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Febri Vol.16 10日発売予定 ●渋キャラオヤジ列伝 第九回
カラー出張版の今回は、『たまこまーけっと』より、北白川豆大です。何しろ、藤原啓治さんですから。
執筆時は、まだ7話ぐらいまでしか放映されていなかったので、後半~最終回はシナリオを読んで書きました。すると、シナリオから、セリフがどんどんカットされていくんです。テレビシリーズでは、よくあることですが。
そういうイレギュラーな進捗具合に合わせて、原稿を刻々と直していくのは、面白くはあった。
●『鋼鉄のヴァンデッタ』インタビュー
監督の玉村仁さん、キャラデ・作監の高橋裕一さんにお話をうかがいました。
いろいろ謎の多い企画なのですが、マチ★アソビ(■)で、玉村さんと高橋さんを招いて上映会とトークショーをやります。
マチ★アソビは、計3つのトークに出ることになりそうなので、3日間、ずっと滞在します。
それと、今月28日のスーパーフェスティバル62(■)に「Hard Pop Cafe」として、出店します。
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スタイル編集部から「アニメスタイル003」をいただきました。いつも、ありがとうございます。
もはや、いろんな作品の原画の描線を、雑食的に楽しめるアニメ雑誌(定期刊行物)は、アニメスタイルのみ……いま、原画集は、各プロダクションが作品単位で出すようになってしまったので、「一冊にいろんな作品の原画が出てる」本って、稀でしょう。
やっぱり、原画を見る・選ぶには「目利き」でないとアカンのです。どの絵がいいか、分かっていないとダメ。機械的に、ぜんぶ載っているからいいってものではない。
なんでもかんでも「オフィッシャル」が「正解」で、雑多さが刈り取られていくのは、いい傾向ではないです。どのジャンル、どの媒体、どの業界でもそうです。
個人的には、山木泰人さんのインタビューが面白かった。
20代のころ、フェニックスの面接を受けたことがあって。そのとき、山木さんに「君はプロデューサーには向かないけど、他の人の面接が終わるまで、ちょっと待っててくれる?」と言われて。
「いろいろ企画を持ってるんで、手伝ってくれないか?」という話になって、山木さんのアイデアを聞きながらイメージボードのラフを描いて、知り合いのイラストレーターに発注するという仕事を、していたのです。そのイラストレーターを山木さんが気に入って、その後、いくつか作品に参加してましたね。
そういう貪欲な、「いいと思った才能は逃さない」ガツガツした感じは、このインタビューからも滲み出ています。
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最近、クロアチアを一人旅した人の旅行記を読んでいる。僕はしょせん、ホテルも移動手段も保障された上で、楽しんでいただけであって。観光地のレストランのメニューには、日本語もあったし、ビールを頼むと「大きいの、小さいの?」と日本語で聞いてくる店さえあったし。
(←朝10時、ドブロヴニクにて。)
観光地から、やや外れた普通のスーパーで、缶ビールとおつまみを買うと、えらい冷淡なんですよ。そっちの方が、むしろ気持ちよかったりしてね。
スプリットって、世界遺産に登録されるぐらいの都市なんだけど、ちょっと離れた市場をぶらつく方が面白かった。「何も買わないなら、あっち行け」って、露骨にウザがられたから(笑)。
自分が、役立たずのハゲたオッサンである……という出発点から、一体どこまで行けるのか、ちょっと試してみたい気分ではある。
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