« ■1224■ | トップページ | ■1228■ »

2012年12月26日 (水)

■1226■

本日夕方から、年内最後の取材。「忙しい」という言葉は使いたくないけど、仕事納めに向かうバタバタした雰囲気は、嫌いじゃない。


以前から気になっていた、古本屋でも買い取ってくれない本を、古紙回収に出すことにした。
Caal1x8m買ってはみたものの、1ページも読んでいない本は、ご縁がなかったものとして、あきらめる。自分の生涯は、もう残りわずかなものと考えているけど、最後まで本棚に残しておきたい本は、ほんの数冊じゃないかな。『不死テクノロジー』とか『脳の中の幽霊』といったルポルタージュは、自分の世界を切り広げてくれた。

趣味だけで選んでいると、意外な本には出会えない。特に、カッコつけで若い頃に覚えた趣味は、さっさと捨ててしまった方がいい。
見てくれの趣味に耽溺していると、オッサンになってから「さて、何を読めばいいのだろう?」と、はたと困ることになる。読みたい本がなくなると、自動的に勉強から遠ざかってしまう。
趣味だけに生きてはいけない。人間は、快楽だけで生きていると、堕落するように出来ている。


この2日ほど、寝たり起きたり、半醒半睡しながら見た映画。

『エリン・ブロコビッチ』…何回見ても、女性の偉大さを感じる。
『バイオハザードII アポカリプス』『バイオハザードV リトリビューション』…「ミラ・ジョボヴィッチの服が透けているのではないか?」程度の、瑣末な興味で見せつづけるテクニックが素晴らしい。
『英国王のスピーチ』…複葉機のプラモデルを組み立てるシーンだけ、何度も見てしまう。
『プラネット・テラー in グラインドハウス』…タランティーノが、これ見よがしに出演しなければ最高だったのにね。
『ドラゴン・タトゥーの女』…僕が見たのは、ハリウッド・リメイク版だったのか。ちょっとショックだ。
『シリアナ』…中東の石油利権を描いた映画で、ちょっと難解だけど、こういう映画も必要。食べ物の描写ひとつ取っても、馬鹿にできない。
『リトル・ミス・サンシャイン』…アカデミー賞をもらうほどの脚本ではないが、どこか郷愁をさそう作風。

映画のレビューに、わざわざ「※ネタバレ注意」と書く人は、いったい何を怖れているのだろう? あるいは、何を知っているというのだろう? 相手の見たことのない映画を「あれ? どうして見てないの? すっごい面白いのに!」と大げさに言う人がいるが、あれと同じ類いの優越感か?

エンターテイメントを採点するな。規制もするな。見た人間の主体性に委ねよ。


無理すれば一晩でおわる仕事でも、「3日ください」と言っておく。
無理しなければ、落ち着いて仕事ができる。編集者は「3日」というバッファを想定して、他の仕事ができる。読者は、時間をかけた丁寧な記事を読むことが出来る。

「一秒でも早く上げてください!」なんていうのは、どこかでサボったヤツの尻拭いをさせられているだけであって、仕事とは呼ばない。第一、読者に失礼だ。

|

« ■1224■ | トップページ | ■1228■ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■1226■:

« ■1224■ | トップページ | ■1228■ »