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2012年10月20日 (土)

■1020■

最初は「柔らか味のある、きれいな画面だねー」「いしづかあつこ監督か、なるほどねー」程度に思って見ていた『さくら荘のペットな彼女』、第2話のラストで引き込まれた。
2_1いや、ヒロインがコンビニでロールケーキを立ち食いするカット、あそこで「おっ」と思った。ロールケーキの外側の「皮」の部分が「びろん」と伸びるんだけど、それは彼女の口が、「皮」の端っこをくわえているからである……食べ物の構造で、エロチックな雰囲気をつくっている。カメラでフォローっぽくPANするところも、気がきいていた。
結局、キャラの行為・容姿は、ただひたすら、作り手の内なる美意識をあらわにしていく。それが「絵」の魅力でもあるし、裏返せば、気持ち悪さにもつながるのだろう。

「介護が必要」というより、ようは、意志の疎通の困難な異性でしょ。天才的な画家なら、なおさら彼女の内面にアクセスすることは困難なわけで、そこがいいんだろうな。
でも、本当は僕みたいなオジサンが面白がっていても意味がなくて、ラノベやアニメはニートだろうが引きこもりだろうが、若者の味方サイドに立って、彼らを赦し、はげますべきものだと思う。
そして、もし作品に救われたと思った人がいたら、オジサンになってからでいいので、少し社会に恩返しして欲しいと思う。


そこまで、アニメに責任を負わせるのか?と聞かれたら、「アニメしか見ない若者」を増やしてしまった以上、責任は生じていると思う。
愛さない、愛されない若者を抱きとめる力が、アニメにはある(つまり、アニメはオジサンを救ってはくれないし、アニメに救われているオジサンがいるとしたら、いったい何が自分に欠けているのか、立ち止まって考えてみる必要がある)。

こうしてアニメについて語れば語るほど、アニメ以外の知識や経験をさらけ出してしまっていると、つくづく感じる。
そう感じたときは、古本屋か洋書店に駆け込んで、自分のよく知らない画集を広げてみたりしたものだが……。


「茨城のコメとJAが公表しない事。」→
JAが、基準値をこえるセシウム米を、不検出の米と混ぜて出荷したとのリーク。JAといっても、地方によって放射能への対応はまちまちなのだが、とにかく関東産のコメは避けたほうがいい。
それは健康被害が出る/出ないの問題ではなく、こういうクソな仕事をしている連中の尻ぬぐいをするつもりは僕にはない、ということ。「どうせ害はないんだから、気にせず食べるよ」という奴隷のごとき態度が、彼らを増長させてきたのだから。
「自分にはどうしようもない」「まあ、仕方がない」は、人生切羽詰ったジジイだけで十分だ。

JA全中は、脱原発を決議したそうだけど、まるで切実さを感じない。
「太陽光発電や水力発電を事業化する」なんて言っている。そうして得られた電力を電力会社に売るわけだから、既存の枠組みの範囲でしか、物事を考えていない。ようするに、「原発のある社会」は存続させるけど、自分たちは再生可能エネルギーで新事業を始めますってだけでしょ。
現状維持のまま「脱原発」なんて、これほど楽で無責任な話はないよ。

JAは、まず放射性物質を含む食材の流通をとめろ。まず第一に、お前たち自身のミスを解決するんだ。でないと、何を言っても説得力がない。

(C)鴨志田一/アスキー・メディアワークス/さくら荘製作委員会

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