■0221■
月刊モデルグラフィックス 4月号 25日発売
●廣田恵介の組まず語り症候群 第4夜
今回のサブタイトルは、「ガールズ&無限軌道」。
特集と関連あるようなないような、キャタピラ付きメカについてのあれこれを書きました。
そして、「今月の没ネタ語り」は、私のコレクションから紹介。
もともと、副編集長に「廣田さんの同人誌、あったでしょ? アレですアレ!」という提案のされ方をした連載なので、順調にそっちへ向かいつつあります。
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「ダ・ヴィンチ電子ナビ」で、『俺の艦長』を取り上げていただきました。→■
しっかり読み込んで、よく咀嚼された書評です。内容が、この評者さんの言葉にキッチリと置き換えられている。「マイナスとマイナスをかけてプラスにするという荒業」「彼らに頼る分、彼らのために何ができるかを常に考えて行動する」……俺、こんな上手い言い方してないもんな。
『俺の艦長』については、来週水曜(27日)配信の「談話室オヤカタ」でも話すけど……。
ようは、主体性をもって「俺はこう思う」と表明することを、みんな嫌がる。そして、主体性をもったヤツを批判する権利だけは、みんな欲しがる。
自由のないことを、みんな自慢したがる。中間テスト前に「ぜんぜん予習してないよ」と溜め息をつくのと、打ち合わせ時に「ぜんぜん会社から帰れないよ」と自慢するのは、まったく同じ。奴隷の鎖自慢だよね。
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……ひさびさに、憂鬱な話でもしますか。
「チェルノブイリの基準とお住まいの地域を比べて見てください」→■
この表によると、三鷹市の僕の家は、空間線量が0.6μSvを越えることはないけど、3,000Bqの汚泥を検出してしまったので、第三区分かな。移住権利対象区域ですね。僕が西日本に移住したら、政府が引越し費用を持ってくれる……ま、旧ソ連ならね。
日本政府は、とにもかくにも「汚染なんかなかった」ことにしたいので、このまま半睡のように、東京都民の暮らしは続くのでしょう。
あと、朝日新聞の医療サイト「アピタル」の記事も、興味深い。→■
家庭菜園で、原木シイタケや山菜を食べていた70代の老人が、ホール・ボディ・カウンターで2万Bqという壮絶な数値をたたき出したが、スーパーの食べ物に変えただけで、体内の数値がどんどん下がっていったという話。
これは、地域の食文化にも関係する話だから、よく読むといい。俺は、自治体や食品業者に問い合わせて、放射能検査のズサンさを思い知らされているので、スーパーでは野菜も肉も買わないけどね。
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大阪で、東北の瓦礫が燃やされるようになって、「目が痛い」「心臓が変だ」と訴える人もいます。……「そんなに早く被曝症状が現れるなら、東京に二年も住んでいる俺らは死んでるだろ」と、友だちと笑いあうわけですが。
西日本や海外に移住した人の、「まだ日本(東京)なんかに住んでるの?」などといったむき出しの優越感に、辟易することもある。
結局、日本人がバラバラであることだけが明らかになってしまった。何が変わるわけでもないけど、来月下旬は、ヨーロッパを旅行してきます。
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コメント
本日、モデルグラフィックス4月号購入しました。当然表紙の作品関連が目当てなわけですが、廣田さんの連載も期待してました。
見事な「キャタピラ返し」でした。
ニヤニヤが止まりません。
廣田さんの勝ち!
投稿: DH98 | 2013年2月25日 (月) 17時14分
■DH98様
今号も、入手が大変だったようですね。部数が多かったので、大丈夫だったのかな。
>見事な「キャタピラ返し」でした。
ありがとうございます。あのキャタピラ話は、最初は特集の中に入れたかったのですが、「むしろ連載内で語ったほうが面白い」と言われまして……毎度、「なに言ってんだか」という内容ですね。
次号から新展開なので、よろしくお願いします。
投稿: 廣田恵介 | 2013年2月25日 (月) 18時51分