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2011年8月29日 (月)

■0829 上映会裏話その1■

26~29日まで、福島県いわき市に行ってきました。
27・28日に、ショッピングセンター・エブリアで『マイマイ新子と千年の魔法』を無料上映するためです。
何度かに分けて、ひょっとしたら、誰かの役に立つかも知れない事がらを取り上げて、上映会裏話を書いていきたいと思います。

私のやったことは、DVDプレイヤーの再生ボタンと停止ボタンを押したことぐらいです。
あと、最後の上映のとき、音量レベルをちょっと上げた。その程度です。


僕が、いわき出身のSさんに「いわき市で、『マイマイ新子』の上映会をできませんかね?」と相談したのは、7月下旬、都内の居酒屋でのことでした。
Sさんは、「やれる会場があるとしたら、ココとココ」と、いくつか候補をあげてくれました。それが、7月31日のメール。
翌日、第一候補の大きな公民館に電話をしました。ところが、館内は避難者の方たちでいっぱい、とても催し物はできない……という返事でした。

他の会場候補は、予算と折り合わない、交通の便がよくない……などの問題が気になって、踏ん切りがつかない。
迷ってばかりもいられないので、『マイマイ新子』の幹事会社であるエイベックス・エンタテインメントに、いわき市で自主上映したい旨、メール。
同時に、友人Aにチラシを発注。ところが、友人Aは「今回はスケジュールが合わないし、そもそも、僕より向いている人材がいますよ」と、友人Bを推薦してくれました。
友人Bは、ふたつ返事でオーケー。ただし、会場や上映時間などの詳細データが欲しい……って、そりゃそうですよね。
(チラシは印刷期間を考えて、早めに発注することにしたのです。友人Bは、独力でチラシを印刷したばかりか、いわき市に来て、ポップづくりに大活躍することになります)


とにかく、はやく会場を決めたい。それと、上映機材も、いわき市内で調達できないか。
その時、最初に相談したSさんから、「僕の知り合いのGさんに電話してみてください」と、メールが来たのです。Gさんというのは、私が6月に、いわき市で取材させていただいた学習塾の先生です。→
このG先生のお父様が、ショッピングセンター内に、ファンシー雑貨のお店を持っているんです。そのショッピングセンターと話をつけて、ギャラリー・スペースで上映できるよう、話をつけてきたんだそうです。

しかも、「27・28日の土日」と上映日を決めてくれていたのです。そればかりか、「一日三回ぐらいやろう」と盛り上がっている様子です。
何しろ、G先生のご家族は『マイマイ新子』をDVDで見て、原作本を買うほど、気に入っていたのです。これは、まったくの偶然。

さて、そのショッピングセンターが「いわき市民なら、誰でも知っている」と有名な「エブリア」Img_3658です。
私は、G先生に教えられるまま、エブリアに電話しました。「はい、うかがっております。子どもから大人まで、皆さんで見られるアニメだそうで……」と、すべて話が通っています。
あとは、私が詳細を詰めれば、会場は決まってしまいます(本当は使用料がかかるようなのですが、申請書の「料金」欄には、×がしてありました)。
今月8日に、私はエブリアの担当者さんとお会いし、上映時間を決定。その時間を、すぐにチラシ制作のBさんへ連絡。Bさんは、チラシの印刷代を「カンパで集める」と、とんでもいなことを言い出しました。


さて、心配なのは、機材です。いわき市内にも、レンタル屋はあるようなのですが、やはり料金が……エブリアのギャラリー・スペースは、ゲームセンターの横です。スピーカーも絶対必要。

私は8月中に、小学校時代の友人であるYくんと『トランスフォーマーズ3』を見に行く約束をしていました。
しかし、機材が決まらない、お金もかかりそうでは、とても映画へ行く余裕はありません。断りのメールを入れました。
ところが、事情を聞いたYくんは「俺の中学時代の友だちが、役に立つかもよ?」と、ある人物の名前を口にしました。
それが、映像ディレクターの加納真さんです。私が日芸映画学科を受験するとき、アドバイスしてくれた先輩でもあります。
ひさびさに加納さんと電話で話すうち、「僕が現場に機材を持っていって、ぜんぶセッティングしちゃいましょう」という理想的展開になりました。機材は、加納さんの会社「スターゲート」の備品を運ぶというのです。
それが、11日。たった10日で、会場と機材調達の準備が、ととのってしまいました。私は、各方面に連絡しただけです。おまけに、覚悟していた予算の心配もなくなりました。

もうひとつ。エブリアで打ち合わせしたとき、「廊下との壁は我々が組みますから、暗幕を使って、出入り口をつくってください」と頼まれていたのです。
演劇関連で借りればいいのか、それとも、黒い布を買ってしまおうかと悩みつつ、「暗幕が必要」とブログに書きました。
それを読んでいたのが、やはり6月に取材させていただいたNさん()。
Nさんが、娘さんの通う小学校に暗幕があるので、それを借りてこられるかも……と言うのです。そのメールが、24日。

上映前日の26日に、加納さんが機材を、Nさんが暗幕を持ってきてくれさえすれば、もう上映できてしまいます。
その間、エイベックスさんから、東和プロモーションさんへ連絡がいき、「被災地応援キャンペーン」として、『マイマイ新子』の業務用DVDが送られてきていました。これも、無料です。
もし、この「被災地応援キャンペーン」作品に『マイマイ新子』が入っていなかったら、どうなっていたでしょう?

さて、万事順調と思いきや、上映当日朝、とんでもないハプニングが起きたのです……。

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コメント

上映お疲れ様でした。
…何と言いましょうか、
廣田さんが初めていわきに向かった時から、
すでにすべての《種》は播かれていたように
思えてきました。

友人B氏の《今あるものを活用する》発想、
フットワークの軽さにも
傍で眺めつつ、驚かされました;;

…続き、お待ちしています。

投稿: ひぐちりかこ | 2011年8月29日 (月) 20時21分

■ひぐちりかこ様
そうですね、「種」ですね。
あちこちで勝手に発芽していたので、それが、エブリアという場に集まって、上映会が成立したのだと思います。

>友人B氏の《今あるものを活用する》発想、
>フットワークの軽さ

彼には、イベントのたびに助けてもらっているんですけど、今回もやるとは思いませんでした(笑)
「上映中、途中で入ったり出たりしてもOKです」のハリガミも、彼のアドバイスで、翌朝つくりました。

ただ、初日の朝が、とにかく大ピンチだったんです。もう、上映会中止になるかと思いました。

投稿: 廣田恵介 | 2011年8月29日 (月) 21時07分

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