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2011年4月22日 (金)

■0422 まどマギ☆ナイト■

大みなと祭 パンフレット
P
●『真剣で私に恋しなさい!』声優座談会

5/8開催のイベント「大みなと祭」用パンフレットの中の、『まじこい』座談会を取材・構成。浅川悠さん、友永朱音さん、氷青さん、伊藤静さん、後藤邑子さん、それぞれ魅力的な方たちでした。(写真も載ります)

秋にアニメ化されるとはいえ、「PCゲームのCDドラマ版」というのは、自分の守備範囲ぎりぎり。メーカーの広報の方に、助け舟を出してもらいながらの、楽しい取材でした。


告知です。29日(金曜)、科学技術館で開催される「スーパーフェスティバル56」に参加します。
U_mディーラー名は「Hard Pop Cafe」、卓番は「C-28」。
写真のグラージほか、ギムレット氏渾身のレゴが数点(展示だけです。売りませんよ)。同人誌「フェスティバル・タイムズ」のバックナンバー、「2325」などを販売します。

私は、本棚からこぼれたアニメ関係本などを「廣田文庫」として放出します。エッチな本はないです。いや、『ふしぎなメルモ』は、俺からすると、十分にエッチなのですが。


昨夜は、『魔法少女まどか☆マギカ』最終3話をリアルタイム視聴。
明け方のTwitterで、放映直後の余韻を語り合うのは、格別に贅沢な時間でした。制作サイドは、テレビ放送をイベント化しようと考えていたかは、ちょっと分かりませんけどね。割と、そこまで深読みすると、外れるんだよな(笑)。

俺はとにかく、ここまで話題を持続させ(しかも震災を越えて)、楽しませてくれたことに最大級の賛辞を送ります。
ラストで、どうこうなるような作品ではないです。だいたい、いい映画っていうのは、ラストシーンほど、どうでもいい。過程が大事です。


『フラクタル』のBDを買いました。
22capk4lma第一話の絵コンテ・演出は山本寛氏、第二話は神戸守氏です。どちらが「上手い」かというと、圧倒的に神戸さん。だけど、「面白い」のはヤマカンなんですよ。

『かんなぎ』の再放送を見て、主人公の目線の高さが、気になった。主人公がヒロインと和室に座っていても、めったに俯瞰にならない。部屋にカメラを据えたように、ほとんどのカットが、主人公の目の高さ。

そこに留意して、第一話を見ると、ヒロイン(フリュネ)は空を飛んでおり、主人公(クレイン)は見上げるしかない。
フリュネは岩の上に落ちる。それを助けにいくクレイン。しかし、またしてもフリュネはクレインよりも「高いところ」に落ちていて、両足をひっぱって下ろすしかない。(このあたり、かなり無茶な芝居になってしまっているけどね)

ここでクレインは、倒れたフリュネを初めて「見下ろす」。なぜかというと、クレインがフリュネを助ける立場になったから。
部屋に移ってからもそうで、フリュネをベッドに寝かし、クレインは椅子に座っている。つまり、フリュネを「見下ろしている」。
Image_3ところが、フリュネが起きると、ちょうど2人の視線が同じ高さになる――つまり、「2人が目を合わせ、正面から見つめあうまで」のドラマが、出会った瞬間から始まっているのです。

だって、フリュネが上半身裸になって、背中に薬を塗ってもらうシーンでは、視線が交わってないもの。
2人が目を合わせて後、三人組が家をたずねてくるシーンでは、フリュネを椅子に座らせたのが上手い。ここで再び、クレインがフリュネを「見下ろす」構図になる。それは、このシーンでは、クレインがフリュネを守る側なんだ、ということ。

そういうところに(無意識に)こだわるのが、ヤマカンの良さじゃないですか。


みんなはどうか知らないけど、俺は「優れているから、その作品が好き」ということはないです。「劣ったところが多いけど、一生懸命」――いや、どんな手抜きでも、その作品が世に出たからには、必ず意味がある。

「俺の好きな作品は、質的に優れている」という気も、ありません。ただ、いいところを見つけてあげようじゃないか。俺なら、見つけられるよ? それが「好き」ということです。


(C)フラクタル製作委員会

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コメント

廣田さま

私は関西在住なので、昨晩は11・12話を視聴しました。廣田さんがツイートしておられたように、ほんとうにイベントに参加するような心構えでしたし、久方ぶりにテレビに釘づけ(=世界初映に立ち会う!)という時間を過ごしました。

