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2010年7月 2日 (金)

■7月のメモ「失恋まぎわの悪あがき」■

5月に『マイマイ新子と千年の魔法』を上映した、新潟シネ・ウインドさんが、「月刊ウインド」を送ってくださった。
100702_21000001 表紙が『武士道シックスティーン』だからといって、喜んでいる場合ではない。
片渕監督の舞台挨拶の様子が、詳細にレポートされているのだ。新潟限定ポストカードや、展示物の写真まで載っていて、本当にこの映画は、ほかにない運命をたどっているよなあ……と。


山下リオ主演の『RISE UP』を借りてきたので、それを早く見たいのでありますが、いまだ『宇宙ショーへようこそ』を見に行ってない私は、なにやら戦犯扱いされているようで。

前にも書いたことだけど、「いい映画だな」と思ったら、友達に宣伝しまくるとか、大声で応援するのが基本じゃないの? 「無知蒙昧な劣化オタクどもが、萌えアニメにしか興味を示さないせいで、不入りなんだ」という論調は、陰謀説にしか聞こえない。

僕、『新子』をまったく知らない人たち、20人以上、劇場へ連れて行ったよ。そういう、個々の行動を重ねないと、状況なんか改善されないよ。
僕が気になるのは、『宇宙ショー』の現状を嘆いている人たちが、「他人のせい」にしがちなところです。映画に感動しようが退屈しようが、すべては、あなたと映画の関係なんですよ。

「良かった、感動した」って心の動きは、他人からは、見えないんです。あなただけのもの。
あなたにしか見えないなら、あなた自身が、行動で示すしかない。


僕、ブログで映画のこと書いてるけど、本当につまんなかった映画は、タイトルすら書かないよ。内容も、どんどん忘れていく。
悪口が好きな人は、「星半分です」とか「最悪、金かえせ」とか書くんだろうけどね。僕は、別に映画に答えがあるとは思ってないし、答えを求めてもいないので。

仕事が一段落した日、ダッシュで見に行ったのは『さんかく』だった。でもこれ、2週間のレイト336066_001ショーで終わっちゃうんですよ。お客さんも、20人前後。
でも、その20人は、本当に『さんかく』を見たくて、時間をつくって来たお客さんなんだよ。「見るべき人は、ちゃんと見ている」ということ。

それが分かるから、『さんかく』は、これでいいんです。
『マイマイ新子』の時はね、「俺と『新子』の関係は、こんなもんじゃねえぞ!」って思ったから。失恋まぎわの悪あがき、みたいな気持ちが沸き起こった。やっぱりそれは、自分の心の中からしか、出てこないんですよ。

問題がどこか別のところにある、と考えてしまうのが、そもそもの問題だと思います。 

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コメント

>「無知蒙昧な劣化オタクどもが、萌えアニメにしか興味を示さないせいで、不入りなんだ」

いやあ、これ聞いて思ってもいなかった事なんで本当、ビックリしちゃったんだよね。

逆に言いたいこともこれきっかけにムクムクと頭をもたげて来たんだけど、まだ上手く言葉が紡げてないです。

投稿: てぃるとろん | 2010年7月 3日 (土) 10時01分

■てぃるとろん様
僕はむしろ、あなたが『宇宙ショー』のわさびふりかけを取り寄せたとか、サントラがどうとか話している方が、「ああ、楽しそうにしてるなあ」という気持ちになれるんですよ。

「何だ、『宇宙ショー』好きなやつらって、楽しそうじゃん」と思わせるのが、最大の宣伝じゃないですか。

しかつめらしく、「問題はどこだ?」「見に行かない連中は誰だ?」なんて言われて、お客さんが増えるわけないじゃん……

投稿: 廣田恵介 | 2010年7月 3日 (土) 16時48分

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