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2012年3月27日 (火)

■0327■

さて、東電管区内の原発が全停止し、日本国内で動いている原発は北海道の一基だけとなりました。
昨夜の東京は煌々と明かりがともり、一年前の計画停電や「節電中」とハリガミの出ていた地元の商店街、あの陰鬱なムードとは、もはや別世界です。

昨夜も「東電前アクション」があったのですが、友人と飲む約束をしていたので、まずは離れ0326ca12e0pkたところから様子を見てみようと、東電本社側の歩道に立ちました。
こちら側から見ると、えらい遠い。反対側の歩道に追いやられた参加者が、かなりの少人数に見えます。東電社員たちは、チラッと見る程度で、どんどん地下鉄の駅へ向かっていきます。

参加する側は、警官が「ここまで」と決めたラインから、それこそ一歩たりとも出てはいけないのです。それを突破して、東電本社までダッシュする猛者がいるのが、このアクションの醍醐味でした。
ところが、昨夜はマイクを握る人まで、警官の決めた「輪」の中に押し込められてしまい、ちょっとモメていました。


でもね、東電本社の正門まん前に、友人とずーっと立っていたのですが、お巡りさんはひとり。しかも、たまに持ち場を離れてしまうので、こっち側で、こっそりデモっても平気な感じ。

僕らは、「もっと、東電社員に聞こえるような、いい場所があるんじゃないの?」と、建物をぐるりと歩いて回りました。通用口に警備員がひとりいただけで、裏側のカベから不法侵入できてしまう(笑)。
歩きながらプラカードを出しましたが、単に持って歩いている分には、東電のまん前でも呼び止められたりしません。

「そろそろ、デモ隊に合流しよう」と、歩道を渡り、プラカードをかかげました。
0327ca9r2rc3あえて「輪」から離れたところに立ったので、警官が「輪の中に入ってください」と言ってきました。「えっ? どこからが輪なんですか?」とトボけていると、主催者らしき人が「通行のさまたげにもなっていないし、別にいいでしょう」と仲介にはいってくれました。

その主催者の人も、参加者の旗とプラカードを「預かりますよ」と受け取り、僕の横に立ちました。だから「輪」なんて意味ないって(笑)。
むしろ、僕のように輪から外れて立っていると、通行人もプラカードを見ていってくれますよ。

輪の中にいると、「ひどいですよねえ」「許せないですよねえ」と、うちうちの話に終わってしまう。
上の写真にあるように、東電の壁に映像を映したり、「東電解体」などの文字を投影したのは新しい試みだけど、「誰に」「何を」訴えるのか、そろそろ、僕の中でも真剣に問い直さないと……。

5月になってしまいますが、もう一度、いわき市に行きます。


ご存じない方が多いかも知れませんが、東電の値上げ。これ、契約期間内なら「料金すえおき」に出来るんです。だけど、東電は利用者に通知しなかった。
……それじゃあ、歌舞伎町のボッタクリ・バーと、まったく変わらないよ。
しかも、歌舞伎町だったら、最後までうまく騙しおおせるのに、東電は「すぐバレるウソをつく」。このバカさ加減は、ちょっと許容できないレベルですよ?

ただし、廃炉にかかる莫大なコストは、僕らも増税という形なりなんなり、払わなくてはならない。「原発を廃炉にしたいけど、責任は負わない」、そんな虫のいい話はないだろうさ。

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コメント

廣田さま

>東電は「すぐバレるウソをつく」。このバカさ加減は、ちょっと許容できないレベルですよ?

