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2010年10月13日 (水)

■女とうまく付き合うよりも、自分とうまく付き合うんだ■

徳島から帰ってきた日、テレビをつけたら『プリティ・リーグ』をやってた。
Images最初に見たときは、監督役のトム・ハンクスの気持ちが痛いほど分かったものだが、今回は違う。
そろそろ、オバサンと呼んでもいい年頃の女性たちがユニフォーム姿で走り回り、互いにはげまし合う姿を見ているだけで、あまりにうらやましくて、涙が出てきてしまう。

そのあと、古本屋で『モテキ』を買ってきてしまったのが、いけなかった。親や教師、あるいは友達から刷り込まれた「男らしさ」に、誰もが押しつぶされそうになっている。
いつの間に、恋愛やセックスが、男にとって重荷になってしまったのだろう。


言っておくが、バツイチの中年男が、いつでも再婚相手を探していると思ったら、大間違いだぞ。離婚してから5年、そんな偏見にばかりさらされてきた。

去年の夏までは、僕も考えが浅かった。
古い知り合いだが、彼女は、どの角度から見ても、完璧に美しかった。背が高いことを気にしていたが、僕は彼女の、そんなところを気に入っていた。
その日、美術館を出たあと、彼女は東京の下町を案内してくれた。ナビゲーターとしても、彼女はパーフェクトだった。休憩に立ち寄った喫茶店も、凝った内装で、品格があった。

何より感謝しているのは、一緒にジェットコースターに乗ってくれたことだ。
僕は、いつでも崖っぷちに立っている。あの時も何かに怯えていて、ジェットコースターにでも乗れば、道がひらける気がしていたんだ。僕が緊張して汗だくになっても、彼女は笑って、リラックスさせてくれた。


さて、ジェットコースターを降りると、そろそろ夕食をとってもいい頃合いだ。彼女がビールを飲みたいというので、ビールの安い居酒屋に入った。
ところが、一杯だけ飲むと、彼女は「用がある」と言って、店を出てしまった。その間の悪さを、俺はどう埋めればよかったんだろうな?

別れ際、「キャバクラになんか、寄らないでよ」と、彼女は言った。いや、キャバ行くには、セット料金101012_23470001も安いし、いい時間帯なんすけど。律儀な僕は、まっすぐ家に帰った。
その後、彼女の誕生日の前後に食事に誘ったけど、もはや彼女は一滴も酒を飲まなかった。大酒のみの僕も、彼女に付き合った。苦痛だったよ。その食事は。

何かに追い立てられていたんだ。
稼ぎがあるんだから、ケチらずに高級店に誘い、誕生日にはプレゼントぐらいするのが礼儀なんだ、それが大人の男なんだと信じ込んでいた。

この前、ひさびさにキャバ嬢以外の女の子と、夜中まで酒を飲んだよ。僕がメールでも送りつけることを警戒してか、連絡先どころか名前すら教えてくれなかった。だけど、そんな偏見さえやり過ごしてしまえば、また一人に戻れる。

女とうまく付き合うよりも、自分とうまく付き合うんだ。その方が、得られるものは大きい。
僕はこれから、「男らしい」仕事に挑まなければならない。それがうまく行ったとしても、それは僕が男らしいからじゃない。自分の中の男らしさを、飼いならした結果でしかない。

一人で、うっとりと夕陽を眺めているほうが、どれだけ自分らしいだろう。

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コメント

またしても、逆の方向から「そうそうそう!」と頷いています。
「女とは友達にならないと決めている男って難しいなあ」と思ったことがあるんですよ。
まあ、私もそんなに高度な対人スキル持ってる訳ではないですが、「口説く可能性のある対象とそれ以外」でキッパリ態度変えてくる男性とは、何を話していいのやら。
「もうちょっとフツーにお付き合いしましょうよ」と言いたくなります。
なんかこう、メンドクサイですね……

投稿: やや矢野屋 | 2010年10月14日 (木) 22時07分

■やや矢野屋さま
これは、モテるとかモテない以前の問題なんですよね。
一緒にいい仕事してる人と「これ終わったら、一杯やりましょうか」って、それすら言っちゃダメ。何の前フリもなく「私、彼氏いるんですけど」とか。聞いてないのに。
だけど、「そんなつもりで誘ったんじゃない」と本音を言うと、言い訳にとられてしまう。
異性を誘ったら、即恋愛の兆候。ナニソレ。性別、邪魔ですよね。

女性に優しくするのは礼儀だと思ってきたけど、もうやらないからな!と、本気で思っています。

投稿: 廣田恵介 | 2010年10月14日 (木) 22時22分

>女性に優しくするのは礼儀だと思ってきたけど、もうやらないからな!と、本気で思っています。

はははは!面白い。。。笑い事じゃないか。

かなり昔だけど、「いつ誰と飲みに行こうと誘っても、笑顔でオッケーしてくれる。そこが君のいい所」とか褒められたんだか何だか良くわからないけど、嬉しかった記憶が(笑)

投稿: ごんちゃん | 2010年10月15日 (金) 22時57分

■ごんちゃん様
今でも、酒の付き合いのいい女性、飲みっぷりのいい女性は好きだよ。
酒好きのキャバ嬢も、ほぼ無条件に好きだよ。

ただ、酒を人付き合いのツールとしか思ってなくて、間合いをとるような女はヘドが出るね、って話だ。

投稿: 廣田恵介 | 2010年10月16日 (土) 01時15分

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