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2012年4月21日 (土)

■0421■

5月3日~5日のマチ★アソビ()ですが、『輪廻のラグランジェ』コメンタリー上映会だけでなく、「アニメスタイル」編集部の方とのトークショーにも出ることになりました。
『ラグランジェ』はufotable CINEMAにて3日、トークショーは4日です。時間・ゲストは、また追って……。


『坂道のアポロン』、第2話もバッチリ。ジャズどころか、音楽からっきし苦手なのに、ドキドキしっぱなしだった。何だか、体臭のようなものを感じる。あのアニメは、フェロモンを発している。
Story2_4どうしても念頭を去らないのは、南條範夫『城下の少年』である。これは同性に片思いする、若き高杉晋作を描いた小説だ。方言のせいか、少年たちが主人公のせいか、あの汗の香り漂う青春小説を読んでいる気分にさせられる。

男2人+女1人は『ストレンジャー・ザン・パラダイス』のようでもあり、『冒険者たち』のようでもあり……。

それと、「アニメのフォーマットなんて割と気にしてない」ラフな感じがいい。カゲ色をきっかり塗り分けないで、ブラシで吹いたようにしているのは、あまり綺麗とはいえない。でも、だからいいんだ。というか、綺麗でも汚くても、どっちでもいいいじゃん?という気分。
前回は「壊す」と表現したけど、実はフォーマットを壊そうとさえしていない。手放している。そう、「自由」ってことだ。


山岡淳一郎『原発と権力』を、読んでいる。「日本に原発が多いのは、核兵器を持ちたいから」というのは、さすがに陰謀論だろ?と思っていた。
だけど、『原発と権力』に載っている当時の資料を読むと、「再軍備」「原子兵器の理解と使用」などが政治の場で議論されていたようだ。間違っても、「日本を電力不足から救うため」ではない。
それは、ただ一基を残して原発が全停止した、現在の日本列島を見れば、即座に分かる。

敗戦・占領のコンプレックスから脱するための核装備。でも、それは半世紀前の夢であって、冷戦は終わり、借金に苦しむ原発立地だけが残った……。

来月、いわき市に行く予定ですが、もっと原発の近くまで肉薄してきます。


昨夜は、プラカードまで作ったのに、首相官邸前抗議には参加しなかった。
明日は、地元で親子連れ向けのピースフルなデモがある。前回の様子を動画で見たら、経産省前・官邸前抗議に、必ず姿を現す火炎瓶テツ氏が参加していたので、この人には「ピースフルなデモには出ない」とか、そういうセコいこだわりはないんだなーと感心。

関西電力本社では、ビルのドまん前で、再稼動反対のためにライブ演奏しているそうで、そういうムチャクチャさは、さすが関西。東京電力前では出来ないね。

「自分の出る幕ではないな」と思っている人は――、道に落ちているゴミを拾おう。それだけで、ずいぶん気分は変わるよ。

(C)小玉ユキ・小学館 /「坂道のアポロン」製作委員会

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コメント

廣田さんこんばんは。火炎瓶テツさんは私もフォローしてます。デモの大小に拘らず一貫して訴え続ける声には毎回勇気を貰います。パット見強面風ですが。笑

小玉ユキさんの作品はほんとうにほんとうに独自の世界がわっと広がっていって、筋金入りのflowers読者の私には衝撃的だったのを覚えています。GWは四国ですか。温かそうですね。いいなあ。明日のウォークは法事のためでられないのでその分を金曜にぶつけます。

投稿: くりか | 2012年4月21日 (土) 21時21分

■くりか様
こんばんは。火炎瓶テツさんは、三鷹デモで最初にお見かけして、霞ヶ関ではスジの通ったトークを繰り返していて、すっかりファンなんです。

デモや抗議活動は、精神的なことを自分の体を使って訴えるわけで、その分、ダメージも大きいです。いまだ、立ち直れていません。

>小玉ユキさんの作品はほんとうにほんとうに独自の世界がわっと広がっていって

ネットで第一話が読めるので、読んでみました。
アニメは、かなり雑駁に荒々しく出来ているのが、よく分かりました。

投稿: 廣田恵介 | 2012年4月21日 (土) 22時15分

廣田様

>山岡淳一郎『原発と権力』を、読んでいる。「日本に原発が多いのは、核兵器を持ちたいから」というのは、さすがに陰謀論だろ?と思っていた。

潜在的核兵器保有国って奴ですね??
H2ロケットの技術と組み合わせれば、1年以内に戦術核ミサイルが開発可能とか・・・
ただ、安全保障の観点から原発を必要とするのは後付けのような気もします。

僕もその本を読んでみたいと思います。

>関西電力本社では、ビルのドまん前で、再稼動反対のためにライブ演奏しているそうで、そういうムチャクチャさは、さすが関西。東京電力前では出来ないね。

先週末は関西方面に出張していましたが、一般の方は大飯の再稼動なんて全く関心無しだったので、こういう話を伺うと、ちょっと嬉しいですね。

GW明けにでも、打合せしましょう!

投稿: かまた | 2012年4月22日 (日) 07時55分

■かまた様
アメリカは占領政策を転換して、日本にも原子力発電をやらせるよう、あの手この手で働きかけたんですね。ソ連に対する牽制の意味が大きかったようです。
核武装のリアリティはさておき、学者やマスコミが原発推進に転じていく過程には、ゾッとさせられます。

>一般の方は大飯の再稼動なんて全く関心無しだったので

やっぱり、そうなんですねえ。
関西電力は、原発依存度50%以上でダントツと言われているので、そんなに無関心で大丈夫かなって思ってしまいます。

投稿: 廣田恵介 | 2012年4月22日 (日) 11時13分

廣田様

>核武装のリアリティはさておき、学者やマスコミが原発推進に転じていく過程には、ゾッとさせられます。

あとからあとから、このような恐ろしい話が出てくるのですが、僕らが生きてきた生活の基盤というものが、これらの禍々しいモノたちの上に成り立っていたと考えると本当に恐ろしいし、目を背けたくなります。

>そんなに無関心で大丈夫かなって思ってしまいます。

そうですよね。
「無関心」というのは、己の人生に責任を負っていないことと同じでしょう。
今の自分があるのは、先人達が居たからであって、僕らも子供たちにより良い世界を残す義務があるはずです。
このような連続で世界が成り立っていくことを意識できないのは欠陥人間です。

投稿: かまた | 2012年4月22日 (日) 22時34分

■かまた様
本当に、おっしゃる通りなんです。
便利をすればするほど、かつて感じなかった後ろめたい気持ちになります。自分の出したゴミの処分だって、僕らは決められた日に決められた場所に出して、そこから先は知りません。

そこから先は「忙しいから」で、ごまかして来たわけです。
ゴミだけではなく、電気もガスも、ぜんぶシステムの利益に甘えてきたに過ぎません。

>今の自分があるのは、先人達が居たからであって、僕らも子供たちにより良い世界を残す義務があるはずです。

その通りなんです。「僕は子供いないから」「私は生む気ないから」は、その場しのぎの言い逃れです。
いま生きている大人全員に「子供」はいると思います。

「俺たちの代さえ良ければいい」は、最も恥ずかしい生き方です。
では、未来のために何をすればいいのか……で、時に茫然自失してしまいます。

投稿: 廣田恵介 | 2012年4月22日 (日) 22時56分

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