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2011年6月 2日 (木)

■0602 永作博美■

毀誉褒貶のはげしい武田邦彦教授が、いわき市で講演を行います。
たまたま、私が行く日に重なっているので、その会場で、マスクを配布できないか、メールを送ってみました。


一回目は寝落ちしてしまった『蛇のひと』、最初から見直したら、けっこう良かった。
1261472567『人間失格』みたいな感じ……原作のね。ということは、文学性が高い=脚本力が強い。それもそのはず、WOWOWシナリオ大賞受賞作の映画化なのだ。

僕は一時期、「月刊シナリオ」を購読していた。小さなコンテストにも、応募したことがある。そっちの才能はないのかな……とあきらめていたら、ずっと後に、『創聖のアクエリオン』のCDドラマを書かせてもらえることになったけど。
シナリオ誌の投稿などを読んでみると、シナリオライター志望者って、「潜在的作家志望者」なんだよな。プロの脚本家でも、ボツになったシナリオを、小説にしちゃったりするでしょ。

ということは、脚本賞に応募されてくる作品は、それ自体が文学として完結した、「レーゼ・シナリオ」であることが多い。
この『蛇のひと』も、活字的に完結してしまっているので、映画ならではのアンビギュイティが足りてない。「整合性がとれていれば、それは優れた映画である」って人のほうが、世の中、多いんだろうけどさ……。


『蛇のひと』での永作博美は、西島秀俊演じる、謎めいた男の過去を追ううち、彼に恋してしまう。
T0009170a永作の、天然のコメディエンヌぶりを堪能できる。特に、田中圭をからかうあたりは、最高だ。ナヨナヨした年下男と組ませると、最高に面白い女優なんだよな。

でも、本当は、他の女優と競りあっているのが、一番、永作には似合っている。
だから、ふせえりと会話するシーンが、見どころかな。
女優に着目して見ていると、すべての映画が「怪獣映画」に見えてくるよ。


昨夜は、某誌編集者と打ち合わせ。
分からないことは「分からない」と、はっきり言い、それでも本だけは一生懸命に読んでいる。こういう若者と仕事ができて、本当に幸せだ。

(C) 2010 WOWOW

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コメント

いわきは、大昔の秋に出張で行きましたが、サンマの刺身が美味しかったんですよ。
美味しかったんです。

投稿: てぃるとろん | 2011年6月 2日 (木) 13時25分

■てぃるとろん様
刺身は、食べられるのかなあ。
当地では「出されたものは、残さず食べる」を、貫きたいと思います。

東京では、特に野菜にむちゃくちゃ警戒してますけどね……。サラダなんて出されても、困るっちゅうねん。

投稿: 廣田恵介 | 2011年6月 2日 (木) 13時41分

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