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2012年1月11日 (水)

■0111■

昨年の夏に行ったきりの「東電前アクション」。ひさびさに参加してきました。
ここんとこ、東京電力のヤクザっぷりは、関係各方面から聞かされていましたので、プレッシャーをかけないといけません。

しかし、状況は変わっていました。以前は、横断歩道の向こうの東電本社まで、何人かは0110catvxc3r_2行かせてもらえたのです。昨夜は、横断歩道のこちら側にコーンが置かれ、「ここから前へ出るな」と、警官隊が20人ぐらい、並んでいました。本社前にも、ぎっしりです。
……いいよなあ、東京電力さんは。こんなに大勢の警官にガードされて。しかも、僕らの税金で。

この場で、80歳近いであろう、お婆さんがマイクで言いました。「ずっと以前、この東電前でデモをしようとしたら、何を勘違いしたのか、機動隊が乗りつけてきました。その場にいた外国人の友人が、日本は民主国家ではないのか。これでは独裁国家ではないか、と驚いていました。本当の話です。ここにいる警官の皆さんは、恥を知りなさい」。
いや、実際にはもっと激しい怒り方でした。

そして、綺麗に着飾った若い女性が、歩道に置かれたコーンを蹴飛ばしました。結果的に、コーンは取り払われてしまって、まったく意味なかったんですけどね。そんなもん置くから、こちらはカチンとくるわけであって。
無表情に電力会社をガードする警官たちを見て、「日本って、こういう国だったのか」と、どんよりした気持ちになりました。


東電本社から、少し歩いて、関西電力東京支社へ。
0110ca4grcax_5ここでも、歩道から入り口まで、警官がギッシリ。この人ら、電力会社の犬ですね。自分の意志がない。日本人の典型です。
それで、巡査部長だったかな、こちら側に押し入ってきたんです。その時は、僕も怒鳴りましたよ。だって、明らかに警官たちが挑発してるんですもん。

僕は、この東電前アクションに、すべて賛成ではありません。この方法がベストかどうかは、分からない。
だから、「それは東電には関係ないことだろう」「それをこの場で叫ぶのは、どうかな」と思ったら、黙ります。発言しない、途中で離脱する自由は、ちゃんと保障されています。
言いたいことがある人は、自己責任で叫んでましたしね。それがデモのいいところだし、交流会などには、一度も参加していません(カンパはするけどね)。


僕が、抗議活動に参加したことをブログに書かなければ、「廣田さんはおとなしい、常識的な人なんだな」と、安心感をもたれるのかも知れません。
だけど、今の状況になっても、「おとなしく、常識的である」のは「よく飼いならされている」こととイコールです。僕たちは「何があっても、知らんぷりをしていなさい」「今までと同じように振舞いなさい」と、学校でも社会でも、しつけられてきました。

先日、地元の友人と飲んだのですが、はっきりと脱原発とは言い切らない彼は「天皇が人間宣言したのが失敗だね」と言います。
あんな曖昧なことを、堂々とやってしまったから、日本人は「判断保留」のまま、数十年も生きてきてしまった。
なんとなく、のらりくらりと、趣味にだけ情熱をそそぐ、「少年のような人」が理想像になってしまった。どうですか、覚えがあるでしょう? 


羊のようにおとなしくなれ、と育てられてきたのだから、どこかでドロップアウトしないと、本当の人生は手に入りません。
そのために学校をサボって映画へ行ったり、周囲にバカにされながらもアニメを見てたわけでしょ。そこで、どうしょうもなく「規格」から逸脱したものを見てきたわけじゃないですか。それは、心の中で戦争がおきていた、と言ってもいい。
だけど、今の人たちはネットという便利な受け皿があるから、日常のことは日常と切り分けて、ネットで似たもの同士を探して、同じ言葉で語り合って、似たような価値観におさまって安心してしまう。

だから、そこで閉じてしまう。「○○オタです」「ブヒってます」と自虐的に自らをカテゴライズしてしまう。
ドロップアウトして、自分が「規格外」だと思い知ったのは、いったい何のためなんだろう?と、僕なら考える。
それは、「あなたも脱原発に転向すべき」とか「デモに来なさい」と言っているわけじゃないですよ。主体性をもってはどうですか?程度の話です。

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