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2010年10月11日 (月)

■眉山山頂秋フェスタ■

眉山山頂秋フェスタ×マチ★アソビ、40代50代コンビのトークショーに来てくれた皆さん、あり101010_13070001がとうございました。あと、地面に座らせてしまって、ごめんなさい。
山のてっぺんの青空の下で、「disる」とか「信者」などのスラングを発するのは、なかなか新鮮でした。なんか、言葉を虫干しした感じですね。

メモしてきたくせに、「エヴァ破の興収は20億」と間違えるのが僕で、メモもないのに「いや、40億だよ。20億はエヴァ序」と即答できるのが、氷川竜介という人。いや、おもろかった。

初日夜、ロープウェイから見た徳島の夜景が、綺麗だった。二日目、タクシーで送ってくれた運転手さんが、いい人だった。集まった仲間たちと、まだ明るいアスファルトの上、缶ビールで乾杯したのが、楽しかった。


徳島へ出発する前夜、夜中に起きてしまったので、レンタルしてあった『マイライフ・アズ・Mittlivsomhundア・ドッグ』を20年ぶりに見た。ちなみに、これも『ぼくのエリ』と同じスウェーデン映画。

普通に暮らしていても、何かと問題を起こすヘタレ少年のイングマルが、あちこちでモテまくる話。その彼が、叔父さんの田舎で出会うのが、さっそうとしたサッカー少年・サガ。ボクシングも得意なサガは、実は女の子なのでした……という部分がキモで、演じたメリンダ・キンナマンのキュートさに、めまいがしてしまう。

特に、イングマルを好きになってから、彼の顔に雪つぶてを当てて、「フン!」という顔で通りすぎる、その表情が絶品。「いいパンチだ。次からは、もっとクールに打ちな」なんてセリフにも、クラッときます。


88年の日本公開当時は、イングマル少年が可愛いので、女性層に支持されたと聞く。
でも、膨らんできた胸を隠してまで、少年でありつづけようとし、そのくせ、イングマルを好きになってしまうサガの倒錯した美しさは、成熟した女性には、分からないんじゃないかな。
「女らしさ」を避けようとするあまり、サガは、自分のアニムス(無意識下の男性性)を最大活用せざるを得ない。ところが、彼女のアニムスが全面開花しているはずのボクシングの試合中、彼女はイングマルを抱きしめてしまう――この、矛盾した行為の美しさね。

だから、ラストシーンで、サガがスカートを履いているのは許せない。それはサガの選択ではなく、親が決めたことに違いないから。……性別って、つまんないね。

ところで、この映画には、サガがシャツを開いて、乳房をあらわにするシーンがあります。
今月末に発売されるHDリマスター版が、ちょっと心配です。映倫は、二次使用に関しても審査権限を拡大してますからね。


羽田空港の売店で、ハロウィン用商品の飾り付けが行われていた。
101009_13520001かぼちゃの形をしたプラスティックのケースに、お菓子がいっぱい詰まっている。あまりに綺麗なので、写真に撮ってしまった。

最近、こうしたキラキラしたものを見ると、涙がでるぐらい愛らしく感じる。

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コメント

 徳島では大変お世話になりました。そして、トークお疲れ様でした!

 廣田さんの話は言葉を問う者としての基本姿勢を改めて示す話だったと思っています。言うならば、ただネットへ感情のまま「表出」する人と、なにか実現したいことがあって(もちろん、人に伝えたい、理解してもらいたいということもその中の中核でしょう)「表現」する人の違いと言おうか、ちと外している気もしますが。

 (してらっしゃった方もいたと聞く)ツイッター中継も外に向けて場の風通しをよくし、その場にいない人にも言葉が享受できるという点で評価もできますが、その伝えられる言葉がとっさのことなのでうまく汲み取って中継できるかを考えれば、僕の技量ではあきらめざるを得ません。

 ブログで事後報告も考えましたが、すでに発表の場を持っている方の言葉を第三者がそれだけを伝えていると、直接その方々が書くにしくはないということになってしまいます。もしお二人の言葉に触発された自分の言葉が出てきたら、ぜひ披露したいと思っています。

 ともあれ、取り急ぎお礼まで。

投稿: 地元記者(ナ) | 2010年10月13日 (水) 01時02分

お疲れさまでした。こちらは帰宅して12時間爆睡しました。楽しい呑みになりとても感謝しております(´ー`) またいずれどこかで。出来れば国衙あたりで。

投稿: キサ | 2010年10月13日 (水) 01時38分

■地元記者(ナ)様
あの後、無事に寝られましたか? いつもサバイバルなスケジュールで来られるので、心配してしまいます。

なかなか、難しいことをおっしゃいますね。
私は「けなすのは簡単、誉めるのがいちばん難しい」という氷川さんの言葉が、印象に残りました。
――しかし、こういう書き方が、すでに要約なんですね。言葉は万能ではありませんから、いつも迷いとためらいがあります。

人がネットで傲慢になるのは、言葉を過信しているからですね……と、今はそんなことを考えています。

■キサ様
こちらこそ、最後の最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
まず、飲み屋を探している時点で、すでに楽しかったですね。

国衙ですか……いずれ行かねばならない土地なので、考えておきます。

投稿: 廣田恵介 | 2010年10月13日 (水) 08時33分

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