■0616 小名浜■
ささやかながら、来月、川崎市で「対放射能生活」プチお勉強会を、開催することになりました。
別に専門家を呼ぶわけではありませんが、いわき行きをすべて段取ってくれたS氏が、線量計で、あちこち測りまくります。
謝礼はマスクだそうなので、いわき市で知り合った方たちに、送りたいと思います。
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「再生可能エネルギー法案成立に向けて」という講演が、15日に開かれました。
講演は、ソフトバンクの孫正義社長。ほかに駆けつけたのは、松田美由紀、小林武史、加藤登紀子……と聞くと、いかにも民間のイベントだけど、菅直人総理も来たんです。
原発推進の政府の代表が、エネルギーシフトの講演に来たんですよ? テレビと新聞だけ見てたら、こういう情報は、分かりません。
もうひとつ。大江健三郎、沢地久枝、鎌田慧、坂本龍一らが、9月に大規模な脱原発デモと署名をやるんです。
誰かひとりぐらいは、知っている名前があるでしょう? やっぱり、声の大きな人、文化人は、どんどん発言すべきだよ。
ただ、僕自身は、もうデモには参加しないと思う。自分の中では、地元の除染ができないか、それを考えている。
反原発は、もう多くの人がやってくれている。いま、稼働している19基の原発は、そのほとんど(13基)が、西日本にあります。西日本でも、放射性物質は見つかったし、当地の人たちががんばってくれるだろうと、信じている。
原発、放射能と聞いただけで、耳をふさぐ人たちは、関係ないかも知れないが。
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いわき駅前の、夜の写真。
これは確か、一軒目に入ったバーの場所を、忘れないために撮っておいたんだ。マスクを持っていくと約束したから。
ところで、マスクの寄付は、まだ受け付けています。特に、子供用。
マスクに放射性物質が付着すると、今度は、マスクそのものが、放射線を出すことになってしまうんで、ずっと必要なんです。
――皮肉なことに、いわき市より、東京のほうが、グッと線量の高いところがあるんですけどね。
マスクだけで、すべてを救えるなどと、僕はうぬぼれていない。マスクは、本当に感謝されるから、送るんですよ。
福島第一を覆う、特殊なカバーのパーツを、いわき市の小名浜港で作ってるんです。
小名浜は、この目で見てきたからね。津波で、あんなにボロボロになっても、ちゃんと機能してるんだよ。成功してほしいと願っている。
ストリート・ビューで、震災前の小名浜を見た。アクアマリンふくしまが復活したら、絶対に行くよ。
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昨日、検事から電話がかかってきた。
父のことを、はっきりと「被告」と呼んでくれた。それだけで、どんなに胸のつかえが取れたか。
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コメント
勉強会はほんとにありがたいです。実際にガイガーカウンターの測定をするのは初体験。「現実を知った上で、最善をつくして生活する」これがいかに大事か。私は母親として、「怖いから知りたくない」など言うことは恥だと思うので何でも知る姿勢でいきますよ。それにしても、3.11以降、ますます家事(掃除)に手抜きできなくなってしまい、「安全な食事」求めていったら食費が凄い...家計は低空飛行でお腹は擦り傷(赤字)だらけです。とほほ...どうしたらよいやら。
投稿: ごんちゃん | 2011年6月16日 (木) 15時42分
■ごんちゃん様
勉強会というより、「情報交換会」になると思う。線量計は、3台もあるからね。
>「怖いから知りたくない」など言うことは恥
まさに、その通り。よく「旦那が興味を示してくれない」と話に聞くけど、現実逃避だね。仕事に、逃げてるだけだよ。
原発や放射能について、口をつくんでいる芸能人・文化人も、同罪だ。
>「安全な食事」
外食でも、安心して食べられるものは、ほとんど無い。
「どうせ安全なんだろ」と、無神経な人たちが内部被曝しながら、日本経済が回っている印象。
本当は、安全な食材を調達してくるのが、政府や自治体の役目。市民が、ここまで持ち出しでやっているのは、本当はおかしいんだよ。
領収証をとっておいて、いざという時、使えるようね。
投稿: 廣田恵介 | 2011年6月16日 (木) 16時46分