この調子じゃ、原発再稼動や、新たな原発建設地を求めて、すぐにバレるような大嘘をつくと思います。
コンプライアンスが重要視される現代の企業活動において、これはあまりに杜撰。
「普通」の「真っ当」な企業であれば、存続の危機でしょうね。
ただですら福一で信用を落しているのに、この様。信用なんて取り戻せるはずがない。

>廃炉にかかる莫大なコストは、僕らも増税という形なりなんなり、払わなくてはならない

例えば、「廃炉に向けて、お金が必要だから、電気料金を上げたい」という話であれば、交渉のテーブルにのりたいと思いますが、本音で語らない連中なんかに、ビタ一文もやりたくないですね。

こんな連中に危険な原発を任せていることに、僕らは危機感を抱かないと・・・
前にもコメントしましたけど、この危機的状況においても、この程度の仕事っぷり。これまでの原発運営がどのように行われていたかなんて、推して知るべしでしょう。

投稿: かまた | 2012年3月27日 (火) 22時59分

■かまた様
今回の値上げに関しても、「燃料費高騰のため」と素直に信じている純粋な方たちが多くて、東電はウハウハでしょうね。

>「普通」の「真っ当」な企業であれば、存続の危機でしょうね。

総括原価方式、電気事業法で手厚くガードされてますからね。
原発立地に大量に落とされてきた原発マネーも、すべて、僕らが払ってきた電気料金に上乗せされてるんですけど……「原発なくて、経済どうするんですか?」と、カモられてる当人が言っても、ひたすら哀れに感じてしまいます。

今朝、めずらしく「電気料金の集金に来ました」ってオジサンが尋ねてきたんですよ。「じゃあ、ポストに入れといてください」って頼んだのに、肝心の払い込み用紙が入ってない(笑)。
払って欲しいくせに、そのための用紙を入れないで帰るなんて、「東電らしいなあ」と苦笑してしまいました。

>「廃炉に向けて、お金が必要だから、電気料金を上げたい」

廃炉には、途方もないお金がかかるんですよね。労働者も必要です。
だから、何をどうしたって、電力会社は値上げを繰り返すしかない。そんな無限ループの中に、幸せなんてあるんでしょうか。

投稿: 廣田恵介 | 2012年3月27日 (火) 23時38分

廣田さま

>「原発なくて、経済どうするんですか?」と、カモられてる当人が言っても、ひたすら哀れに感じてしまいます。

カッコいいなぁ「経済のため」とか(笑)
その実、東電やマスコミの情報を己の旗印と思い込むだけの、楽チンこの上ないポジションですけどね。
このご時世で、反原発に関する本を一冊も読んでいないとか信じられない。
最低、広瀬隆さんの『原発の闇を暴く』ぐらい読んでおいて欲しいですね。アレを読んでも「原発推進」の意思が揺らがないのであれば、経済のために命を捧げられる素晴らしい人物です。
僕は、そんな人に会いたい。

>そのための用紙を入れないで帰るなんて、「東電らしいなあ」と苦笑してしまいました。

力が抜けます(笑)

>そんな無限ループの中に、幸せなんてあるんでしょうか。

あまりにリアルすぎて、先を考えるのを止めたくなります・・・

福一の人災事故が起こらず、何も知らずに生きていくのと、この現状を生きていくのとでは、どちらが幸福なのかと時々考えます。


投稿: かまた | 2012年3月28日 (水) 00時14分

■かまた様
「経済のため」「電気の安定供給のため」と言う人に限って、何も調べてない場合が多いですね。なぜなら、本気で経済や電気のことを考えているのではなく、優越感に浸ることが目的だからです。
相手を言い負かしたいためだけに、わざわざ原発の本なんて読むわけがない(笑)。

>広瀬隆さんの『原発の闇を暴く』

あの本は、対談形式だから、非常に読みやすいですよね。
僕が広瀬隆さんを信用する気になったのは、脱原発ムードが高まってきたころ、「皆さんの自己満足のための脱原発にならないように」とクギを刺したからです。
痛かったけど、必要な一言でした。

>福一の人災事故が起こらず、何も知らずに生きていくのと、この現状を生きていくのとでは、どちらが幸福なのかと時々考えます。

「どうせ長生きする気もないし、今が幸せならいいさ」という人を、僕は邪魔する気はないです。
なので、現状に無関心で理想をもたない方々は、黙って静かに暮らして欲しいと願っています。


投稿: 廣田恵介 | 2012年3月28日 (水) 01時03分

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