« ■『廃市』のこと■ | トップページ | ■サヨコの立ち去るワンカット■ »

2010年8月17日 (火)

■強制参加■

僕は犬が好きなので、ラブラドール犬の形をした日本盲導犬協会の募金箱には、ついお金を入れてしまう。
募金・ボランティア・署名のたぐいは、自由意志にもとづいて、行われるべきだ。

ところが、ブックオフって、客をボランティアに強制参加させるんですよ。
100817_17100001吉祥寺駅南口店に、書籍やDVDを売り払いに行ったら、帰りに「ご参加、ありがとうございました」と、こんなリーフレットを渡された。

私が売った本の数に応じて、スリランカに図書館を建てるための寄付金が、ブックオフから払われるという。いやいやいや、俺は本を売りに行っただけで、そんな運動に共鳴もしてないし、参加もしてないよ。

なんとも腑に落ちないので、ブックオフのサポートに問い合わせてみたら、「強制参加といえばそうなってしまいます」と認めてくれたんだが、それでも腑に落ちない。


調べてみたら、マイクロソフトをやめて「ROOM TO READ」という運動を始めたジョン・ウッドとかいう社会事業家に、ブックオフコーポレーションが協力しているらしい。
だったら、あなたの会社が、勝手にやればいいじゃん。企業のイメージアップにしたかったら、店内にポスター貼れば、すむじゃない。

寄付金自体は、ブックオフが負担するそうだけど、そういう問題じゃないよ。思想の押しつけを、平然とやる神経が怖いって話だよ。
しかも、後だしジャンケンで、こっちに買い取り金を渡して、最後に「ご参加、ありがとうございます!」だからね。
金を渡して、思想を刷り込む。どんな高邁な思想であっても、個人の自由意志をキャンセルした時点で、穢れているよ。

ジョン・ウッドってのは、アグネス・チャンなんかより危険人物だと思うし、ブックオフコーポーレーションも、今回の企画を「強制参加」と認めましたからね。


友人に教えてもらった、グルーポン式の映画上映サービス、ドリパス
規定人数が集まれば、バルト9で旧作上映、作品のリクエストも受け付けます、という企画。
これ、上映イベントだから、映倫とおさなくていいんじゃない?

……いや、ダメだ。映倫の資料を見たら、「題名」「ポスター」まで審査対象になっている(笑)。
この国、消えてなくなってほしい団体が、多すぎる。

|

« ■『廃市』のこと■ | トップページ | ■サヨコの立ち去るワンカット■ »

コメント

なんかひどい話ですね。今度ブックオフに本を売りに行くことがあったら「スリランカは嫌いなので寄付する気はありません。寄付分も買い取り金額に乗せなさい!」って言ってみましょうか。果たしてどういう対応をするのか・・・。

投稿: ドラゴン山崎 | 2010年8月17日 (火) 19時11分

■ドラゴン山崎さま
そうそう、寄付金も買い取り金額に上乗せして欲しいんですよ。しょせん、本の価値も分からず、機械的な査定しかしてないんだから。

この強制参加キャンペーンは、8/31までですので、お早めに(笑)

ホント、このせいでスリランカにも悪いイメージつくし、誰も得しないんですよねー。

投稿: 廣田恵介 | 2010年8月17日 (火) 21時19分

僕は一度ブッコフに未開封品を売りに行った時に
「当店では未開封品は買い取れないので開封しても良いですか?」と言われ、承諾し待ってると「この商品は買い取りで来ません」と言われました。それ以降ブッコフでは本を売る事は無くなりましたw 処分か友人にあげるかですねぇ。

投稿: ギムレット | 2010年8月17日 (火) 21時55分

■ギムレット様
まったく意味不明なルールですね。開封しといて、買い取れません、って……それって、何か法律に抵触してませんか?

客をナメてるのはもちろんですが、ブックオフのやることって、詐欺っぽいですね。
…と思ったら、過去に売り上げ水増しとかリベート問題とか、起こしてるんですね。さもありなん。

投稿: 廣田恵介 | 2010年8月17日 (火) 22時15分

微妙に話が違ってて恐縮なのですが、Yahoo! JAPANのトップページに星座占いが表示されているのがどうも気になってしかたありません。「表示しない」オプションがなく、デフォルトで牡牛座が表示されている、と。

自分もたまに星座占いを読むことはなくもないんですが、中には宗教的、もしくは思想信条的に占いを忌避したい人もいるはずで。これもまた善意の押し売りなのでしょうか…。

投稿: yoh | 2010年8月18日 (水) 01時43分

■yoh様
いえ、よく分かりますよ。
朝のテレビ番組で、いまだに星座占いをやっていると思いますが、同じことですね。見たくないのに、目に入る。電車に乗ってても、ディスプレイに出てきますよね、今日の運勢が。

もっと掘り下げてみたいのですが、「テレビCM」というものが市民権を得てから、大衆への洗脳が始まったと思うんですよ。
今回の場合、「子供たちのため」という免罪符を押し付けられたのが、非常に不気味でした。

投稿: 廣田恵介 | 2010年8月18日 (水) 02時57分

参加意志の有無を聞き、参加の意思表示をされた方の分のみ
寄付金を負担、ならOK?
必要だったこの大事なひと手間を作業簡素化のために省きたかったら、
「この期間は賛同される方のみお取り引きします」
ってなことになりますね…

投稿: kyasリン | 2010年8月19日 (木) 00時41分

■kyasリン様
いえ、寄付金を負担するのは、あくまでもブックオフコーポレーションなんです。だから、こっちはOKも何も、関係ないはずなんですよ。

なのに、「あなたが本を売った分、私たちは寄付金を払いますよ」という、よく分からない理屈になっているんです。
間接的に、関係はさせられてしまうわけです。

>「この期間は賛同される方のみお取り引きします」

本来は、それが適切なんでしょうね。
だけど、「賛同しない人なんか、いるわけない」と信じきっているから、こうなったんでしょうね。

投稿: 廣田恵介 | 2010年8月19日 (木) 01時26分

耳ざわりが良くて否定しづらい「善意」の強要はファッショ的で非常に危険な発想だと思いますが、鈍感な私が思う以上にまかり通っている気がします。

>「賛同しない人なんか、いるわけない」と信じきっている

押し付ける側に悪意が無かったりしそうなのがタチが悪いと言いますか…

投稿: べっちん | 2010年8月19日 (木) 02時25分

■べっちん様
悪意がないからこそ、平然と押しつけられるんでしょうね。
あるいは、店に来る客は、洗脳されるべき愚民どもなんでしょう。

>耳ざわりが良くて否定しづらい「善意」の強要はファッショ的で非常に危険な発想

同感です。
このリーフレットを渡されてゾッとしたのは、「これって何にでも応用できるな」と思ったからなんです。
名前も住所も書かされて、身分証まで提出した後に、「実は……」と言われる。こっちに否定する余地を与えないところが、怖いです。

投稿: 廣田恵介 | 2010年8月19日 (木) 02時47分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■強制参加■:

« ■『廃市』のこと■ | トップページ | ■サヨコの立ち去るワンカット■ »