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2010年7月24日 (土)

■マイマイ・ノット・ファイナル■

このシールは、昨晩の「大人のためのマイマイ・ナイト・ファイナル」最終日のため、友人のギムレット100724_21400001氏が手づくりしたものです。
彼が一人で100枚プリントし、そのシールをラピュタ阿佐ヶ谷のスタッフが、使い捨てコップに手で貼って、上映後に、観客とスタッフ、みんなでカンパイ。

で、阿佐ヶ谷から帰ってきたのが、翌朝の7時ぐらい。
最後に残ったのは、男ばかり5人。うなぎの寝床のような居酒屋で、もう高くなった太陽のもと、「まだまだ」と杯をかたむける宣伝スタッフ、ほうふ日報のN記者。

結局、こういうしぶとい人たちが支えてるんだよなあ……。
監督は、カンパイの前に「僕らが、どんなにフラフラになってもリングに立っていられるのは、僕らの力じゃありません。観客の皆さんの力です」とおっしゃったけど、決して、それだけではないです。
エイベックスさんもマッドハウスさんも、事あるごとに、上映の場に足を運ぶんですよ。何しろ、吉祥寺のドカン実演のとき、机運んでくれたのが、岩瀬プロデューサーでしたから(笑)。

彼らが、もし観客を見捨てたり、現場に立ち会わなかったら、結局、僕らも白けてしまって、「もういいや」となっていたと思う。
そして、それが彼らの「仕事」であることも大事。何というかね。観客の熱意や善意だけでは、ここまで来られませんよ。いつでも、作品と観客に「仕事」として付き合っているスタッフがいるんだよと、そのことを言いたい。
この目で、彼らが働いているのを、見てきたましたからね。


それと、現在になっても、「今日、初めて『新子』を見た」という人が、まだかなりいたことが、驚きでした。リピーターばかりだと意味ないんで。

広島のサロンシネマでも上映がはじまりましたが、各地の公民館などでも、いくつか上映されるみたいですね。
そうやって、どんどん追いきれなくなっていく……というのも、健全なことだと思うし。責任を持つのも大事だけど、作品は一人歩きしてナンボとも思うし。

ただ、いろいろなものを蕩尽したり、消費したりするだけでなく、頭で考えるだけでなく、世の中を見て歩かなければ。ちゃんと、世の中と問答しなければ。――何だか、この作品の端っこに関わってみて、そんなことを学んだ気がします。
というわけで、明日は徳島へ飛びます。飛行機は2年ぶり。


『ギャラクティカ』は、シーズン4の第二巻発売をもって、しっかり完結。
100724_223700019月4日には、スピンオフ『THE PLAN』が放映されます。ということは、DVDも当然……で、こちらも、しばらく続きそう。
(←外箱のデザインがいいので、捨てられない)

僕は、この作品の感傷的なところが好きです。というより、作品でも何でも、感傷的な方が好きです。

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コメント

お久しぶりです。廣田さん。
DVDが発売・レンタルされて、やっと観られるという方も居ました。映画館だけの上映でもいいのではないかと思ったこともありますが、この作品への期待や再び観たいという方も多いということが良く分かりました。

実際に、自分の足で運ばないと分からないものは宝塚の上映の際に結構感じましたね。図書館でチラシを置いて頂いたり、TSUTAYAで告知してくれないかと相談したり(こちらはだめだったのですが)実際に、やってみて分かることも多かったですね。

なにはともあれ、DVD発売が嬉しいです。明日、届くはずなのだが、ヤマトがへんなところでストップしていて不安…

投稿: 山上 龍也 | 2010年7月25日 (日) 18時19分

■山上 龍也さま
ご無沙汰してます。
僕はサンプル版をいただいたのですが、たぶん、見ないような気がします(笑)
ただ、大きな意味では、レンタルでようやく見られた方もいるようだし、良かったと思っています。

