■1211■
ガンヘッド、とりあえず本体は完成。
あとはバイオドロイド兵と展示ベースを塗装して、きちんとした環境で写真を撮りたい。製作期間、一ヶ月ってとこでしょうか。車体後部には、タミヤ製のキャタピラを、何枚か垂らしてあります。これで防弾効果が出るかは別として、せっかくの1/35ですから。
キャタピラなどのマテリアル・パーツもデカールも別売りしているし、通販でも買えるし、プラモデルを楽しむには、本当に素晴らしい時代になった!
しかし、素組みだけでも十分に楽しめ(変形もできる)、「塗装を楽しんでくれ」という言わんばかりの様々なディテールが満載で、本当にいいキットだった。
人生の残り時間、80年代に作りそびれたキットたちを、数体は作れるんじゃないかなあ……というか、すでに次のネタに取りかかっているのですが。
にしても、仕事は他人に向けてやることだけど、趣味は自分のためだよね。だから、背徳感がピタリと貼りついている気がする。
■
敦賀原発、廃炉の可能性濃厚。原発はもう、施設として長く持たない。
だけど、普通に知り合いレベルの人と話すと、いまだに「原発なくて、電気どうするんですか?」という声を、たまに聞く(笑)。全国の原発の数も、いま動いている原発の数すら知らない。まして、今年5月~7月、日本中の原発が全停止したことなど、知るわけがない。
阪南大学の准教授が、がれき広域処理の反対デモで、逮捕された。
この先生は、大阪市のがれき説明会、関電デモの不当逮捕抗議などでの演説を、USTREAMで拝見し、ひそかに尊敬していた。
僕も、9月にあんな不愉快なこと(■)が起きなければ、警察の味方をしかねなかった。だけど、警官は市民の自由を、好きなだけ奪えるのだと知ってしまった。
大阪までは支援に行けないので、せめてカンパしようかと思う。
■
山本太郎については、たいして好感をもっていなくて、たまたま立ち寄った荻窪駅前で、街頭演説を聞いた程度だった。しかし、高円寺駅前での街頭演説をYoutubeで見て、目頭が熱くなった。
昨年4月10日、都知事選のあとで高円寺の反原発デモに参加したんだけど、あのときの気持ちに、ちょっとだけ戻ることが出来た。
いや、正確に言うなら、4月のデモ以降、東電前、経産省前、官邸前、文科省前、経団連前の抗議活動、そして、地元の三鷹・吉祥寺デモに参加してきた一年半分の徒労感、あちこち迷走してきた自分の行動が、ほんの一ミリぐらいは肯定された気がしたのだ。
俺は山本太郎に投票できないし、センチメントでしかないのだが……なにひとつ、達成できてないからね。
■
もうじき、母が殺されて二年になる。
犯人は、国内のとある刑務所にいるはずだが、僕は今でも、あの男が帰ってきて、再びナイフで母を刺そうとする夢を見る。
「原発しかない」「徴兵制しかない」などの政治家の声は、母を刺し殺した犯人の言動に、ピタリと重なって聞こえる。
犯人は、とにかく新しい提案に耳を貸さない男であった。飼い犬の具合が悪くなったとき、近所の犬猫病院が引っ越してしまっていた。僕は電話帳で調べ、タクシーに乗せて行けばすぐの病院を探し当てた。ところが、犯人は「どうやって連れてくんだ、そんな遠く?」と、大げさに目を丸くしていた。
ようするに、面倒なのだ。変化が嫌いなのだ。人間のオスは、老いると「他にどうしょうもない」と道を閉ざしていく。人間のオスは、劣等種なのだ。
「殺すしかない」と母をメッタ刺しにした犯人、「原発を動かすしかない」「増税以外の道はない」と視野狭窄に陥る政治家、まったく同じ。新しい価値観を導入するメモリ容量がない、バックアップもない。だから、「また自民党に戻すしかない」となる。
早ければ、30半ばで頭カチカチ、都合が悪くなると怒鳴る、若者に説教して謝らせるのが日課……と、早くも「キレる老人」と化す場合もある。
まだ間に合う人たちは、気をつけて欲しい。原発推進したがるのは、男ばかりだもんね。劣等種である証拠です。
■
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント