« ■0730■ | トップページ | ■0804■ »

2012年8月 2日 (木)

■0802■

ワンフェス以降、いろいろなものが消化不良だと分かって、ついうっかり、コトブキヤのガンヘッドを、3個も予約してしまう。
東京電力の契約アンペアを、20Aに下げる。ヤツらが、分相応に値上げなんてしなければ、下げることもなかっただろう。

コメント欄でやりとりしたことだが……「だってしょうがない」と隷属していた方が、楽なんだよな。そして、「しょうがない」の連鎖が、致命的に仕事を劣化させていく。そうして出来た妥協の産物を、「しょうがない」と受容するユーザーがいる。
仕事でも趣味でも、「これはおかしい」と思ったら、当事者にどんどん意見を言わないと。


『おおかみこどもの雨と雪』、もう一度ぐらい見てもいいんじゃないか?……と思う。
それは、つい先週フラれたばかりの女を、「今度はいつ誘おうか?」などと、つい未練たらしく思い出してしまうのに似ている。

急ぐほどの仕事はなく、午前中に借りてきた映画は、3時間もある。夜まで長い、と感じる。
「どうせなら、あの子に電話してみようか?」と思うのは、いつだって、こんな気だるい夏休みの午後だった。『おおかみこども~』は、そんな気分を誘う映画だ。聡明で、生命力にあふれている。

美しくて頭のいい人ほど、僕の人生には関係がない。同じように、若々しく、希望に満ちた映画ほど、僕とは距離が生じてしまう。
近寄りがたいというか、僕ごときが近寄ってはいけないというか。

それはさておき、恋愛は怠惰と仲良しかも知れないな。日常に飽きていなければ、恋愛は遂行できないからね。


レンタルで、『アメリカン・ヒストリーX』。
9248359_gal白人至上主義で、ハーケンクロイツのタトゥーを胸に入れたレイシストが、黒人を殺す。ところが彼は、刑務所で黒人に優しくされたことから、人種差別をやめる。
その黒人の口にするジョークが、ふるっていた。「とにかく黒人を憎悪せよ、憎悪せよ! えーと、黒人って何だっけ? まあいい、とにかく黒人を憎悪せよ、憎悪せよ!」

「この国では、黒人やヒスパニックやユダヤ人だけが得をしている」という陰謀論的コンプレックスは、まるで在特会そっくりだ。
在特会までいかなくとも、ネットでは「あいつも在日かよ」「生活保護かよ」と、嫉妬の大合唱だ。
話は簡単で、自分の能力の欠如、自分の努力の足らなさを、痛いほどに実感している彼らは、「俺は生粋の日本人」ぐらいしか心の拠りどころがなくなってしまったのだ。「だから、俺のような日本人以外は全員クズ」と、ビンの底にこびりついたプライドを、真っ黒な爪で、ほじくり返しているわけさ。

君が愛されないのは、君の定義する人種のせいなどではない。ひとえに、君の性格が悪いからだ。
人種は変えられないだろうけど、性格は直せるぞ。


それとも少し通じる話かも知れないけど、作品や人を「合理的か否か」「矛盾してないか否か」で測ろうとする人を見ると、何だか悲しくなってくる。
「これ以上、世界を不完全なままにしておくな!」と、悲鳴をあげているように見えてしまう。その人の傷口が見えてしまう、というか。

知的で冷静で客観的な態度は、若いうちなら、優越感をもたらしてくれるかも知れない。
だけど、感じたままに笑ったり、泣いたり、怒ったりするほうがハードルが高いんだよ。世の中の悲劇の半分以上は、知的か合理的かなんて問題とは関係なく、感情をストレートに発散できないがために起こっているんだ。

PETERSOREL67/NEWLINE/TheKobalCollection/WireImage.com

|

« ■0730■ | トップページ | ■0804■ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■0802■:

« ■0730■ | トップページ | ■0804■ »