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2012年10月 9日 (火)

■1009■

スズメバチ大量発生のニュースにビビった「マチ★アソビ Vol.9」ですが、眉山山頂でのトークショーは、片足でスズメバチを踏み潰す頼もしいお客さんに恵まれ、何事もなく終了しました。→

僕自身、ほぼ初耳だった単行本『俺の艦長』の情報は……
・発売は11月下旬。今月中は無理だそうです。すみません。
・表紙イラストは、麻宮騎亜さんに決定したようです。

何しろ発売もされていない本をお題にできるはずもなく、『マクロス ザ・ミュージカルチャー』や『ガンヘッド』(のプラモデル)の話なんかも織り交ぜながら、とりとめのないトークになりました。
僕の言動について、極めてきびしい人がステージを見ていて、「良かったよ」と言ってくれた。次回は、もう少し企画内容を考えます。

ともあれ、集まってくれた十数名の皆さん、ありがとうございました。


徳島には、7日夕方に着(マチ★アソビ2日目)。
20時、ほうふ日報の社長になってしまった縄田陽介さんと合流して、駅前の居酒屋をハシゴ。防府での『マイマイ新子と千年の魔法』のその後、映画館の状況などを聞く。

22時ごろ、一迅社の小此木哲郎さんから電話。ufocafeに移動して、打ち上げパーティ。
『マイマイ新子』の、松尾亮一郎プロデューサーと再会。松尾さんとは、最終日に空港でも会い、出発ぎりぎりまで話し相手になっていただいた。
あと、すごく意外な方に「廣田さん、『俺の艦長』が出たら、買いますよ!」と言っていただく。

翌朝、シャトルバスで山頂へ。
山頂トーク終えてから、小此木さん、縄田さんと徳島ラーメンを食べる。ポッポ街、新町ボードウォークと一回りして、解散。
縄田さんは、マチ★アソビ限定グッズを買い込み、それなりに収穫があった模様。

山頂でのコスプレファッションショーを終えた人たちが、新町川の周りで、くつろいでいる。
Ca1q6s4p_3西日に照らされた川沿いは、放課後の雰囲気。おあつらえ向きなことに、対岸には、たこ焼き屋まである。――心地よい倦怠感。

ホテルに戻って横になっていると、ステージからは、最後のイベントの曲が、潮騒のように聞こえている。
やがて、最後の歌声さえ途絶えると、隣室のテレビの音が、もれ聞こえてきた。


夜中近くに起きて、徳島駅とは反対の方角へ、歩き出す。
Ca2e88ru地元の若者たちが、ダンスの練習をしている。キャバクラ街へ迷い込む手前で、朝までやっているラーメン屋に入る。勘定は、きっちり千円だった。
「BAR どんぞこ」、「スナック西海岸」――といった魅惑的な看板をやり過ごして歩く。

男たちがビールのジョッキを傾けるバーの扉は開け放たれていて、椅子と机が外にも並べられている。栗色に髪を染めた女の子が、いちばん外側の席に腰かけていた。
彼女は、前髪を銀のクリップで留め、白い額を右手で支え、左手は卓上に広げられたノートに、文字を走らせている。

ホテルに戻る途中、新町川の水面に手を浸してみた。空には、思ったより多くの星が輝いていた。

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