■0423■
5月3日~開催のマチ★アソビ、廣田は以下、三つのイベントに参加します。
【5月3日(金)】
13時~ 『アニメ編集・ライター クロストーク 』 ■
14時~ 『鋼鉄のヴァンデッタ 上映会&トークショー』 ■
15時半~ 『廣田恵介が聞く! フィギュア・メーカーの デザイナーって、 どんな仕事?』 ■
『鋼鉄のヴァンデッタ』は、ufotable CINEMAのシアター2(定員29名)での上映とトークになります(入場無料)。
「自主アニメをつくりたい」「アニメ業界に入って、自分の作品をつくりたい」人には、勉強になると思います。ゲストはプロデューサーと監督を兼任した玉村仁さん、キャラデと作画監督を務めた高橋裕一さん(『マクロスF』)。
『フィギュア・メーカーの デザイナーって~』は、フィギュアに興味がなくても、面白い話を聞きたい人は、どなたでも来てください(しんまちボードウォーク、パラソルショップにて)。
ゲストのべっちんさんと、古いプラモデルを持ち寄って「これの、一体どこがどう面白いのか?」を、あらゆる角度から、熱烈に解説します。むしろ、プラモデルに興味のない人にこそ、見てほしい。
皆さんのお越しを、お待ちしております。
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いろんな国の映画を見ようと思って、スイス映画『マルタのやさしい刺繍』(原題は「イヌサフラン」という花の名前)。自分の中で『がんばれ!ベアーズ』基準みたいのがあって、最初はネガティブに捉えられていたチームが、最後にはみんなから応援される(価値観が逆転する)映画は、だいたい、『ベアーズ』を基準に見てしまう。
『マルタのやさしい刺繍』は、小さなスイスの山村で、手づくりのランジェリー・ショップを開店したマルタ婆さんが、ちょっとずつ味方を得ていく話だ。味方になる人々が、それぞれの事情で、知識と技術を生かしながら戦力になるところが良い。『ベアーズ』も、メンバーに多様性があったから、価値観を転覆できた。
そして、「ランジェリー・ショップなんて、この村の伝統が汚される」と反対するのは、社会的に強い立場のオッサンたち。老いた両親と、どう折り合いをつけていくか?という、まあ、僕ら世代ですよ。どこの国でも、僕ら世代は頑迷固陋で、文化の邪魔なんですよ。
オッサンたちは、この映画で、わが身を振り返ってみるべきだね。
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もうひとつ、スイス本国での予告編と日本版予告編の差。
本国版は、セリフと芝居だけを積み重ねて「何が起きるのか」を、ぼんやりと想像させる。対して、日本版は「テロップを多用したストーリーの説明」なんです。日本はとにかく「分かりやすく」しすぎるあまり、「誘導」になりがち。ようするに、テレビ文化なんだよ。誤読されるのが、怖いんだろうな。
――いきなり、アニメの話になるけれど、『翠星のガルガンティア』第3話。攻めてくる海賊たちに、何の戦術もないのが残念だった。ロボットをサーフィンさせるのは面白いが、あのジェット燃料(?)は、一体どこから調達しているのか? ロボットが船によじのぼるのはいいけど、回収はどうするのか? 『ナウシカ』の原作を読むと、戦術が実に丁寧に考えられている。訓練された部隊の無駄のない動きを、リアルに伝えてくれる。
『ガルガンティア』第3話に限らないけど、冷徹に全体状況を描くべきところを、「キャラクター」に寄せて曖昧にしてしまう傾向が、散見される。
ちょっとでも、専門分野に足を踏み入れると「マニアックですね」と返されてしまう。下手すると、本を読んでいるだけで「勉強熱心ですね」と言われてしまうよ。
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旅行の計画を考えている。
初日、ザグレブ泊。翌朝、長距離バスでプリトヴィッツェ湖群国立公園へ行き、一日かけて散策する。そのまま園内のホテルに宿泊できないか? 翌朝、また長距離バスでザグレブに戻り、そのまま帰国――二泊3日で、クロアチアへの再訪を考えている。飛行機で片道10時間もかかるので、二泊5日になるんだろうけど。
首都ザグレブの都会生活も見ておきたいので、クロアチア観光局から、パンフレットを取り寄せた。
そして、明日の「エヴァコン」は、友達が多忙なため、ひとりで参加することになりそう。
(C)Buena Vista International(Switzerland)
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