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『魔法少女まどか☆マギカ』を見ていると、まったく、神に祈りたくなる。「魔法」にも、「少女」にも、なんと我々は勝手に夢を見て、何もかもを背負い込ませてきたのだろう。これは絶望ではなく、罪悪感と怒りの物語だ。
先日、別作品の取材をしていて、新房昭之さんの名前が出たのだが、ああいう吹きっさらしを歩いているような人は、こんな物語を語りかねない。崖っぷちに立って、深淵を覗いてこないと、こんな物語はつくれない。
それにしても、光の演出が綺麗だね、このアニメは。第8話で言うと、噴水にあるイルミネ
ーションが、シチュエーションによって変わっていくところとか。
だけど、光が鮮烈であればあるほど、キャラクターが可愛ければ可愛いほど、闇が色濃くなるのを見逃してはいけない。
キャラデは岸田隆宏さんだけど、瞳を塗り分けで処理せず、タッチでカゲを表現しているのが、ちょっとアーティスティックというか、荒々しい感じが出ていて、それが劇団イヌカレーの絵とうまいこと溶け合っているような気がするんだよな。
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『まどか☆マギカ』にキャバ嬢の話題が出てきたからではないけど――。
昨日は、仕事関係の人にお酒をおごっていただいたのに、まっすぐ家に帰ることもせず、キャバを3軒もハシゴ。いや、正確にはセクキャバ一軒を含む。
二軒目がセクキャバだったんだけど、客たちは何もエッチなことをせず、暗がりで鬱々と酒を飲んでいた。嬢をひざの上に乗せて、いろいろやっていたのは僕だけであった。
嬢は、黙って僕の頭を抱きしめてくれた。何だか、その仕草にずいぶん、癒されたような気がする。
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僕の癒しは、魔窟の中にしかないのかも知れない。
夜明けも近いというのに、呼び込みを探して、さらに路地深くを行く。
三軒目で、僕は一人客であったから、カウンターに座らされた。たぶん、店内でいちばん年上の嬢が横に座って、僕はここにも書けないような、辛い話をした。それから、嬢は腕を回して、ぴったりと寄り添ってくれた。
よく覚えていないが、僕は声を出して泣いたような気がする。嬢は「元気を出して」なんて勝手なことは言わなかった。破壊的オンチの僕は、嬢に勧められるまま、カラオケを歌う。クレイジーケンバンド『7時77分』、ムーンライダーズ『ダイナマイトとクールガイ』。
嬢は、何か流行りの曲を、綺麗な声で歌っていた。
近くで見ると、彼女の瞳は、驚くほど澄んでいた。酔っ払いがゲロを吐くような路地裏に分け入らないと、見ることのできない美しさもある。太陽の下では石ころかも知れないが、それはたいした問題じゃない。
(C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS
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