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2011年2月13日 (日)

■0213■

『おまえうまそうだな』をレンタルで。
なんか『マイマイ新子』と同じように評価されるべき!みたいなことを言っている人がいたけT0008881ど、公開時は初登場で興収ベスト10に入っているよ。“印象として”売れてなさそうだから、俺たち心あるアニメ・ファンが立たねば!って、勘違いでしょう、それは。

3冊の絵本をつなぎ合わせたものなので、ストーリーは散漫だったけど、絵的な見どころはいっぱい。アクション・シーンも、かなり見ごたえあるよ。

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いちばん良かったのは、主人公の肉食竜が、自分になついた草食竜の子供に別れをつげるシーン。
カットは俯瞰で、大平原が広がっている。上手ぎりぎりのところに、肉食竜がいる。「あばよ」みたいなことを言って、肉食竜がスッとフレームアウトすると、入れ替わるように上手方向から雲のカゲが、どーんと広がってきて、平原を覆う!
その次のカットが、アオリで走る草食竜の子供。その頭上には、暗雲がたれ込めている。上手い繋ぎ方ですね。「俯瞰で雲のカゲを見せて」→「アオリで雲そのものを撮る」。好きなカッティングです。テンポ感を出しながら、ストーリーの先行きにも興味を持たせている。
大きな俯瞰の絵というのは、シークエンスの終わりに持ってくると、ぴたっと決まるんだな。だけど、ストーリーが分裂しないように、「雲」で繋げている。頭いい。

――でもな。俺みたいなオッサンが、「ここのカット割が」とか言うような映画なのかね。ちゃんと然るべきお客さんに届いたので、俺の話なんて、飲み屋話でよかろうと。

さて、今夜は、藤井美菜主演の『恐怖』を見ます。この手の映画は苦手なんだけど、何しろ、主演が藤井美菜なので。
『GANTZ』は、いつ行こうかなー。吉高由里子、吉高由里子……。

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バー・カリフォルニアの女こと、橘琴音(旧芸名・喜多村静枝)さんが、舞台に出演されます。3月5日と6日、SUBTERRANEAN(サブテレニアン)建武館地下にて。→詳細

短編2本立てで2千円という、リーズナブルなお芝居なので、ひさびさに楽しんでこようかと思います。

(C)宮西達也/ポプラ社・おまえうまそうだな製作委員会

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コメント

「おまえ〜」は家族で観に行きました。子供が保育園で割引券をもらったのです。子供が行きたいと言うともれなく家族が付いてきますからデカイです。
デカイと言えば肉食のボスの巨大さや存在感が良く出ていて迫力ありました。隙無くよくできてました。面白かったです。

投稿: ハム船長 | 2011年2月14日 (月) 06時03分

■ハム船長さま
まさに、家族向きの映画だと思います。「大人の鑑賞に耐えうる」とか「実は大人向け」という評価には、どこか歯がゆさを感じます。

>デカイと言えば肉食のボスの巨大さや存在感が良く出ていて迫力ありました。

足跡をくっきりと着けるとか、土煙が上がるとか、自然物をうまく使っているんですよね。恐竜たちも擬人化させたり、『ジュラシックパーク』のようなポーズをとらせたり、柔軟に表現してましたね。

投稿: 廣田恵介 | 2011年2月14日 (月) 10時25分

告知載せて頂きましてありがとうございます。

気楽に楽しんで頂ければうれしく思います。

マイマイ本発売まで後半月ほどですね。ワクワクします。

投稿: 橘 琴音 | 2011年2月16日 (水) 04時14分

■ 橘 琴音様
橘さんの舞台は初めてなので、楽しみに待っています。

>マイマイ本発売まで後半月ほどですね。ワクワクします。

いちおう、昨夜、一区切りついたのですが、今週金曜までは、まったく気が抜けません。
橘さんのインタビューは、いっぱい情報が入っていて、面白くなりましたね。

投稿: 廣田恵介 | 2011年2月16日 (水) 11時46分

この映画は最近でもどこかで上映会をやったそうです。先月の9月でもやったそうです。

はっきり言ってこの映画はプロデューサーの「とにかく女の人が泣ける話」という要望や企画や宣伝の「心温まる」を強調が無茶だと思いました。大人の事情かどうかは知りませんが、企画サイドと作り手サイドの思いが少々ズレてるのでは?と思いました。チグハグな部分があるとすればこれのせいも大きいと思います。

