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2013年8月15日 (木)

■0815■

オトナアニメ Vol.31 23日発売
Ot31_2
●『ガッチャマン クラウズ』取材記事
ちょっと早いけど、告知しておきます。聖地巡礼特集の一環ではありますが、『クラウズ』の設定構築の工藤孝雄さんを中心に、お話をうかがってきました。
「根本的帰属の誤り」、「ゲーミフィケーション」……作品を読みとくキーワードが、いくつか載っています。

●『パシフィック・リム』レビュー
実写映画は、「こんなこと書くな!」「こんな感想を持つな!」などと説教されないから、自由でいいなっと。
公開前に書いたので、作品を見た方からは「何をいまさら?」と言われるかも知れないけどね。


取材の帰り、編集者が『ガッチャマン クラウズ』を見てないというので、「ソーシャル・ネットが発達した世界で、古典的ヒーローたちが行き場を探す話だ」と、力説してしまった。
だけど、違う角度から見れば、ソーシャル・ネットの危うさを描いてもいるし、また別の角度から見れば、ガッチャマンたちは話の遡上にすら、のぼらないだろう。その多面性が、何よりの魅力だ。

第4話では、ようやく変身した丈とベルク・カッツェの、短い戦闘シーンが好きだ。
Photo4_1丈のようなニヒルな二枚目の変身後の姿が、全身から排煙し、頭に煌々と炎を灯したスチーム・パンク調の戦闘スーツ! このセンス、たまらんね。
武器は両腕に取り付けられたマシンガンだし、羽を広げたと思ったら、なんと足首からのジェット噴射で飛ぶ。この骨董品じみた無骨さが、丈のクールさとミスマッチしている。

カッツェがガッチャマン同様に変身することは、取材で聞いて知ってはいたのだが、宮野真守の声で「バババババ、バード・ゴー!」 この胸がムカムカするようなカッコよさ。ヒーローとライバルが対峙したときの高揚と悦楽を、宮野の怪演が際だたせている。

そして、カッツェの正体も知らされぬまま、彼を「敵」と決めつける丈の短絡と勘違いも、噛めば噛むほど、舌の奥でジワリと効いてくる。
ソーシャル・ネットにお株を奪われた丈は、酔いにほてった頬を自分で打って「正義の味方なら、ここにいるぜ。ガッチャマン、なめんなよ」。
カッツェとの対決を決意した丈。その目指すベクトルは、あくまでもサブ・プロットに見える。丈には、カッツェを倒すほどの力はないはず。では、丈から発したベクトルは、一体どこへ伸びるのか?

美は乱調にあり。より混沌たれ、『ガッチャマン クラウズ』!


いま、ファンド(石粉粘土)で、2体目のフィギュアを作っている。
一体目は、10月の旅行の前に完成させたい。でも、電車に乗っている時でさえ、「今夜は耳を形にして、明日の朝は指にヤスリをかけよう」と工程を考えているぐらいだから、きっと間に合う。
仕事がなかったら、寝ないで作っていたいぐらいだよ。「ひとりで酒飲むぐらいなら、フィギュア作ろう」とまで思うもん。

フィギュアのいいところは、ガンプラの改造と違って、人に「変態」と呼ばれかねないところ。
今風のキャラを、今風の作り方でやっても、必ず若者に負ける。だから、「勝てる場所」を自分で確保しなきゃならないのが、オッサンのフィギュア作りの醍醐味であり、陥穽であり、業でもある。
何度も何度もバージョン・アップされる初代ガンダムを、ありがたそうに作ってれば、平穏で退屈な人生を送れるんじゃない?

「この歳で、恥はかきたくねーな」と思った瞬間から、人生は縮退していく。俺は、死ぬまで踊っていたい。 

(C)タツノコプロ/ガッチャマンクラウズ製作委員会

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コメント

著者校お出しできずにすいません。

ブログの記事中にあったキーワードはきちんと生きてますのでご心配なく!

投稿: umezo | 2013年8月16日 (金) 11時11分

■ umezo様
キーワードが生きてるなら、特に問題ないです。

投稿: 廣田恵介 | 2013年8月16日 (金) 12時13分

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