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2012年2月14日 (火)

■0214■

吉祥寺バウスシアターでレイトショーの始まった『アーチ&シパック 世界ウンコ大戦争』。
0213top_image18日(土)21時からの上映後、トークイベントを開催することになりました。ゲストは、今石洋之監督!
「トークイベントやりましょう」と言い出したのは私なので、司会も私がやらせていただきます。
当日は、整理番号付チケットを販売するそうなので、詳しくはこちらへ。→

バウスシアターさんとは、『マイマイ新子と千年の魔法』上映で仲良くなって、『REDLINE』では特製パネルを作成して、今回は『世界ウンコ大戦争』……なんとも、いろいろ複雑な思いがよぎりますが、皆さま、よろしくお願いします。


12日付の東京新聞、「放射能汚染を追う/給食編・上」。保育園の給食から、お弁当にかえたお母さんの話。
汚染給食を避けるためのお弁当づくりなのに、「給食と同じメニュー」をつくらされ、保育園についたら「園の食器に移し、皆と同じ給食に見えるようにする」。
それが、保育園との約束なんだそうです。「皆と同じ」――気味が悪い。

幼児にまで同調圧力をかけてしまう窮屈な社会を、まずは止めないといけないんですよ。
「皆と同じ」なんて、子どもを満員電車に押し込んで、「みんなが我慢してるんだから!」と言いきかせるようなもんだよ。


埼玉県の上田清司知事が、東電に大激怒している。→
「これだけ満天下に迷惑をかけて誰ひとり警察のご厄介にもなっていない。自首するやつはいないのかと言いたい」……すばらしい、よく言った。ウチの80歳後期高齢知事とは、雲泥である。

そういえば、石原ジイサンの原発住民投票をめぐる暴言について、知事本局に電話しました。
「知事は、独断で条例案を却下できるのですか?」と、丁寧に聞いた上で、「そのような裁量がないなら、ああした発言はするべきではないと思います」と話した程度だけどね。ツイッターで「許せん」とか書いてるよりはマシでしょ?

やっぱり、ネットはヴァーチャルな情熱処理装置であって、ネットに書くと、本来は声に出して言うべき熱量が冷まされてしまう。


BBCのネイチャー・ドキュメンタリー、『ライフ ―いのちをつなぐ物語―』。
02141009083_01映像に集中したいので、日本語で見はじめたが、これには耐えられなかった。原語では、渋いオッサンのナレーターのみなのに、日本語版は松本幸四郎と松たか子。
特に、松たか子は、こういう大自然の映像には「優しいおとなしい声で」ナレーションしなきゃいけないと思い込んでいる。そういう、テレビ的な薄っぺらな刷り込みは、我慢ならない。

いま劇場でやっている日本製ネイチャー・ドキュメンタリーも、アイドル・グループのタレントたちにナレーションやらせてるでしょ。
自然にたいして、畏怖の念もなければ、厳粛な態度で臨んでもいない。自然は人間の支配下にあると思っているから、下世話なテレビの理屈でやってしまう。
心の底から、うんざりする。

世界のどこへ投げ出されても、ちゃんと評価されるものをつくろうよ。こんなの、日本国内、しかもテレビを見ている人間にしか通じないじゃないか。

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(C)BBC Worldwide Limited 2011

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