仮にも恐竜世界で捕食者と非捕食者の問題も出てくる映画なのに「女の人が泣ける」「心温まる」路線ばかり押し付けられても、作るスタッフも困るのでは?と思いました(作品にある要素の1つとしては良いのですが)。子供だって場合によってはシビアだし媚びられるのを嫌になる事はあると思います。子供向けの作品や書籍でも子供にわかるように伝えた、ハードな話のやつもありますし。

監督としては去年のアニメージュの8月号のこの人に話を聞きたいで、「捕食する側とされる側のテーマの話だったから、やっぱりそこから逃げて作る事は出来ない」「自然描写も含めて、ちょっとリアルに世界観を作らなくてはいけない」「人の生き死についてはあまり嘘をついちゃいけないと思う」 と寧ろ客観的とも言える発言もしていました。生き死に関しては、忍たまの映画についても「そこのギリギリのところをどこかなどこかなと探りながら作ったという部分はありますよね」と言っていました。
またお母さん恐竜がまた子供を生んだ所についても「お母さんにも普通の女性としての性がある」「生々しい感じが出るといいなとは思っていました。」とも言っていました。

インタビューの画像はURL先の「今更だけどおまえうまそうだな」というタイトルのコメントの部分の画像です
。2011年アニメージュ8月号はAMAZONで中古販売しているかもしれません。
いずれも子供向けという媒体上、表現規制の問題には勝てなかったのでしょうがその枠の中で表現しようとしたのかもしれません。

プロデューサーから「とにかく女の人が泣ける話を」と言われたとの事ですが、それについても「人が死ぬか別れるかと言う小手先のテクニックで泣かせたくない」って言ってるんであって”可哀想な話”が嫌だと言ったわけではありません。実際、キャラが死ぬシーンで泣かせるより虚しさとか冷徹さを表してる漫画アニメドラマはあります。この映画の絡んできたライバルポジションキャラが倒れる所も泣ける演出というより、無常さを感じられる演出だったと思います。(悪い意味ではなく)

「女の人が泣ける」というのは死の描写についても綺麗事のイメージがありましたので。本当にハードなものは死の描写についても「泣ける~」ってよりも冷徹さを表す事が多いと思います。昭和時代にあったやなせたかしさんの「チリンの鈴」も死が出てきますが、泣かせる為のシーンではなく厳しさや虚しさを表したものでした。

投稿: 絶太 | 2012年10月 8日 (月) 19時31分

長文な上に制作スタッフや原作者の裏話も踏まえた意見なので不愉快に感じたら申し訳ありません。
裏話なんて客にはどうでも良い事かもしれませんが、この映画のように「おいおいそれはないだろ」と感じるのもあります。


■映画版のコンセプト等
そこで、映画版は、作者の方が企画会議にも参加して「原作と違うもの」と意見を言った事から、
割と最初から原作とは違う物になる事が決まってたようですね。宮西達也さんのインタビュー
http://www.netdetirasi.co.jp/cinema/interview/059.php
http://mi-te.jp/contents/cafe/1-9-742/
少なくともセールス側にとっては、これはありがたいと思ったかもしれません。
「原作と違うもの」って頼まれた以上、原作よりもキャッチーさを優先するという余地も出来たのですから。

■スタッフの考え
でも実際にスタッフにとっては、上層部の考えはそれほど本意じゃなかったってのもあながち間違ってないのかもしれません。
インタビュー(アニメージュ2011年8月号にあった)でスタッフの発言が少なからずありますが
これについて触れた意見を言おうと思います。
http://photozou.jp/photo/photo_only/2860818/156276493がそのインタビューです。

スタッフにとっては、同じ「原作と違う物」を意識しててもプロデュース側のような「とにかく女性が泣ける」という物よりも、
もっと他の要素も意識したかったみたいです(女性と言っても色々あるのは本当ですよ)。
映画版は作品紹介やコンセプトと、映画スタッフのインタビュー画像を見比べて見ると、
いかに映画の売り手だか企画は本当に重要な物は二の次でとにかく「可愛さ」「ハートフルさ」ばかりに拘ってるかのように見えました。
しかし、今の所、映画スタッフの発言ではそういうあれだけプッシュされてた
「可愛い」「ハートフル」部分にあまり触れてないのも確かです。
そればかりか、「捕食者と非捕食者の関係で~」とか「自然描写を~」とか
「”泣ける”という題目だけで1本の映画を作るのに抵抗あった」とかと言ってるので、
上層部の意図はあまり本意じゃなかったかもしれません。

