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2011年1月23日 (日)

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私は今回、参加してませんが、「マチ★アソビ Vol.5」の情報。もう、開催中ですね。
20100809160435_04_400オススメは、1月30日(日)、あわぎんホールで行われる参加型アニメプレミアム上映。『放浪息子』には、あおきえい監督、『宇宙ショーへようこそ』は舛成孝二監督、落越友則Pが、「生オーディオコメンタリー」を実施。
しかも、入場無料なので、徳島県に近い方は、ぜひどうぞ。

『宇宙ショー』は、クリスマス・ツリーのような映画。見ると、暖まる。
「アニメなんだから、夏休みに公開すればいい」、さらには「夏休みに大きいスクリーンを空けたのに、ヒットしなかった。それは、作品のせい」というロジックは、単にシネコン・ビジネスの限界をあらわしているだけだと思う。

その一方、大多数の観客は「シネコンの論理」「メーカーの論理」で、モノを考えている。
批評家はいらない。捨て身のファンだけが、作品を救いうる。

必要なのは、勇気と愛情、そして行動力。


昨夜は、時祭組の組長(『2325』売れてるそうでオメデトウ)が、アートランドへ行くというので、特に用事はないが、石黒昇監督のお元気な顔が見たくて、着いていった。

私と一緒に、電子書籍アニメ誌の企画と売り込みをしている明大のレナト・リベラ・ルスカ講師も誘って、3人でアートランドへ。
Cafwqzep_2(←いつも、茶目っ気たっぷりの石黒監督)
レナト氏は、スタジオへのお土産のほか、『マクロス』のサントラLPを持参、石黒監督にサインしてもらっていた。『ヤマト』『マクロス』『メガゾーン』の話題は、とにかく尽きない。石黒監督が、当時のことを、よく覚えていらっしゃるから。

時祭組さんも、レナト氏も、僕も、アニメ業界の人間ではありません。でも、作品のファンを歓迎しない作り手はいません。私は、取材などの仕事でお会いする以前に、富野由悠季監督や河森正治監督にファンレターを出し、ちゃんとお返事をいただきました。
門戸は、開かれているのです。

東京に住んでいて、アニメにいろいろ文句を言っているくせに、どこのスタジオへも行ったことがない人って、何なんだろうと思ってしまいます。一度、現場を見せてもらえばいいのに。
若い人なら、アニメ会社に入って、内部から変えていくことだって出来るはずです。猪突猛進してください。死にゃあ、しません。


言いっぱなしも何だから、ファンと作り手が交流できるような場がつくれないか、考えはじめました。トークショーにしてしまうと、受け手は即座に「クレクレ」状態になってしまうので、お互いに意見や質問をぶつけられる場は、できないもんかなあ……と。

閉塞感を打破するのは、一本の作品の優劣や、ソフトの売り上げではありません。送り手と受け手が、同じ空気を吸うことです。

(C)A-1 Pictures /「宇宙ショーへようこそ」製作委員会

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コメント

お気に入り、ということでこちらに書き込みます。
今日、週刊アスキー買ったら吉高由里子のインタビューが載っててびっくり。
以前『redline』の監督さんのインタビューと同じコーナーです。『豆腐姉妹』のDVDの発売にあわせたようです。
この作品、 wowow で放送してたんですね。
うちは地デジの電波状態が悪いので、この際地上波諦めて wowow に移行するかもですね。

投稿: DH98 | 2011年1月25日 (火) 22時49分

■DH98様
『豆腐姉妹』は、『紺野さんと遊ぼう』的な路線なんでしょうかね。
ちゃんとした映画に出て欲しいんですよねー、『GANTZ』みたいな日テレ主導の水増し大作ではなくて。

>うちは地デジの電波状態が悪いので、この際地上波諦めて wowow に移行するかもですね。

もう、それでいいんじゃないですか?
僕は、映画とアニメと海外ドラマしか見ないんで、ケーブルTVで不自由しない気がしています。

投稿: 廣田恵介 | 2011年1月25日 (火) 23時08分

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