« ■マイマイ・ノット・ファイナル■ | トップページ | ■B★RS■ »

2010年7月26日 (月)

■納得のいく、やさぐれ方■

徳島で、ちょこっとだけど、動画を描かせてもらった。
「その中」に入らないと分からないことは、無限にあるぞ!


その前夜。「ちょっと変わったエリアがあるから」と誘われて、繁華街から離れた、とんでもないゾーンへ遊びにいく。
確かに、人生観が揺らぐぐらい面白かったんだけど、そういうことはブログに書きません。飲み屋で話すから、面白いのであって。

「じゃ、ちょっと飲み屋へ入ろうよ」となり、けっこう立派な居酒屋に入ったつもりが、なぜか客はキャバ嬢の団体と、目をギラつかせた男性の一人客ばかり。
同じビルに、キャバクラがたくさん入っているようだ。やがて、キャバ嬢の団体と男性客たちは、お互いに引き寄せられるようにして、店の中で騒ぎはじめた。
店員たちも、苦笑しながら見守っている。胸糞が悪くなり、どうせやさぐれるなら、史上最低のキャバクラで、「納得のいく嫌な思い」をしたいと思った。

ワンセット3,000円、店の内装はボロボロ、女の子も可愛くなければ、話も面白くない。
飲み物が切れると、嬢がつくってくれるのではなく、ウェイターが店の奥から運んでくる。水道水でつくったのであろう、異様に生ぬるい、水割り。
まあ、これ以上に最悪なキャバクラは、滅多にありますまいよ。
……よし。これで、すっきりイヤな気持ちになれた。

シメは、ちょっとお洒落なカフェで……となり、深夜にコーヒーを飲む。


確かに、凝った内装のカフェだった。
面白いのは、店の奥、窓に向かって、大学の先生が使うような、大きな机と椅子が置かれていたこと。
その椅子の上に、長い髪にキャスケットをかぶった女の子が、あぐらをかいて座っていた。手足が細っこく、まるで16~17歳ぐらいに見える。
だが、アルコールも置いてある店だし、そもそも午前1時をまわっている。少女という歳ではないのだろう。

黄金色のランプの明かりの下、彼女は、せっせとノートに文字だか数字だかを、書き込んでいる。そして、時おり、机に積まれた分厚い本と照らし合わせて、目の前のドリンクを一口。
そしてまた、細い足であぐらをかいたまま、ノートへ向かうのである。

僕は、ある小説の一節を思い出す。「今は、こんな美しいものを手に入れる余裕はない……」。
そんな光景を、まぶたの裏に印画されたまま、まだ熱の残る夜道を歩き出した。

|

« ■マイマイ・ノット・ファイナル■ | トップページ | ■B★RS■ »

コメント

徳島と言えば、コレですね。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20091012_machiasobi_day2/

イベント終了後にネットで知って、当時死ぬほどに悔やみました。
だってこんな挑戦的な事、普通考えないじゃないですか。
何が起こっているのか、誰が起こしているのか、生の空気を掴みたかったですよ。

投稿: てぃるとろん | 2010年7月26日 (月) 20時06分

■てぃるとろん様
去年のマチアソビの記事ですね。

今日、県の方から、いろいろ聞いてきました。今年も、「まさか!」というゲストが、大勢、きますよ。8月1日、発表です。

東京じゃ、利害がぶつかって、無理なイベントですね。「地方ならでは」と県の方が、おっしゃってました。

投稿: 廣田恵介 | 2010年7月26日 (月) 20時38分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■納得のいく、やさぐれ方■:

« ■マイマイ・ノット・ファイナル■ | トップページ | ■B★RS■ »