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2012年9月23日 (日)

■0923■

ホビージャパン 11月号 25日発売
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●ラグランジェ・アンヴェール 最終回 構成・執筆
レ・ガリテ王室のオービッドを掲載して、半年間の連載終了です。
どこにも書かれていないと思いますが、変形したレ・ガリテ艦とウォクス・イプシエンスのデザインは、宮武一貴さんです。

『輪廻のラグランジェ』関連では、「ヤングガンガン」誌で隔週連載していた「ラグりん通信」も終了。放映前から、一年間ほど連載していました。
「今号は、この情報を出してほしい」という製作委員会のオーダーが強いときもあれば、まったく情報がないので自分で工夫して企画を考えるときもあった。しかも、雑誌全体のノリを崩してはいけない。この連載を若い人がやれば、さぞかし勉強になっただろう。

ところで、マチ★アソビのスケジュールが確定しました。
『俺の艦長』出版直前トークショーは、10月8日10時30分~ 眉山山頂パゴタ広場にて!

チャリティ・オークションへの出品は、一迅社からの提供で「ZUN氏のサイン本」とのこと。


アメリカ・メキシコ合作映画『闇の列車、光の旅』と、フランス映画『あの夏の子供たち』をつづけて。
Mainb_large『あの夏~』は、資金難に苦しむ映画プロデューサーと、その妻子の物語。途中、主人公の映画会社が、韓国映画を手伝うエピソードがあり、試写会のシーンではフランス語の字幕が出てくる。
日本だと、字幕どころか、吹き替えで見るのが当たり前。少なくとも、日本語音声がDVDに入っていれば、僕は吹き替えで見てしまう。だけど、それは良くない気がしてきた。
つまり、海外の映画を「日本語の物語」として受容してしまう段階で、異国の分かりづらいニュアンスをも、頭の中で「日本風」に置換してしまっている。
その結果、映画は、やせ細ってしまうのではないか。字幕だと、多少はマシになる。「フランスの子供ってこうなのか?」と、違和感が残る。その違和感こそが、豊かさなわけで。

日本語吹き替えで見てしまうと、その映画のつくられた国柄も時代相も、すべてキャンセルされてしまう。
日本語吹き替えされた映画は、世界のどこの国の映画であれ、「日本人にしか分からない映画」へと変貌してしまうのだ。


『闇の列車、光の旅』は、メキシコとホンジュラスで別々に起きた物語が、アメリカとの国境近くで、ひとつに寄り合わされていく。
Main_large……ということは、この映画は、二つの国の物語ではあるけど、スペイン語で統一可能なわけだ。
最初の30分ぐらいは、別々の国で物語が発生するので、なかなか展開がつかめない。だけど、もし日本語吹き替えで見ていたら、せっかく仕掛けられた「差異」が、均一にならされてしまったような気がする。
それは、「スペイン語が分かる・分からない」の問題ではなく、日本語によって、風景が一元化されてしまうんじゃないか?ということ。

楽をして得られるものは、実りが少ない。そして、映画は意外に不親切で、簡単には分からせてくれない。
少なくとも、今の僕は、分かった気になったまま歳をとっていくのが、非常に怖いね。


これらの映画を見た後、ケーブルテレビで『カラフル』を見たら、知っている場所・言葉しか出てこないので、非常に居心地がよかった。
だからこそ、「よく分からないところ」「以前は分からなかったところ」を探してしまうんだけど……。

でも、『カラフル』はローカルというか、アニメという文化の、かなり端っこでつくられた作品なんだろうな。

(C)Karine Arlot
(C)2008 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

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