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2012年4月24日 (火)

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ホビージャパン 6月号 明日発売
Hj06
●新連載「ラグランジェ アンヴェール」構成・執筆
『輪廻のラグランジェ』のメカニック考証のみを、執拗につづる連載の第一回です。
シリーズ構成の菅 正太郎さんを質問攻めにしつつ、完成原稿を徹底監修してもらいつつ……で、この連載で明らかになった新事実は、次々と公式化していくという、エキサイティングな連載です。

アラン・ディーン・フォスターがゴーストライターとして書いた『スター・ウォーズ』のノベライズは、ディテールの解像度が映画よりも上がって、やけにマニアックな小説ですが、作品世界の広げ方としては、実に正しいと思うのです。

モデルグラフィックス 6月号 明日発売
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●マクロス超時空展覧会について
ヘッドライントピックスで、「1/1バルキリーはどうあるべきか」について、ちょこっと書きました。
先日、『モーレツ宇宙海賊』の取材でサテライトへ行ったら、たまたま河森正治さんと出くわしました。ちょっとだけ立ち話したのですが、「1/1バルキリーどうなんですか?」と聞けばよかった。

巻頭特集の『バイファム』には、完全にノータッチです。
自分の著書で触れるので、まあ、いいかな。


最近、すっかり夜型になってしまい、原稿を送るのは、たいてい朝の4時とか5時。
徹夜明け、奈良の脱原発デモの映像を、ぼんやりと見ていた。→
撮影は、日本中を駆け回って、各地のデモを撮りまくっている若者、秋山理央さん。この人のすごいところは、デモの個性や地域性を瞬間的に感じとって、必ずフィルムに入れること。
――でも、彼が何のためにデモを追っているのかは、正直わからない。

さっきの奈良のデモだって、鹿はいるし、なぜか外国人の一団は混じっているし、修学旅行生もいるし……「脱原発」というメッセージは、ないんだよ。
そのせいか、途中から、何だか泣けてきた。外国に逃げた人から見ると、放射能と利権まみれの日本なんかにしがみついてる僕らは、キチガイに見えるって。
高濃度汚染地域に野菜をつくって、その数値が高いの低いのって、確かに狂っている。

経産省前でもどこでも、欧米人は必ず見にきている。彼らは、なんで僕らが暴徒化して、霞ヶ関を焼き払わないのか、不思議でならないんだろうな。僕も不思議だ。

下ネタをまじえつつ、食品の放射能測定をしている放送作家ちだいさんのブログ「チダイズム」は、首相官邸前抗議について、かなり手厳しい。→ 
でも、実際にあの場にいたら、こんな気持ちも起こってくるよ。


デモを見るたび「サヨク」とか言ってるのは、もはや人生経験のとぼしい若造ばかり。
いま、日本で原発は一基しか動いていない、東京ですら原発ゼロなんだって、そんなことさえ知らないバカが「原発とめて、東京が停電になったらどうするんだよ?」とか、いまだに吠えてる。もう止まってるんだが。

原子力ムラの闇とかなんとかより、もっとシュールな事態が起きているんじゃないか。この事態を直視すればするほど、狂気に触れることになる。

……今日は、天気もいいので、井の頭動物園の分園で、水鳥や魚たちを見てきた。
0424cazuo12rきれいな花を見ると、母に見せてやりたいなと思う。
水鳥の羽の色は、日本画のように洗練され、完璧に美しかった。
水族館の中で、女学生のように華やかな笑い声がした。僕より年上の老夫婦だった。
あんな穏やかな老後は、とうとう自分の身には訪れなかったなあ、と今さら思う。

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