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2010年9月 9日 (木)

■スウェーデン大使館は、スウェーデン映画より児童ポルノ撲滅に熱心■

別に、毎日『ぼくのエリ』のニュースを提供するつもりではなかったのですが、読者が減ってしまう前に、できるだけ多くのことを伝えておきたいと思います。

何しろ、こちらは一個人、一観客にすぎないので、映倫にモノ申すには後ろ盾がほしいと思いました。
そこで思い立ったのが、『ぼくのエリ』の後援であるスウェーデン大使館です。後援しているぐらいだから、こんな悲惨な状態で母国の映画が上映されていると知ったら、さぞかし……と、事情説明も含めて、「どう思われますか?」とメールしてみました。
その答えは、たった一行。

「ここは日本ですので、日本の法律に従わなければいけないと考えております。」

法律? 法律ですって? 映倫は日本の行政機関でもなんでもない、民間の第三者機関です。そう返信したのですが、別にどうでもいいらしく、返事はありません。

しかし、笑いあきれるわけにはいきません。だって、日本人のほとんどが、「ここは日本ですので、日本の法律に従わなければいけないと考えて」いるんですから。
みんな、「まあ仕方ないな」「そう決まったんなら、しょうがない」と思ってませんか? 
悪いのは、映倫だけじゃない。映倫の存在を許しているわれわれなんです。

出る杭は打たれるから、黙っていよう。波風たたないように、穏便に――その挙句、熱中症で人が死んでるのに、「死なないよう、注意してください」としか言えない政府ができあがった。ミイラに年金を払いつづける、ギャグのような国家が生まれたのです。

僕らは、スウェーデン大使館の無関心ぶりを笑えない。


……とか思って、ちょっと調べてみたら、スウェーデン大使館って日本ユニセフ協会(アグネス・チャンのいるダミー組織のほう)と大の仲良しで、こういう取り組みには熱心なんですね。

じゃあ、映倫によって「児童ポルノ」扱いされた『ぼくのエリ』は、ああいう処分にあって当然だと思っているのでしょうか。
まがりなりにも、「後援」に名を連ねている映画なのに? ますます解せない。

なんでも、スウェーデン大使館に質問状を送ると、日本ユニセフ協会が返答に応じるという、奇妙な事例も報告されています。→こちら
仲いいんですね、スウェーデン大使館と日本ユニセフ協会。


さて、映倫にアプローチするにあたり、スウェーデン大使館に連絡してみたら、芋づる式にアグネス・チャンへたどり着いてしまい、ちょっと不気味な思いです。
「役者がそろった」という感じですね。

映倫の裏に、もっと根深い問題が横たわっているものと想像はしていましたが、まさか「準児童ポルノ」「子どもポルノ」などの造語で、表現の自由を脅かす日本ユニセフ協会の名前が出てきたのは、これは果たして偶然なのでしょうか?

まさか、スウェーデン大使館が日本ユニセフ協会と映倫を仲介したりはしていませんよね?
両者が結託して、「少女の股間にモザイクを入れよう」などと取り決めていたとしたら、これは公権力に匹敵するのではないでしょうか。
(そのように想像させるだけの胡散くささを、スウェーデン大使館からは感じます)

ともかく、実際にモザイクを入れるだけの力を、少なくとも映倫は有しているわけですよね。『ぼくのエリ』だけでなく、他の作品に対しても。
こういう時、有識者や専門家は、何もしてくれません。気がついた人間だけが、少ない権利を武器に戦っていくしかないのです。

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コメント

後援というのは名前だけというのも結構多いですね。
ほんの少し協力してもらう…例えばその関係組織でチラシを置かせてもらったりとか、
無名なグループが一般の人へ信用性を得るために名前を連ねてもらう、とか、
どの相手にもとはいきませんが、
名前を連ねるのに相応しければ(というか難がなければ)
後援申請は受理されるのではないでしょうか。

今回の場合も大使館の担当が映画に興味がなければ、
モザイク云々はどうでも良いのだと思います。
観てさえもいないかもしれませんね。
(実績のない相手であれば中身を精査するか、全く相手にしないでしょうが)

これまでの記事でちょっと気になるのが、
電話での質問の場合、
たまたま電話を受けた人の回答がその組織の回答とは
限らないんじゃないかな、と。
少ない人数の組織だと、電話を受けたその場で、
その人の意見で済まされてしまうことがありがちなような気が。


投稿: kyasリン | 2010年9月 9日 (木) 09時11分

■kyasリン様
ちょこっとだけ調べてみましたが、確かにお金を出さずに協力する程度のことを「後援」と呼ぶようですね。さすが、よくご存知です。
何の責任も生じないし、損もしてないので、何が起きても感知しないということでしょう。
――まあ、スウェーデン大使館の特殊な性格上、映画は見ておいたほうがいいと思いますが。

>たまたま電話を受けた人の回答がその組織の回答とは
>限らないんじゃないかな、と。

その通りですが、電話から受ける印象は「その組織のもの」だと僕は解釈します。
ただ、今回は印象ではなく、正確な答えがほしいので、文書に拠るしかないと考えています。
まずは、内容証明で質問状を送ってみようかと。普通の郵便では、ゴミ箱に直行でしょうからね。

ちなみに、シネマe-raでも『ぼくのエリ』上映しますよ。12月下旬ですけど……。

投稿: 廣田恵介 | 2010年9月 9日 (木) 09時41分

内容証明郵便!経験ありますか?
今回のケースでは必ずしもお返事がもらえるとは限らないような。
内容証明料、書留料、通常郵便料、配達証明料で最低1220円が必要なようですから
(何か書き方の形式があったと思って調べたら知りました)、
遠くなかったら手紙を持って直接訪問しちゃったほうが確実で早かったりして。
でも私が行くわけじゃないですね(^-^;)

>シネマe-raでも『ぼくのエリ』

観に行きますよ〜。
2日前に郵送で届いたばかりのe-raでの上映情報にはなかったんですが、
廣田さんの前回の記事の上映情報のリンクから飛んで行って知りました。
12月だと先に原作が読めそうです。

シネマe-raでやってないので観る事はないと思っていた
「カラフル」も観てきましたよ、
新子の上映を最初にお願いして断られ、あっさりあきらめた愛知県のシネコンで。
それでシネマe-raに出会えたので感謝してるんですけど(笑)


投稿: kyasリン | 2010年9月 9日 (木) 16時48分

■kyasリン様
ええ、返事は来ないと思います。
そのほうが、「映倫は観客の声をシカトする無礼な団体」と喧伝できますし、次の手がとりやすいので、都合がいいです。

>直接訪問

それも考えましたが、文書で回答が欲しいわけです。「映倫に話しても、暖簾に腕押し」と、あちこちで聞きましたからね。

>12月だと先に原作が読めそうです。

原作を読んでからのほうが、絶対に面白いですよ。「あのエグい描写を、こんな綺麗に映像化したか」と驚かされます。
その一部が、モザイク処理されてしまったわけですが。

>シネマe-ra

結局、『ぼくのエリ』は、あちこちの単館を巡ることになりそうですね。その方が、「通」が見てくれるので、新たに問題提起してもらえるかなあ…と期待してもいるのです。

投稿: 廣田恵介 | 2010年9月10日 (金) 09時04分

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