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2010年12月31日 (金)

■コトバのない冬■

録画してあった『天使の恋』を見ていたら、ドカン隊長から「ラピュタに来ませんか」という電話があり、一度は「まあ、また次回でいいでしょ」と断った。しかし、以前からお会いしたくても会えなかった方が上京中と聞き、「これも縁かな」と阿佐ヶ谷へ。
101231_00130001個人的には、いくつか驚く話も聞いたけど、それは『新子』がどうとか言うより、誰がどの会社に移ったとか、そういうレベルの話なので……。
『新子』本については、どの記述を直したらいいのか、何点かポイントが分かりました。7月のDVD発売時は、なんとなく悲壮感があったんだけど、昨夜は「来年も、まだまだ続きますよね」的なごやかムードで、お開きとなりました。

「今回、初めて見た」というお客さんが、まだまだいらっしゃったそうで、それは我がことのように嬉しいです。


『天使の恋』の前に、高岡早紀の『コトバのない冬』を見ていた。
Images3_2高岡早紀、38歳。僕ら世代にとっては、『バタアシ金魚』の人。いい感じに、色気がにじみ出てきた。

映画は、『ハルフウェイ』のような、『好きだ、』のような即興メインの撮り方。テレビドラマでいうと、『四季・ユートピアノ』風。あのドラマ、1980年なんだ。確か、再放送で見たはず。
もともとは、ジョン・カサヴェテスが『アメリカの影』で始めた手法じゃないかな。役者に最低限のシチュエーションだけ説明して、あとはヨーイドンでカメラを回す。

『コトバのない冬』は、それぞれの役者の演技よりは、映像がよかった。雪の中、光量がとぼしくて、ほとんど、画面が鉛色に染まってしまっている……とか。まるで、この世の果てだよ。
ときどき出てくる遊園地は、雪に埋もれて、誰もいないしね。こういう、わびしい風景を見るのも、映画の楽しみだよね。そこに、高岡早紀がはかなげに立っているだけで、もう十分。
「お話」ってのは、映画が戯曲から導入したものに過ぎないので、実は、本質ではない。いやおうなく映画につきまとう、「3秒」とか「24コマ」とか、機械的な制約。その刹那を味わわないと。

年末に、しんみりとするには、ふさわしい映画だった。

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コメント

あけましておめでとうございます。
この日もダメかなあとおもっておりましたが
やっとお会い出来てうれしかったです。
天候とかいろんなものにまで左右されてしまったりで
ホントにようやくという感じでしたね(笑)
今年も新子の事のみならずよろしくお願い致します。

投稿: Miya-P | 2011年1月 1日 (土) 08時18分

↑いいな。私も廣田さんに会いたい(笑)
あけましておめでとうございます。

投稿: kyasリン | 2011年1月 1日 (土) 12時30分

喪中につき、新年の挨拶は失礼させていただきます。

■Miya-P様
思ったとおりの豪放磊落な方で、たいへん安心しました。頼もしいというか、なんだか初めて会った気がしませんでした(笑)
出来れば、次回は、もっと時間のあるときにアニメ談義しましょう。教えてもらいたいことが、いっぱいあります。

■kyasリン様
ぎりぎり近くまで来たのに、なんであのまま帰っちゃったんですか(笑)
いつでも、お待ちしてますよ。

投稿: 廣田恵介 | 2011年1月 1日 (土) 20時10分

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