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月刊シネコンウォーカー 明日より配布
●『機動戦士ガンダムUC』レビュー
記名記事ですが、「シリーズ全体を俯瞰して」とのオーダーなので、そのように書きます。こういう媒体で我をだしても、誰の得にもならないので。
最新話数で、ユニコーンガンダムがフル装備になる……という情報は、ガンプラの発売データを見ていて、分かったことです。ガンプラ情報にも、ざっと目を通しておくと良いです。
語れ! タツノコ 発売中
この本については、ほんのお手伝いです。
コンビニでも売られる本なので、読者層を意識しつつ……。
増刷のかかった「語れ!ガンダム」は、編集者がザッと企画をつくっていて、そこへ僕らフリーライターが集まって、「この企画は必要ない、失敗しやすい」「僕なら、こういうページを構成できる」と意見を出し合って、ああいう形になったのです。
今回の本は編集者が違うせいか、インタビューと作品分析中心です。
吉田すずかさんのインタビューが出ていたので、これをやりたかったですね。何しろ、お正月に友人から「こんなの見つけたけど、買っておく?」とメールが来たのが『アクビガール』のカレンダーですから。
『よばれてとびでて! アクビちゃん』と『アクビガール』は、また違うんです。同じ吉田すずかさんでも、かなり絵柄が違う。
『よばれてとびでて~』はDVDが出ているけど、『アクビガール』はソフト化されていない。これも大きな差です。
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マッドハウス本社にて、『アニメミライ2013』の中のマッドハウス作品『デス・ビリヤード』の試写会と懇談会。上映後の質疑応答には、立川譲監督と角木卓哉プロデューサーが登壇。出版関係に声をかけたらしく、出席者は、ほぼ全員、何らかの形で仕事した方たちばかりでした。
本当は、業界に興味のあるファンの人たちが、直に監督やプロデューサーと話すべきだと思う。今どき、そういうファンは少ないとは思うけど、だったら尚さら。
もしそういう機会があったら、どんどん質問して、恥をかいてもいいから話しかけること。特に、若い人。
例えば、『デス・ビリヤード』での若手アニメーターは、テレビアニメで使用頻度の多いであろう、歩きなどの基本動作を描いているそうです。中堅は、表現力の必要な、繊細な芝居を描いている。
だけど、若手の中でも『おおかみこどもの雨と雪』の原画を描いていた鈴木亜矢さんは、『デス・ビリヤード』後半のアクションをすべて描いたそうで、どうやってアニメーターの体力を分散して作り上げたか、この作品なりの狙いがあるわけです。
そういうのは、聞く癖をつけておかないと、質問という形で出てこないし、「ここはどうやって描いたのだろう?」という認識すら生まれないと思います。
『アニメミライ2013』は、明日より上映(■)。
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『アニメミライ』といえば、2011年3月11日が、2010年度作品の上映最終日だったんです。
席を予約してあったのに、すぐにキャンセルになったのを、よく覚えてます。
福島第一原発からは、今も放射性物質が漏れつづけています。原発専用の港でとれたアイナメから、51万Bqでしょ。食品基準値の何倍ですか?
4号機が倒壊したら、「北半球が全滅する」という話があって、それぐらいだとリアリティがなかったんだけど、最近、「300キロ圏内」というリアルな数字が出てきた。このマンションの屋上に、自家用機があれば間に合うんだろうけどね……。
そんなこんなを「無かったこと」にして、明日も明後日も「生きているはず」という前提で生きていくのは、なんと不思議な気分だろう。
とりあえず、マスクを補充しておいた。
(C)立川 譲/株式会社マッドハウス/文化庁 アニメミライ2013
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コメント
心配しすぎではないかと。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1081654460
あと「今も放射性物質が漏れつづけています」との件、実際その通りではあるんですが、そのほとんどは事故前後に発生したものが建屋内や敷地内に残留していて、これが封じ込めきれずに少しずつ漏れているということに過ぎません。
仮に今、建屋がグシャッとなったところで、それを理由に急激な核分裂反応が起きるとは全く考えられません。北半球だの300キロ圏内だのを崩壊させるほどの放射性物質が「新たに生成」される状況は、少なくとも現状ではゼロだと思いますが。
投稿: ななし | 2013年3月15日 (金) 05時15分
■ななし様
情報ありがとうございます。
投稿: 廣田恵介 | 2013年3月15日 (金) 12時32分