■0714 アッガイ■
EX大衆 8月号 明日発売
●夏だ!海だ!水陸両用MSオールカタログ
最初は、「いっそのこと、アッガイのみの特集にしようか!」と話していたのですが、「念のため、水陸両用全般で」との判断をくだした編集者、えらい。
今回のインタビューは、バンダイの川口克己さんです。本当は、数百文字におさめるのがもったいないぐらい、熱く語ってくださったんです。
やっぱり、プラモデルって文化だと思うし、ガンプラからの視点をぬきに『ガンダム』を語ることは、僕にはできない……と実感させられました。
で、なんのかんの言いつつ、アッガイ濃度は高いです。
それはやっぱり、「水陸両用で」という、しばりがあったから。「制約」というのは、実はクリエイティブなのです。
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昨日18時からの会見で、菅直人総理が、「原発に依存しない社会を目指す」と宣言しました。
もちろん、ただちに全原発が停止し、廃炉作業が始まるわけでは、ありません。しかし、「道しるべはできた!」と喜ぶべきでしょう。
もちろん、放射性物質が、消えてなくなるわけじゃない。
むしろ、個人にとっては、これから何十年も、同じ粘り強さで生き抜いていけるか?という課題が、残されました。
セシウムに汚染された牛肉など、端緒にすぎない。
いかに回避するか、あるいは元を断つかという問題なのに、「たかが牛肉、騒ぎすぎ」なんてつぶやいている方が、いらっしゃる。
悪いけど、そういう人は、西日本在住です。そして、悪いけれど、アニメ・ファンです。――何だ、「もし小さな子どもが食べたら……」と考える想像力も、現実におきている異常事態に対応する能力もないのか?
本当に、悲しくなる。「東京は被曝してない」「都民は汚染野菜を食え」。西日本の人たちには、ひどい言葉を浴びせられたよ。もちろん、全員じゃないよ。
それと、僕だって、アニメに現実逃避する。その代わり、必ず、現実に戻ってはくるんだよ。だけど、戻ってこない人も大勢いるんだって、心からガッカリしたし。
この4ヶ月、私なりにも長かった……。
もう、東京は、首都とほこれるような街ではありません。そう、いじめないで欲しい。
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父の公判が、まったく開かれないので、検察庁に電話してみた。
はっきりと父のフルネームを言い、最後に「被告」とつけた。もう、あの男を「お父さん」と呼ぶことは、金輪際ない。「被告」だよ。
ところが、ちょっと呆れた。検察が訴えたくせに、いつ公判がはじまるのか、分からないという。
「向こうの弁護士さんに、聞いてみたらいかがですか?」「えっ、被告人の弁護士にですか?」「何か、知ってると思いますよ」。
オイオイ――どうして俺が、法廷で敵に回る連中に、頭を下げなくてはならないんだ? この戦いに、味方はいない!
何しろ、こっちがいくら名乗って、「被告の息子です」とくり返しても「ふーん?」と、空気のぬけたようなリアクション。人殺しの息子には、ずいぶんと冷たいんだな。検察庁・立川支部よ。
母が殺されて、もう半年以上が経過してしまった。放射能をばらまかれても、花だけは、一日も絶やしていない。
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