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2011年6月 3日 (金)

■0603 いわき前夜■

ここ数日、やけにスッキリした気分だと思ったら、読売新聞がポストに届かなくなっているからだ!
先日書いたように、読売本社読者センターは「解約」という言葉に過剰反応し、「解約など無理」と嘲笑してきました。この件を、ツイッターで広めてくださった方たちもいます。
もともと、原発業界のスポークスマンとして印象の悪かった読売は、さらにイメージダウンですねえ。

つまり、やろうと思えば、権威からは逃れられる、手を切ることができるんです。
だって僕、国民生活センターにさえ、「読売新聞の解約は無理かも知れない」と言われたんだよ? でも、解約できたじゃないか!

原発を止められない、それどころか、まだつくろうと自治体があがくのは、「他に方法がない」という、負け犬の論理にとらわれているからに過ぎない。

「仕方がない」「他にどうするんだ」――負け犬の口癖です。


明日朝から、二泊三日で福島県いわき市へ行ってきます。月曜夜には、帰っているはずです。

もともとは、水先案内人になってくれる方が「地元にマスクを送りたい」と言っているのを知ってから、始まった話でした。
マスクの寄付は、関東圏はもちろん、福岡、広島、山口、大阪と、西日本の方たちも多く、総勢20名の方たちから、いただきました。ありがとうございます。
『宇宙戦艦ヤマト』の石黒昇監督ほか、アニメ業界の方からも、寄付いただきました。

とりあえず、ダンボール何箱かを持っていくので、地元に交渉してみました。
S60_mapなかなか甘くありません。「どこの団体の協力もうけない」と、断られもしました。こちらが「施してやる」という姿勢では、まったくダメなんだということが、最初の一打で分かりました。

放射能汚染は東京にも広がっていますが、僕は「福島」を線引きして、対岸の火事を見るような態度から、抜け出したかった。
ところが、相手が、こちらの甘っちょろさを見越して、塀を築いてしまう可能性も、大きいわけです。

おそらく、僕はボクサーのように、ぼこられた気分で、帰ってくるのでしょう。
その「痛さ」を、東京に持ち帰ってきます。
ブログの更新は、最速で月曜夜でしょうが、ツイッター(@HIROTA0315)では、なるべく頻繁に状況を報告したいと思います。


「本物の」ジャーナリストは、もう福島第一に、どんどん乗り込んでいますよね。
僕は、原発や放射能のことをブログに書いているのに、くやしいぐらい、アニメの仕事しか来ない(笑)。
だから、みんなどんどん発言すればいい。なんでみんな、そんなにお行儀がいいのか、分からない。国に殺されかけているのに。

結婚しても離婚しても、あるいは母親を殺されても、やっぱりアニメの仕事は、つづいてくれた。つづかなくなったら、極端な話、餓死する(笑)。
フリーランスは、分かりやすくて、いいや。では、行ってきます。

誰か、ベランダの花たちに、水をやってくれると助かるんだけど、大丈夫かな。

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