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2013年2月15日 (金)

■0215■

輪廻のラグランジェ season2 最終巻 22日発売
Bddvd2_06
●ブックレット構成・執筆
最後のインタビューは、佐藤竜雄総監督と鈴木利正監督の対談です。「このアニメには、初めから鴨川市の資本が入っていた」と誤解している人にこそ、読んでほしいですね。

『ラグランジェ』で、初めてIGへ呼ばれていったのが、一昨年の5月。放映の半年前から、キャッチコピーを考えたりしてたんだな。
とにかくまあ、一本の番組に関わる、何十人という異なる立場の人たちと話したからね。そりゃあ、もちろん(差し引きゼロで)いい体験でした。


レンタルで、『トランスフォーマー ダークサイドムーン』。
006このジオラマ感とでも言おうか、空間の密度感。一時間に及ぶ市街戦……、イラク戦争のごとく焦土と化したビル街を人間たちが走り、彼らの走る距離の分だけ離れた位置にロボットが立ち、互いに撃ち合っている。

つまり、カメラを引っ張っているのはCGのロボットではなく、俳優たち、人間たちである。人間が尺度になるから、「あれだけ必死に走ったのに、たったこれしか移動してないのか」という苛立ちが生まれ、だからこそ、巨大なロボットが駆けつけたときの安堵感も生まれる。
人間を主軸にすることで、シリーズの見え方が大きく変化した。ロボットの歩幅なら、映画は90分に収まっただろう。人間の歩幅で走るから、二時間半をこえているわけだ。

ロボットの長が「かつて、われわれは神々だったのに、この惑星ではマシンに過ぎない」と嘆くのも、気が効いていた。そういう言い訳、エクスキューズが、世界観の端っこをキチッと収めてくれる。


大学のころ、よく帰りに模型会社に寄って、仕事を手伝っていたんだけど……。

ある日、社長が進行具合を見にきて、「おっと、“飲み行けるペース”じゃん」とか言うわけです。「こんないいペースでやってたら、飲みに行けちゃうよ?」って。
ダラダラやってると、朝までかかっちゃったりするわけ。だけど、「飲み行けるぞ」って言われると、すごく効率のいい、高密度な仕事ができる。カラオケで歌うだけの体力も、温存しながらさ。
「仕事終わらせて、死ぬほど飲もうぜ」って意志統一すると、もう背筋がピンと伸びるよね。

「よし、飲みに行くぞ!」って決めたのに、仕事がグズグズで終わらなかったり、手抜きのやっつけ仕事になってしまう人は、もともとそういう性格なので、助けようがないけどね。
少なくとも、人から「早くしろ!」と言われるよりは、「早く終わらせよう!」と自分で仕切れるほうが、気持ち的にはいいはずです。

(C)2011 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

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