■作中の台詞の一部とお母さんへの評価
作中でも、マイアサウラのお母さんについて「どうするつもりだったんだ」「こいつ(ハート)を一生苦しめる気か」と言ってた
肉食恐竜のボスがいました。マイアサウラのお母さんが育てなければ今はいなかったという事も認めていましたが、
ああいう詰問をさせたので気になりました。
この肉食恐竜のボスの怒り台詞もスタッフの抵抗にすら感じたのですが考えすぎでしょうかね?
そして、スタッフ自身もこのマイアサウラのお母さんについて「浮世離れしたところがある」と評していました。
このマイアサウラのお母さんへの発言は上にあるインタビューの画像に載っています。

■映画の絵柄
映画の絵柄に関してもスタッフの反応で何か含みを感じましたね。
一見、映画のデザインについて褒めてるように見えますがマイアサウラのデザイン以外は特に触れていませんからね。
マイアサウラのお母さんのデザインについては褒めてても、他のデザインについては特に褒めてる様子は見掛けませんでした。
(ただし、マイアサウラのデザインも絵本と違うのでその意味では不満に思う人もいるかと思いますが)
アニメージュ2011年8月号は自分の手元にもあるのですがその褒めてた発言を引用します。
「あんなシンプルなキャラクターなのに、眉毛もないのに、ここまで表情を出せるのかと。
あの辺はやっぱり柳田さんの力のおかげです。お母さんがあんなに生々しくて色っぽいのも、柳田義明さんの力ですよね。
お母さんの色っぽさは想定外だったんですが。」

マイアサウラのお母さんのデザイン以外での発言だと「丸っこいキャラだけどカッコイイアクションをやる」的な部分くらいでしょうか。
これだけだと他のデザインについては褒めてるのかどうかわかりません。
そもそも、他キャラのデザインについてもどこまでがスタッフの発案なのかどうかわかりません。
誰かから「丸っこいデザインにでもしてくれ」と頼まれたからなのか、そうでないのか謎ですからね。

■原作者の思い
原作者の宮西達也さんについてこういう話もあったらしいです。
http://mcgeorge.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/10-344a.html
・「大人が読んで楽しいから子供にも面白い」
『おまえ うまそうだな』は7年前に発表。弱肉強食の厳しい自然界で本来、相いれない“親子”の関係を描きながら、
「種族の違い、敵対する者同士の壁は越えられるのか」と問いかける。
小学校低学年までが対象年齢だが、硬派なテーマが受け、大人のファンも数多く獲得している。
「最初から子供向けにと考えて描いていません。大人が読んで楽しいから子供も面白いと思えるのです」

■もしもの話
そして、今となっては野暮な話ですが、もしスタッフも映画版の上層部の意図を無視して、
もっと好き勝手やっていたらまた内容が違ってたかもしれません。
出来はどうなってたかは知りませんが、実際よりもスタッフの意図が強調される内容になってたかもしれません。
裏話を読む限り、手放しに好き勝手する余地があったわけでもないんだな、と思いましたから。
映画版は作品紹介やコンセプトと、映画スタッフのインタビュー画像を見比べて見ると、
いかに映画の売り手だか企画は本当に重要な物は二の次で
とにかく「可愛さ」「ハートフルさ」ばかりに拘ってるかのように見えました。
その上、プロデューサー側からの「とにかく女の人が泣ける物を作ってくれ」という要望に
最終的には「泣けるという部分を苦労していれつつ」と言ってるので、少なくとも好き勝手やったわけでもないと思います。

■とにかく女の人が泣けるという要望
映画はプロデューサー側からそういう要望があったようですが
要望ですが女性についても色々ありますよね。漫画アニメファンが好むような絵柄じゃないし、
漫画アニメゲームにあるようなイケメンキャラの話でもないし、ライダーみたにイケメン俳優も出ないし、
映画版あらしよるにみたいに細かい絵柄のヤギと狼の友情物でもないからです。
これらの要素も無しで「女の人が泣ける」っていうのは女の人をも馬鹿にしてると思いました。
ただ可愛いキャラでほんわかストーリーでも作れば、女の人が喜ぶとでも思ってたのでしょうか?

投稿: ナット | 2013年1月 3日 (木) 00時31分

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