■映倫に質問状を送りました■
池田憲章さんのWebラジオ「談話室オヤカタ」に、出演しています。タイトルは「#270 廣田恵介さんご来店! 映倫に怒っているぞ!」→こちら ぜひ聴いてください。
もちろん、『ぼくのエリ』の表現規制問題です。僕がこの件から、目をそらすはずがない。だって、映画の専門家たちが何もアクションしないんだから、観客である僕がやるしかないでしょ。映倫に対抗できる団体がない以上、個人が限界までやるしかない。
とりあえず、映倫には、内容証明郵便で質問状を送ってあります。
先ほど、配達完了メールが届きました。受け取ってもらえても、開封されないかも知れない。無視されるかも知れない。
もしそうなったら、プランBが発動するだけなので、楽しみに待っていてください。納税者として、日本国民として、ありとあらゆる権利を行使します。
ただ、映倫にも言い分はあるでしょうから、期限までは質問状は公開しません。
回答が来ても、公開しないかも知れません。
結果として、映画ビジネスを支配する、気味の悪い空気が払拭されてくれればいいのです。
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ちょっと調べてみたら、映倫が「審査拒否」した映画に『大統領暗殺』という映画がありました。もともとは、『ブッシュ暗殺』という邦題でしたが、タイトルとポスターを映倫が「審査不可能」として退けました。
ちょっと前の記事ですが、修正前・後のポスターを見ることが出来ます→こちら
そうです。ポスターやチラシ、予告編さえも映倫が「可」としたものしか、観客は見ることが出来ません。映倫の審査を拒否する権利は、観客側にはありません。
この国において、映倫だけが「表現の自由」という日本国憲法第21条をキャンセルすることができるのです。
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この超法規的団体・映倫は「映画界が自主的に設立した」ことになっていますが、一体どこからどこまでが「映画界」なのでしょうか? 映倫の存在をいまいましく思っている映画館は「映画界」には含まれない? 映倫のせいで、余計な手間と時間をとらされた配給会社は「映画界」ではない?
「談話室オヤカタ」でも話したとおり、わが国における「児童ポルノ」の定義は、あまりに漠然としています。なぜ、権力を行使する側は、いつでも曖昧な言葉づかいをするのでしょう? そして、なぜ常に、われわれはこんなにも権力に対して、従順で寛大なのでしょう?
私たちは、ニコニコ笑って、せっかく持って生まれた自由を、権力者にタダで手渡してきたのです。
(C) EFTI_Hoyte van Hoytema
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