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2012年3月10日 (土)

■0310■

たてつづけに電話があり、前によく書いていた情報誌に『ももへの手紙』()のショート・レビューを書けることになった。
アニメ専門誌ではなく一般向けの情報誌なので、この映画に少しは貢献できるかな、と嬉しい。

わりと最近まで、対価が支払われるなら、それが「仕事」だと思ってきた。だけど、この業界でも「金さえもえられば、どんな手抜きでも仕事」と、酒の席でもないのに口にしてしまうヤツがいる。
また、「私はこれだけ頑張った」「ライバルを打ち負かすようなモノができた」という充足感は、単なる自己実現であって、仕事ではない。

やはり、顔も知らない遠くの人に「まあまあ面白かった」「いいヒマつぶしになった」と思っていただきたい。それを目標に、がんばることにしている。
本そのものは、読み終わったらゴミ箱に入れてくれて、かまわないのだ。


昨日は、17時より経産省前の抗議活動に参加。ちゃんと、キリのいいところで仕事を終わらせて納品後、傘をさして出かけた。
0309awk6olv雨の中、金曜夕方の集会なので、「こういう時こそ、俺のような自由業者が応援に行かねば!」と駆けつけてみたが、最初は10人もいなかった。
日が暮れると、主婦からサラリーマンから、どんどん人が集まってきて、結果的には、100人をこえたみたい。

先日の三鷹デモにも参加していた「火炎瓶テツ」という人がマイクを握ったが、とても論理的で分かりやすく、かつユーモアもあって、すっかり聞きほれてしまった。
「経産省の諸君。君たちはこの一年、ウソをつきつづけてきた。簡単なことを教えてあげよう。ウソの反対が真実なのだ。つまり、君たちの言っていることの反対こそが、真実なのだ」。
経産省が、ずっと以前から、東電の電気を買っていないことにも言及していた。――意外とこれ、知らない人が多いんだよな。

痛いほどに冷たい雨に打たれながら、あらためて思ったよ。現在稼動中の原発を「6基でしたっけ?」なんてネットに書き込んでるような頭でっかちじゃ、やっぱりイカンのですよ。
仕事でも何でも、手で触れられる確かな「私の現場」を持っていないと、少しも説得力が出ないのだ。


最近のNHKのドキュメンタリーは、冴えている。特に、「原発マネー」について徹底追求した番組は、すごい内容だった。

原発立地は、三方面からお金をもらえるわけだが、これらはすべて、われわれの電気代に上乗せされている。
原発マネーの使い道には制約があって、公民館などのハコモノにしか使ってはいけない。人のいないところに巨大な博物館などを建てるものだから、年間の維持費で、結局、財政は逼迫してしまうというのだ。
柏崎刈羽原発のおかげで、日本でもっとも潤っているといわれる柏崎市でさえ、ずーっと赤字。

で、「原発にもしものことが起きたら、逃げればいいじゃん?」と思っているだろうけど、福島第一の半径10キロの避難ですら、逃げる途中で、重病人からばたばた亡くなっていった。
避難区域を30キロに広げると、道路は大渋滞するし、原発に近い人が取り残されてしまう。だから20キロ以内を立ち入り禁止にしたんだけど、そのために、生きている人たちを見殺しにするしかなかった。

誰も得してないんだよ。
こんなもん、再稼動させていいわけないでしょ。

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