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2010年7月11日 (日)

■7月のメモ「製作委員会」■

「オトナアニメ」の見本誌が届いたんだけど、驚いた。
100711_05190001カラー2ページで、『マイマイ新子』の記事が載っている! 右ページは、ウエダハジメさんの連載なんだけど、さすが、昨年12月に『新子』の同人誌を、最速で出した方だ。
これは、何回も何回も映画を見てないと、描けないよ。だって、場面カットとして切り出されてないシーンばかりだもん。
「阿佐ヶ谷、行った?」「また行った」という会話が、すみっこに書かれているけど、まさに何度も行かれたのでしょう。

今後の上映は、17日からラピュタ阿佐ヶ谷、24日から広島サロンシネマ。あと、本日11日、高知県立美術館ホール。


『借りぐらしのアリエッティ』特番。
N0021318_l鈴木敏夫が、最初の30秒だけ出てきて「キーワードはケルト」と一言だけ。ケルトとジブリの関係は、3つの国へ行けば分かる、という。

で、「まさかな」と思っていたら、レポーターは本当にイギリス、アイルランド、フランスへ旅してしまった! こんな1時間番組つくれるなんて、どんだけ宣伝費あるんだよ、と。教会なんかへもカメラ入れてたから、交渉だって大変だったろう。
在京キー局が出資してると、やっぱり無敵だな。
(どうでもいいことですが、ジブリ作品のBGMを多用するのは分かるけど、『アクエリオン』から曲を持ってきたのは、何の間違いだろう)

じゃあ、『宇宙ショーへようこそ』は、局は出資してないの?と思って、ちょっと調べてみたけど、製作委員会の座組みが分からない。
TOKYO MXは出資してるんだろうか。てことは、放映権はMXが持ってるの? 株式会社パルコは、単なるタイアップだよね? じゃないですね。株式会社パルコ・シティか。


こんな具合に、僕も勉強不足ではありますが、「宣伝が足りてる」「足りてない」というのは、戦略以前に、ひとえに出資会社の体力じゃないかと思うんです。

以前、局の映画部を取材していた頃、企画について聞くと「これは脚本家の持ち込み」「これは、幹事会社から誘われただけで、うちは内容にはノー・タッチ」とか、いろいろなんですよ。
そんな風に突っ込んでいったら、実はアニメ映画の見え方も、変わってくるんじゃないかなあ……などと考えています。


今夜は、仕事が早く終われば『宇宙ショー』行って、明日は『RED LINE』試写会2回目……というか、前回は未完成版だったので。
でも、公式サイトには、製作委員会各社の名前ぐらい書いてちょ。『アリエッティ』はぜんぶ書いてあるよ!

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コメント

アリエッティ、試写会で見ました。
「キーワードはケルト」ですか。「イギリス、アイルランド、フランス」ですか。
「……だったら、どうして原作通りに作らなかったんだろう?」というのが正直な感想です。
これ以上は控えておきますが、「戦略以前に出資会社の体力が宣伝を左右する」というのはよくわかります。
それと、「宣伝しやすい映画が良い映画」という風潮もありそうな。
コピーに掬い取れない豊かさこそが映画の醍醐味だと思うんですけどね。

投稿: やや矢野屋 | 2010年7月12日 (月) 02時24分

■やや矢野屋さま
僕、一番乗りで取材に行ったのに、誰も試写会なんて呼んでくれない(笑)

なので、秋口か年末でいいや、と思っています。

>それと、「宣伝しやすい映画が良い映画」という風潮もありそうな。

あ、なるほどねえ。
結局、その年の稼ぎ頭って、局主導の映画でしょう。『踊る大捜査線』とか。大予算の映画って、ぜんぶテレビ文化の一部なんだな、と思います。みんな、テレビを見ている気分で、見に行くんだと思います。
(中には面白い映画もあるので、一長一短ですけどね)

配給も、大手三社だと、もう勝負が見えてしまっています。東宝が夏にかけるんなら、それは期待作ということです。最低80億はいくぞ、ということです。

何事によらず、負けそうな方が勝つから面白い。そう思いませんか?

投稿: 廣田恵介 | 2010年7月12日 (月) 05時52分

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