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2012年8月 4日 (土)

■0804■

昼間は、ひたすら暑さに耐え、夕方から経産省前抗議へ。
Cadlskqf_2パーカッションを先頭にした、謎のシュプレヒコール支援隊が現われ、一気に人数が増えた。しかし、原則的に30人ぐらいの集まり。
経産省前だけでなく、文科省前、経産省別館前、その他、あちこちで抗議活動が行われていた。

官邸前には、行かなかった。主催者のひとりが、「広告代理店勤務」とカミングアウトしちゃったからね。そういうのは黙ってやるのがカッコイイのに、イベント屋主催なら、「花火大会」と揶揄されても、文句は言えないよ。

経産省前抗議は、原子力規制委員会の人事反対がテーマ。原発をやめようが続けようが、原子力規制委員会と手を切ることは出来ないからだ。
「原発推進の人も、生涯、アレと付き合っていくのだ」と、抗議者の一人が経産省ビルを指さした。


311前の日本政府は、僕らに甘い夢を見させてくれた。だから、政府のやることに反抗したくないし、反抗するヤツら――つまりは脱原発とか放射脳とかはウザい、黙っとけ、余計なことをするな。その類いの逆恨みが、ネットには非常に多い。

このため息まじりの逆恨みの本質は、「現実は変えられない」「だから、現実を変えようと試みるな」というあきらめであり、その裏には「不幸な自分と苛酷な現実」の分かちがたい関係が、深々と横たわっている。「自分」と「現実」とが無関係でいられないことは、本人たちが最もよく知っているのだ。
原発事故も放射能汚染も、「苛酷な現実」だ。とても変えようがない、俺たちにはどうしょうもない……とあきらめているのは、ハナっから現実と仲の悪かった人たちなのだ。

逆に、デモや抗議活動に、音楽を趣味にしている若者が多いのも道理で、彼らは身体をつかって現実とアクセスすることに長けている。人前で話すのも叫ぶのも、彼らは得意だ。ネットにかじりつくより、楽器をもって街に出たほうが手っ取り早いと、彼らは考える。

「現実と、いかに上手く付き合ってこられたか?」 ただそれのみが、この事態への態度を二分しているように見える。
……いかにもモテなさそうな、オタクっぽい青年が、「初めて霞ヶ関まで来てみました」風に抗議の場に立っていると、若いころの自分を見るような気持ちになる。「ここに立っているだけじゃあ、苛酷な現実は変えられないだろうけど、とにかく気のすむようにやってみな」という感じだ。


広島県で、福島産の原木を使ったシイタケから、380ベクレルのセシウムを検出()。
またもや業者の名前が伏せられていたので、ただちに広島県に問い合わせた。「三良坂きのこ産業有限会社及び三次生しいたけ生産グループ」と、県のHPに出ているとの返事であった。

だからよ。キノコ類が放射性物質を吸収しやすいのは、『ナウシカ』読めば分かるでしょ? なんで、汚染された原木から栽培するんだよ。どうしていつも、出荷されたあとに発表するんだよ? 三良坂きのこ産業有限会社に電話すれば、きっちり教えてくれるんだろうな?

それで、またしても「そんなに一度に大量にシイタケ食べないから、人体に影響ないよ」って人が現われる。日本政府を、心から崇拝しているような人。
たとえ健康に影響なかろうが、「くやしい」ぐらいは思わないとさ。去勢されすぎだろう。


アニドウから、メール。「石黒昇監督を送る会」について。
僕は、お葬式からは逃げたので、今度は出席する。僕にだって、逃げたい現実ぐらいあるよ。

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