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2012年10月16日 (火)

■1016■

Amazonの『K』のレビュー・ページ、けっこう面白い。→
02まずは、「作画」「映像」だよね。「でもヨーロッパのような雰囲気を感じさせる独特の色彩。画面にかかる青がいわゆる北野ブルーに似てるような気が…。」 この指摘、いいな。見るべきところを、しっかり見ている。

一年前の自分のブログを読んでみたら、「映画もアニメも、映像という点では区別がない」と言っている。今は、アニメが「すべて絵である」ことを、かなり意識して見ている。
実写映画は、すべて自分の身体の「外」でつくられる。いかに人工的なセットで撮影したとしても、それは物理的には「スタジオ」「撮影所」という「外」なわけで。
アニメは、脳と指先でつくられる。つまり、アニメの映像は、ひとつのこらず心象風景である。アニメには「外部」がない。絵である、キャラ絵であることは、それ自体が作り手と受け手の心象、すなわち「内部」を形づくっている。

アニメが「内部」である以上、人はそこに、潔癖と完璧を求める。
映画俳優やタレントが声をアテるという「外部」の進入を嫌がる。実社会での問題、現実を統御しているルールを持ち込まれると、拒絶したくなる。
アニメは、内向的な人が独占可能な、あるいは唯一のメディアなのかも知れない。


GIGAZINEさんで、マチ★アソビのトークショーを記事にしていただきました。
『「フィクションと現実は混ぜなきゃダメ」、フリーライター廣田恵介が「俺の艦長」から「ガンヘッド」まで熱く語る』→
でたらめに話したことを上手く整理し、「自己実現」というテーマを浮かび上がらせていただいて、大変ありがたく思っています。
「仕事がくるように、コントロールしている」というのは本当で、自分のスケジュール管理ができさえすれば、ちゃんと仕事は来るんです。行き当たりばったりに、ずるずる仕事しないように、時間と労働をコントロールしているだけであって。

トークショーで話題にした『ガンヘッド』は、上映イベントやムックへ展開中ですが、これは簡単な話で、コトブキヤのプラモデルの予約数が、かなりの数になっている――ので、本ぐらいは出せる、という話に連鎖したのだろうと思います。
2006年に、やまとから「1/15 完全変形ガーランド」が発売され、予想外に売れ行きがよかったので、「それだけ数が見込めるなら、『メガゾーン23』のムックもつくってしまおう」――となった状況と似ています。ホビー商品が牽引力になる場合が、たまにある。
(でも、こういう「どうして今ごろ?」って時は、必ずいずれかの権利者が経営難だったりするんだよねえ……。)

10年前に、『ガンヘッド』ファンクラブのあったサイト「メガ80's」()を運営していた身として 531 は、なかなか複雑な気分です。
前岡和之さんの制作した、私家版DVDなんてのもあったしね……()。「サントラがオマケに付く」のは、実は前岡さんのアイデアだったのだ。一体どういう過程で、現行商品版が同じ仕様になったのか、僕は聞かせてもらえなかった。
たぶん、あまりいい話ではないからだろうな。

僕らが『ガンヘッド』の啓蒙活動していた5~10年前、いま騒いでいる人たちは何をしてたのよ?という逆恨みに近い感情もあるし……。
僕は、「お金もコネもチャンスもないけど、作品に対する愛情だけは誰にも負けないよ」って状況が好きかな。
だから、『ゼーガペイン』を本放送時から応援していた人たちが、とてもうらやましい。片思いって、あんがい素敵だと思うんだけど。


急ぎの原稿が、一日早くできそうなので、経団連会館前の抗議活動へ。
Ca2gmxpaちゃんと、こういう時間も確保できるように、自分のスケジュールを組むのがベスト。
原発ゼロ政策にイチャモンをつけた経団連会長の米倉へは、ちょっと圧力をかけてやりたかった。75歳の老い先短い老人が、若い人の生き方を決めるなんて、自然の摂理に反するよ。

主催者は「経団連の会長も、私たちといっしょに反原発に加わってくれれば、あなたは最高の経済人となるでしょう」と言っていたけど、ダメ、ぜんぜん違う(笑)。一体、なにを言っている。

ここのところ、北九州市や大阪市の動きを見ていたせいか、ますます東京はとり残れさていると感じる。

(C)GoRA・GoHands/k-project
(C)1989 東宝・サンライズ

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