ただ、「DVDで終了」というニュアンスが濃厚な気がして……ラピュタ阿佐ヶ谷の石井支配人が「20年後、30年後に上映したい」とおっしゃってましたが、そういう方が、この映画にはマッチするような気がします。

>実際に、自分の足で運ばないと分からないものは宝塚の上映の際に結構感じましたね。

僕らが、そうやって関与できるチャンスをくれた映画でもあった、と思います。
別の何かをするときに、体験は必ず役立ちますからね。

早く届くといいですね。

投稿: 廣田恵介 | 2010年7月26日 (月) 18時01分

廣田さま

ようやく、ようやく自分も地球に辿り着きました。
自分の船もここまでが限界みたいです。
感極まってしまい、僕はもう感想すら言う力も残っていませんが、ただ、とにかく廣田さんにはお伝えしたく、コメントさせて頂きました。
しばらく私生活がフワフワしそうですわ^^;(このイメージ、伝わりますかね??)

>僕は、この作品の感傷的なところが好きです。

同意です。
シチュエーションは違えど、彼らと同じような経験をしてきたのだと思います。この胸の痛みはその証拠かな、と。

なんだか今夜は久しぶりにゆっくり眠れそうです。

投稿: かまタロウ | 2010年7月26日 (月) 23時52分

■かまタロウ様
僕だって、最終回のあの開放感は、いまだに言葉に出来ませんよ。

>このイメージ、伝わりますかね??

初めて最終回を見たときは、ただ呆然として、何となく、フラッと散歩に出たのを覚えています。
部屋にいるのが、なんかバカバカしくなって。

>自分の船もここまでが限界みたいです。

もう、ジャンプする必要、ありませんからねー。
“ハスカー”とオンボロ艦の別れのシーンは、大好きです。そこにはさまれる回想も。

おっしゃるとおり、どこかで似たような体験をしてきたんだと思います。
だから、ある程度の年齢にたっしてないと、受け入れられないドラマなのかも知れません。

そうだとしても、『ギャラクティカ』を見てないのは、人生の喪失だと思ってしまいます。

投稿: 廣田恵介 | 2010年7月27日 (火) 02時48分

廣田さま

>“ハスカー”とオンボロ艦の別れのシーンは、大好きです。そこにはさまれる回想も。

自分もこのシーン好きです。
余談ですが、自分の13年オチのオンボロ愛車をギャラクティカに重ね、愛しく思いました。
家族には買い替えろと言われてますが、ここだけの話、限界まで乗るつもりです(苦笑)

カーラは、最初の頃は苦手だったんですよね。なんだこの粗暴な女は!?と。
しかし、今ではもう・・・
もっと早く気付けばよかった・・・

>『ギャラクティカ』を見てないのは、人生の喪失

自分も本当にこの作品に触れられて嬉しいです。
自分が死んだときは、絶対にギャラクティカDVDボックスは一緒に棺桶に入れてもらいますよ!

残りの人生、あといくつこんな物語と出会えるのだろう。

投稿: かまタロウ | 2010年7月27日 (火) 22時36分

■かまタロウ様
僕は、メカにはまったく疎いのですが、老パイロットが、旧型機で、老朽艦に別れを告げる--何か、普遍的なものを感じるのです。

>13年オチのオンボロ愛車

細かい傷には、「生きているパテ」を塗ってください。成長すると、軟骨のようになります。

>カーラ

やっぱり、奇跡の帰還を果たしてから、彼女の本当の魅力が、生きてきますね。
デミトリアス号のあたりなんて、もはや涙なしに見られないです。

>残りの人生、あといくつこんな物語と出会えるのだろう。

まさに、「物語」の可能性を、拡張した作品だと思います。
ハリウッド映画が行き詰っているのに、この作品だけ、ぐいぐい先へ行ってしまった感がありますね。

このDVD-BOXには、映画30本以上のアイデアが詰まっていると思います!

投稿: 廣田恵介 | 2010年7月27日 (火) 23時54分

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