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2011年11月11日 (金)

■1111■

何曜日だったか、「今夜シメキリ」「明日シメキリ」「明日午前シメキリ」が重なり、その後、他誌用に「悪魔の映画を見る」タスクがありました。映画を見たら、そのままレビューを書くのです。

来週前半、もう一山あるのですが、今日だけは休ませてください。
111102cabwc2yuというわけで、女友達と、雨の中、都内某商店街をボーッと歩いてきました。
何だか、どの店舗の看板も大阪っぽいというか、「工夫しすぎ」で飽きなかったです。

そして、古びた喫茶店で、女子高生が巨大なパフェを食べるのを見ていると、どこか遠い町……というよりは、物語の中へ入り込んでしまったかのような気持ちになるのでした。


今日は、震災・原発事故から、8ヵ月。
「戦争は膠着状態にはいり、8ヵ月あまりが過ぎた……」ってナレーションに、何だかリアリティを感じてしまいます。コロニーが落下するような大惨事があったのに、アムロはサルマタをはいて、コンピュータを組み立てて、あくびをしている。事態は一向に収束していないのに、日常に飽きはじめてすらいる。
今、ちょうどああいう気分じゃないでしょうか――その気分こそが、最大の油断であることを、『ガンダム』第1話は示唆してもいます。というか、アニメでも引用しないと、今の事態を俯瞰できないですよ……。

今日、一緒に歩いた友だちは意識の高いほうで、食べ物には、そこそこ気を使っているそうです。肉は安い外国産を使うけど、野菜は関東産・東北産が安いので、みんな買っていってしまう。
ようは、世界に類を見ないほど高い暫定基準値を、国民は受け入れてしまっているのだから、さらに煽るようなイベントをするな、と。→

牛丼の値下げ合戦がスタートしていますが、「すき家」の圧勝に決まっています。
なぜなら、ゼンショーグループは「食べる物に、世界一臆病な企業でありたい。」と宣言し、野菜・卵・牛肉につづき、国産米の独自検査を行い、パスした食材のみを使っているからです。
しかも、「食品衛生法の暫定規制値にはよらず」と明記しています。あっぱれ!

それが百パーセントの安全を保障しなくても、「野菜の産地は明かさない」とユーザーの問い合わせを蹴った松屋フーズよりは、良心を感じませんか? 僕は、ゼンショーの姿勢を応援するためにも、すき家には、せっせと通ってますよ。

たとえ放射能を無視しても、放射能はあなたを無視しません。それさえ覚えておけば十分ではないでしょうか。


先日、親友といってもいい友人と、瓦礫受け入れについて、意見が分かれました。
しかし、彼は「こうして個人の意見がぶつかるだけでも、日本は変わってきたんだと思いたい」と言います。私も、そう思いたい。

3月に、東京を離れた人は賢いと思います。しかし、東京から沖縄に避難した女性のツイートを読んで、複雑な気分になりました。

「原発製の電気を使いながら原発に反対してるのって親に上げ膳据え膳で食わしてもらってるニートが親の悪口言ってるのと同じレベルでカコワルイ。せめて原発のない地域(海外でも沖縄でも)に引っ越して純然たる原発以外の電気使ってから文句言えばいいのに。」

なんだか、ナチス・ドイツに占領されたフランス国民に「抵抗活動したければ、フランスから逃げてからにしろ」と言っているように聞こえますね……。
私は、電気料金の自動引き落としをやめてもらい、コンビニ払いに変えました。せめて、こちらの自由意志で払いたい。「払ったら、負けかな」のニート精神で。

でもね、その電話をしたとき、オペレーターが若い女の人だったんです。
東京電力の女性社員も、まだ東京に残っているということは、残念だけど、ちょっとは被曝しちゃってる。得するのは、強欲なジジイばかりなんだなーと、改めて思いました。

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コメント

廣田様

>「戦争は膠着状態にはいり、8ヵ月あまりが過ぎた……」

僕もダレてきています。
毎日職場では放射線対策に追われていますが、自宅じゃ子供と遊んだり、プラモ作ったりしてますからね。
相変わらず、日々の線量測定、食品制限、空調の管理はしていますが。。。

>さらに煽るようなイベントをするな、と

僕も日比谷のライブは苦々しく思っていました。主催者たちは己の良心を疑いもせずにいるから手に負えない。

>東京から沖縄に避難した女性のツイートを読んで、複雑な気分になりました。

僕らは電力を供給されているかもしれないが、それに見合った料金を支払っている。電気の品質や発電工程に意見をいう権利はあるはず。我々はお客様なのです。
ただ、やましく思うのは、父や母、友人たちの住まう福島県に原発をおき、のうのうと無意識に東京での生活を送ってきたことです。

投稿: かまた | 2011年11月12日 (土) 22時33分

■かまた様
今の事態の恐ろしさは、「何の支障もなく普通に生活できてしまう」ところです。
暫定基準値がなければ、食糧難になっていると思いますが、それすら「無いこと」にしてしまった。また、国民の多くも「何も無かったんだ」と思いたがっている。

>相変わらず、日々の線量測定、食品制限、空調の管理はしていますが。。。

それが、この先、何十年(あるいは何百年)もの生活のベースになっていくので、必要なことでしょう。

>僕も日比谷のライブは苦々しく思っていました。主催者たちは己の良心を疑いもせずにいるから手に負えない。

泉谷しげる氏はブログであれこれ言い訳していますが、とにかく不勉強。
三鷹の「東日本応援ショップ」は来年3月で閉鎖するそうなので、ホッとしています。

沖縄に避難した女性は、優越感から言っているだけでしょうね。沖縄にも、500ベクレルの食材が出回っているそうですけど、それはいいんでしょうかね(笑)。

>ただ、やましく思うのは、

はい。ですから、「罪悪感」があるかないかです。「原発って危険だから、人の少ない場所に立てるんだってさ」と聞いたのは中学ぐらいの頃です。だけど、聞こえないフリをした。
今回、福島第一が無傷だったら、今ごろ「日本の原発はすごいぞ。どんどん造れ」と胸をはっていたはずです。
あるいは、半径30キロ圏内で、放射性物質が止まっていたなら。

ところが、首都圏に危機が及んで、僕らは手の平を返した。それは、死ぬまで忘れてはいけません。
脱原発は、罪悪感とセットです。切り離せません。

投稿: 廣田恵介 | 2011年11月12日 (土) 23時08分

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