今は、どう収束するのか見守り続けた物語が、着地したという事実を受け入れるので精いっぱいです。
関西では10話の放送から約1カ月のブランクですが、もしかすると10話からの連続放映を試聴された首都圏のみなさんのほうが、より密度の濃い時間を過ごされたのかもしれません。

いずれにしても、図らずも3.11以前と以後をつないで見せた作品として、忘れられない一作になりそうです。こんなにも情報に飢餓感を覚えた作品も珍しい…。


投稿: 綱本武雄 | 2011年4月22日 (金) 23時37分

■綱本武雄さま
網本さんも、リアルタイムでご覧になりましたか。徹夜でアニメを見て、ネットとはいえ、明け方まで語り合うなんて、何年ぶりだろう……と、その機会を与えてくれたことだけでも、感謝したいです。
心地よい疲れと眠気でしたね。

>関西では10話の放送から約1カ月のブランクですが、もしかすると10話からの連続放映を試聴された首都圏のみなさんのほうが、より密度の濃い時間を過ごされたのかもしれません。

私は、先にニコ動で見ていたのですが、10話から、ガラリと転調しますからね。初見の人はショックだったと思います。
遅れた理由は、ひょっとして避難所のシーンがあるからかな?とも考えたのですが、変に自粛しないでくれて、良かったです。

不思議なことに、期せずして時代とリンクしてしまう作品って、あるんですね。
現実に起きていることは、とにかくシャレになっていないのですが、その虚無感の中に、力強い意志を刻みつけたフィクションがあったことを、忘れてはならないと思います。

3.11に始まる惨事に、ここまで深くつきあってくれたフィクションは、私の知るかぎり、『まどか☆マギカ』だけです。

投稿: 廣田恵介 | 2011年4月23日 (土) 00時36分

廣田さま

あの10話、ひどく残酷なものを観てしまった背徳感と、目をそらしてはいけないという使命感に駆られてか、何度も繰り返し観てしまいました。

同時に、それ以前からずっと毒を盛るように与えられ続けてきたストレスから解放されたような気もして、なんとも不思議な感覚を味わいました。


ところで写真のグラージ、シルエットが素晴らしいですね。頭の中の、美化されたグラージ像にとても近かったものですから、これがオリジナルじゃないかと見とれてしまいます。

投稿: 綱本武雄 | 2011年4月23日 (土) 01時22分

■綱本武雄さま
確かに、10話でいきなり決意を迫られるんですよね。それまでは、少女たちの残酷な運命を、見世物のように傍観していることが出来た。しかし、10話だけは、そうさせてくれないんですね。

>同時に、それ以前からずっと毒を盛るように与えられ続けてきたストレスから解放されたような気もして、なんとも不思議な感覚を味わいました。

覚悟がすわった、みたいな感じでしょうか。
まどかが何も決意しないので、ほむらが決意した人間であることを知って、勇気づけられたのは確かですね。「ああ、これで物語が終われる」といったような……。

そのグラージは、両足をハの字型に開けるのがポイントのようです。安定感が出るんでしょうね。設定画とも違う、コンパクトなシルエットがいいですよね。

投稿: 廣田恵介 | 2011年4月23日 (土) 01時47分

「魔法少女まどか☆マギカ」に娘がすっかりハマってしまって、すっかりおいてけぼりをくらった私は1話と3話しか観ていないのですが、娘が最終話を観終えたあとで同級生と感想を語りあっていたら、
「きゅうべえが言ってることはずっと間違ってないと思うし、きゅうべえ、かわいい♪」
という娘の主張で意見が食い違ったらしく、それでもなお主張していたら、
「『そんなに言うなら魔法少女になってしまえ!』って言われたー(笑)」
と。いろいろ楽しそうに力説してくれてます。
おまけの話、いつのまにか海月姫の7巻が我が家に。こちらも女子高生の心をつかんだようです(笑)

投稿: kyasリン | 2011年4月24日 (日) 10時35分

■kyasリン様
つくづく、見どころのある娘さんですね。将来、楽しみです。

>「きゅうべえが言ってることはずっと間違ってないと思うし、きゅうべえ、かわいい♪」

かわいいかどうかは別にして、俺も、キュゥべえの言うことは間違っていないと思いますよ。
理の通ったことを言われるから、僕らは彼に反感を持つのであって。

でも、アニメの話であれ、同級生と語れる、意見が食い違うって、とても良いことですよね。

>おまけの話、いつのまにか海月姫の7巻が我が家に。

まだ買ってないんです。
同じ作者の『主に泣いてます』を読んだら、あまりの屈折ぶりに、ちょっと悲しくなってしまって……。

投稿: 廣田恵介 | 2011年4月24日 (日) 11時55分

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