■0813 東京から■
あまり途中経過などは書かないようにしているのですが、チラシは顔も知らない有志の方たちのおかげで出来たものなので、報告を。
福島県いわき市で開催予定の『マイマイ新子と千年の魔法』無料上映会(■)のチラシづくりに協力してくださった方、ありがとうございます。
先ほど、1000枚が、いわき市に向けて発送されました。
引き受けてくださる鹿島ショッピングセンター様、アニメイトいわき様、LALA各店補様、ありがとうございます。
まだ、2,000枚もありますので、引きつづき、チラシを置いていただける場所を探しています。
いわき在住の方、福島・いわきに縁のある方からの情報も、お待ちしています。
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深夜のファミレスで、友だちといろいろな話をした。
ふだんは顔にも出さないが、やっぱり放射能のことを心配していた。……ま、そりゃそうだよね。
首都圏からは、どんどん人口が流出しています。自治体がホットスポットの存在を認めず、何の対策もとらないのだから、当然のことです。
東京でオリンピックをやるなんて、不可能です。海外メディアは、東京の高濃度汚染エリアを把握しているので、大事な選手をよこすわけがない。
いまコミケが開催中ですが、こういうイベントも、安全の確認された地方へ、どんどん分散させたほうがいい。東京中心主義だから、いろいろな嫉妬や軋轢がおこる。
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311以降、どこか憂鬱な気持ちですごしている人に、ぴったりの漫画を、友人が貸してくれた。
『あの日からのマンガ』(■)は、311以降の僕らの実感そのままだと思う。
作者はしりあがり寿だけど、彼が皮膚で感じた戸惑いや怖れ、混乱が、そのまま紙に印刷されている。
『方舟』(■)は、11年も前の作品だが、とめどなく降りつづける雨は、そのまま放射性物質に置きかえられる。洪水で沈みゆく東京の中、「世界が滅びるわけない」とキレるのは、必ず男だ。その辺りのリアリティに、ぞっとさせられる。
この二冊は、決して明るい内容ではないが、読むとホッとさせられる。それは、現状を凝視する、力強い視点が感じられるからだ。
だから、僕はまだ、フィクションの力を信じつづけている。
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