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2011年2月20日 (日)

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舞台版『千年女優』を見てきた。
Caoqncurあんな絢爛豪華なアニメをどうやって演劇にするのかというと、女優5人のみ、舞台装置は椅子だけという逆転の発想で、むしろ原作を念頭に置かないほうが楽しめた。

多数の登場人物を、5人が入れかわり立ちかわり演じていく。主人公の千代子を、5人が一度に演じたりもする。
素晴らしいのは、5人の女優が自分の役を間違えてしまい、一度「素」の状態に戻って、最前列の客たちに誰にどの役を演じて欲しいか、聞くところ。女優たちは、なるべく役に変化を持たせようと、客と交渉する。

一人が複数の役を演じることも、客席とやりとりすることも、この規模の舞台なら、そう珍しいことではない。
しかし、割り振った役を放棄し、物語を放り出しても、それでも尚、演劇でありつづけているのが、すごい。舞台(と定められた場所)に、俳優(と自認する肉体)が立ちつづけるかぎり、それが演劇なのだと、不意に気づかされるのである。

逆を言えば、「役」と「物語」に固執した演劇は、たいていつまらない。
約束事を守りすぎて、つまらなくなるのは、作品も人生も同じことだ。

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誘ってくれた若い友だちが酒飲みなので、夕方5時前から、飲む、飲む、飲む。
家には原稿が待っている。当たらなくてはいけない資料もある。だけど、飲む、飲む、飲む。
ひさびさにキャバクラにも行ってみた。予想どおり、つまらない。もう、ここにはロマンは残っていない。30歳だという嬢の肌があまりに綺麗なので、一杯だけドリンクをおごった。

帰りは歩いていける距離なのにタクシーに乗ったり、松屋で焼肉定食を食べるわ、空白を埋めたいくせに、無為な行動でブランクを広げてしまっている。
帰宅して、洗濯物を干そうとベランダへ向かったところで、力尽きた。

翌朝、石黒正数の『ネムルバカ』を読む。泣くほど良かった。
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