そのセンチメンタルな構図。SF映画、特撮映画にしかあり得ないはかなさが、そこにはあった。

……と言いながら、二回見て、二回ともぐっすり寝てしまったわけだが。
三回目に見たら、やっぱり途中で飽きてしまった。だいたい、「未来の車」が大活躍するSF映画は、要注意です。『ブレードランナー』のスピナーは、ちょっとしか出なかったでしょ。

頭から見て、まるでつまんなかった映画はさておき、「うっかり寝てしまった映画」には、何らかの値打ちがあるような気がしている。
本日借りてきた映画は、『オリンダのリストランテ』。さて、眠れるか?


3月のクロアチア・ツアーでは、ドーハ国際空港から、ブダペストを経由した。
僕は、窓際の席に座っていて、隣には金髪のお姉ちゃんと、その彼氏だか旦那だかが座っていた。窓際の席で、隣に外人のお姉さん。46歳にもなっても対人恐怖を克服できない僕にとっては、最も緊張するシチュエーションのはず。
だが、僕は居眠りしたり、機内上映の『ピーター・パン』を見たりして、リラックスできた。これが、旅のマジックというやつだ。

そのお姉さんは、長旅で疲れているらしく、一言も話さなかった。機内食が来たとき、英語で「○○料理って何のこと?」と、CAに聞いていたぐらい。
ブダペストで駐機したとき、降りるお客さんも大勢いた。なので、通路側に座っていた彼氏が、僕に「君は、ここで降りなくていいの? ザグレブまで乗るの?」と聞いてきた。英語だったけど、なんとなく、ニュアンスで分かった。
僕は「イエース、サンキュー」とだけ答えた。

その時の、おどおどした彼氏さんの顔が、忘れられない。
席が空いたので、金髪の彼女は、無言で別の席へ行って、眠ってしまった。彼氏さんは、そんな彼女に声もかけられず、気まずそうにしていた。ケンカでもしてたんだろうか。

僕の人生の友。それは、対人恐怖と計画性の無さ。
どちらも、海外旅行とは相容れない。でも、だから行くんだよ。


国内のことを書くと、どうしても暗くなるので、もう少しクロアチアの話を。

ツアーの最後に、トロギールという小さな島のような形の観光地へ寄った。
Cayew4n7その時に地元のスーパーで買ったのが、この本だ。タイトルを『クロアチア語常用6000語』で調べると、「熱帯」という意味のようだ。
中身は動物図鑑なのだが、それぞれの動物のペーパークラフトが付いていて、最後のページに付属する熱帯雨林のジオラマに、ぜんぶ飾れるようになっているのだ。装丁も凝っていて、インクの染みや褪色した跡が、印刷で再現されている。
これを買ってきたら、同じツアーの女性たちが「うわあ……」「きれいな本!」と寄ってきた。だけど、最後のページが破れていたんだよな。

すると、女性たちは「まだバスの出発まで5分あるから、取り替えてもらいなよ!」と口々に言う。
僕は、ダッシュでスーパーへ戻り、日本語で「ここ破れてるから、新しいのに替えてもらっていいですか?」と訴えた。何を言わんとしているかは通じたらしく、レジのおばさんは「ああ、どうぞ」みたいなことを言って、すんなりと取り替えてくれた。

僕がひとりで頼りなさそうに見えたのか、同行した女性たちには「ちゃんと本、とり替えてもらった?」「廣田さん、時計は買ったの?」と、何かと気をかけてもらった。
だけど、今度はひとり旅だ。寂しい思いを、することになるんだろうな。

(c) 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

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