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2010年7月16日 (金)

■7月のメモ「シネカリ」■

ドカン隊長のブログで写真が紹介され、このブログのコメント欄でも秘かに発表されたのですが、プレスリリースが届きましたので、あらためて。
_0712_sample_sml7月23日が「マイマイ新子の日」となり、同日、山口県防府市から、青木新子に『特別住民票』が授与されるそうです。
同日から、防府市内各地で、一人一枚ずつ、もらえるそうです。

7月23日って、DVDの発売日じゃないですか。だからまあ、宣伝ですね(笑)。
実際には、熱烈なファンであるsilver_copperさんたちの尽力で実現した企画だそうなので、プレスリリースにも、その事情を書いといたほうが、好印象ではないでしょうか。

――とはいえ、「商品」になっていく、お金が絡んでいくって、こういうことなのかも知れません。
明日17日から、ラピュタ阿佐ヶ谷で、DVD発売記念レイトショーが始まります。


早起きして、銀座テアトルシネマへ。
100716_1333000112歳のいじめられっ子の少年と、永遠に12歳の吸血鬼の少女の、恋愛とも友情ともつかない切ない関係を描いた『ぼくのエリ 200歳の少女』。

スウェーデン映画。北欧特有の、寒々しい風景が、陰惨なのに慈愛に満ちた物語に、よくマッチしている。

2人はマンションの中庭にある、とても小さなジャングル・ジムを、待ち合わせ場所にしている。
少年は、少女にルービック・キューブを貸す。しかし、少女は、何しろ人間ではないので、遊び方が分からない。なので、少年が教えてあげる。
すると翌朝、完璧に面のそろったルービック・キューブが、ジャングル・ジムに置いてあるのだ。少年は飛び上がらんばかりに喜んで、キューブを学校に持っていき、ずっと手で触れている。――もう、これだけで、少年が恋したことが、分かるでしょ? 少女が、普通の12歳でないことも分かるでしょ?

さて、少女は人の生き血を飲んで生きる、吸血鬼。じゃあ、2人はどうやって生きていくのか。後半、少女が少年を口説くんだけど、そのセリフは、哀しいまでの力強さにあふれている。あんまり美人じゃないけど、この娘を、とても好きになるよ。


上映前、「途中、フィルムに縦線のキズが入っており、お見苦しくなっております」と、しつこく言われたんだけど、そんなのは、まるで気にならなかった。

それより、少女の性器がうつるシーンで、懐かしのシネカリ・モザイクが入っているのが「?」でしたよ。
そもそも、少女が「私、女の子じゃないかも知れないわよ」って、謎めいたことを二度も言うんですよ。その答えが、着替え中に、少年が性器を見るシーンなんだよ。別に猥褻なシーンでも、なんでもない。少年は、少女の性器を見て、納得した顔をするんだけど、観客は見られない!
(追記:原作やパンフを読むと、モザイクの下に何が映っていたのか、分かるそうです。そのカットによって、この映画の印象は180度変わるといってもいい。テーマもストーリーの方向性も、すべて。「ぼくのエリ モザイク」で検索すれば、ネットでも分かります。ファンの皆さん、激怒してらっしゃいます。詳しくは、後日)

日本って、まだこんなことやってんだ……と、情けなくなった。
この映画はPG-12指定で、12歳以下は保護者同伴が望ましいとのことだけど、映画の上映中、保護者が子供に目隠しでもするのかよ(笑)。
残虐なシーンは確かに多いけど、エロチックなシーンは、皆無です。女性客が大半だし、そんなもん期待してくる客、いないってのに。

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コメント

>ぼくのエリ 200歳の少女
何となく興味が湧いたので、米アマゾンでBlu-rayを注文してみました(´ー`)

投稿: キサ | 2010年7月16日 (金) 23時01分

■キサ様
まだ、これから国内で上映するみたいですよ。

例の、モザイク・シーンは強烈に違和感があります。だったら、そのカットごと切れ、映倫!と思いました。

投稿: 廣田恵介 | 2010年7月16日 (金) 23時58分

時間があればwf上京の際に観てみます。
コララインの字幕版もまだ上映中なので楽しみです。

投稿: キサ | 2010年7月17日 (土) 00時18分

■キサ様
『コラライン』も、無理やりな3D化シリーズですね。僕はもう、3Dというだけで、見に行きません。あれは、入場料を吊り上げる苦肉の策ですから。

ハリウッドは『ぼくのエリ』を、米国調にリメイクするそうで、どこまで帝国主義なんだ、こいつら?と、かなり呆れてます。

投稿: 廣田恵介 | 2010年7月17日 (土) 00時33分

「ぼくのエリ」って、設定を聞くと日本のアニメや漫画ぽいですよね。

コララインは特に3Dぽくないのでお勧めですよ。
今やってる字幕版も2Dなのが嬉しいです。

投稿: キサ | 2010年7月17日 (土) 03時07分

■キサ様
ええ、設定だけは日本っぽいです。でも、映像の質感が、いかにも北欧というところが、いいのです。

これをハリウッドでリメイクしたらどうなってしまうか、もう目に見えています…しつこいですが(笑)

投稿: 廣田恵介 | 2010年7月17日 (土) 15時21分

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